大空を青薔薇で染め上げ
銀色の人工太陽をつるした
そうすればすべてが
俺の思い通りになると
思ったから
嘘を本当にするために
灰色の闇を放つ
人工太陽がある限り
おれは永遠に幸福なのだ
みんなが俺にひれ伏す
あれこそが
魂の聖者だと
背後に横たわる
灰色の俺の影の中で
金魚のような心臓が
かすかな溜息をついても
振り返ってはならない
おれは
すべてを支配できる
神なのだ
神なのだ
神なのだ
神
なのだ
これも書類ケースの中から発掘しました。かのじょの作品です。
ヤフーブログをやってた頃に発表したものだから、2012年ごろの作品ではないかな。
オイルパステルと色鉛筆で描いた天使。かわいいですね。
こんなかわいい絵、今描こうと思ってもなかなか描けません。何とかみんながんばっていますが。
他にも発掘品があるので、またここで発表したいと思います。
今日はこの存在の誕生日です。62歳になりました。
かのじょが、事実上死んだのが、51歳の誕生日でしたから、もうそれから11年が経ったことになりますね。早いものだ。
多重人格活動という、この肉体と人生を使ったわたしたちの活動も、11年の間に、だいぶ落ち着いてきました。最初のころは、みなが争うように出てきたりしていましたがね、今はアンタレスを中心に、比較的穏やかに、皆でやっています。
主体は皆でかわりばんこにやってますが、今は少し回転が速いですね。一日どころか数時間で交代することがあります。やはり、自分とは全く違う、かのじょの人生を生きるのは、わたしたちもきついのです。
自分らしいことは全くできない。切り絵や色鉛筆の絵なども、かのじょに合わせて、みな苦労しながらやっているのですよ。
天使はみな痛い男ですから、かのじょのようにおとなしい女性の人生をやるのは、結構つらいものがあるのです。
それでも、何とかやっていけるのは、みなかのじょを愛しているからです。互いに協力し合い、苦手なところは補い合って、何とかこの人生をやってゆく。
この人生をわたしたちにくれたかのじょのためにも、最後まで美しく生きていきたいですね。
神に逆らい
偉大なる馬鹿と称して
やったことすべての
責任をとれ
愛よりも
虚無のほうがすごいのだ
神よりも
馬鹿のほうが賢いのだと
偉そうに言って
すべての人間をだましてきた
愚かな活動の
すべての責任をとれ
この愛の世界で
破壊の限りを尽くし
神の蔵から盗んだ黄金で
幻の栄華を築き
馬鹿が偉いのだ
馬鹿こそがこの世の覇者なのだと
つかのまの勝利の美酒に濡れて
神から世界を盗もうとした
その責任をとれ
ごうつくばりの
悪魔よ
マラカイト、孔雀石。
緑に薄緑の縞があるきれいな石です。
月の世の物語に、孔雀石を魔を払う結界の魔法に使うというところがあるんですけど。
パワーストーンのHPを調べてみると、孔雀石には邪気払いの効果があるそうです。
本当かどうかしらないけど、すてきな偶然ですね。
嘘をついている自分を
許す野を求めて
ふらふらと虚空をさまよっている
魂よ
青い地球の裏側に
幻想の楽土を設定し
そこに永遠に逃げようとする
馬鹿者よ
過去の聖者の
寸言を縫い込んで作った
紫色のおまえの袈裟が
ぼろぼろに崩れてゆく
何もない虚空の心臓に
描いた金の仏像が
錆釘のように
劣化してゆく
愛ではないことを
積み木のように重ねて
建てた教会の尖塔が
真空の炎に燃えてゆく
嘘をついた自分を
許すために
永遠の暗闇に
溺れていくあほうよ
まだ振り返らないのか
おまえの
背後からささやく
白い薔薇のためいきに
まだ振り返らないのか
新しいカメラを買いました。四万円程度のコンデジですけれど。
うれしくて写真撮りまくってます。そのカメラで撮った写真を今日はあげましょう。
最初はヤナギハナガサ。
ヤナギバルイラソウ
カタバミ
セイヨウタンポポ
マルバアサガオ
アジサイ
オブシディアン、黒曜石。
ほんとはもっと、深く黒いのですけど、黒い色鉛筆で塗り込むと絵がきつくなる感じがして、下に焦げ茶色を塗り込みました。
相変わらず花はチューリップばかりですね。でも赤いチューリップだと黒とけんかするような気がして、ピンクにしました。
黒曜石にも、パワーストーンの意味とかあるらしいけど、眉に唾してます。あまり信じてません。
でも磨いた黒曜石はとてもきれいです。確かにこんなのを見ると、何かが心にしみこんでくるような気がしますね。
書類ケースの中から発掘しました。かのじょの作品です。
「ヴァイオリンを弾くピエロ」とでも題したいところですが、確かかのじょはこんなタイトルをつけていたような記憶があるので。
年月が経って色が少し褪せてしまいましたが、かわいいですね。
他にも発掘品があるので、また紹介したいと思います。