遅れ馳せながら、皆さま、新年明けましておめでとうございます。
今年の日本のお正月は、雪の降る地域が例年になく多かったと聞いています。
こちらイスラエルは、雪ではなく雨降りの年明けでした。
イスラエルは国民の大半をユダヤ教徒が占めているせいか、西暦のお正月のお祝いは基本的に行ないません。一部のクリスチャンや外国人、都心の若者が祝う以外は実に淡々と新年を迎えます。
その証拠に、世界中が大晦日だろうが元旦だろうが、大人たちは仕事に出かけ、子供たちは学校に通い、極めて普段通りの日常を送ります。
ただし、今年は違っていました。なぜかというと、西暦の元旦がユダヤ教の安息日と重なったため、ひとまず休日ムードには包まれたからです。
「おせちがない。でもお正月気分は味わいたい。」
ということで、急遽、家族でイスラエル北部に2泊3日の小旅行へ出かけることにしました。
この時期、イスラエルはヨーロッパとアフリカを往来する渡り鳥の通り道になり、北部の湿地帯にたくさんの渡り鳥が休息を取る場所があるとの情報をキャッチ。
聞くところによると、なんと年間におよそ5億にも上る数の鳥たちがイスラエルを往来するのだそうです。当然、世界でも指折りの渡り鳥の中継場所なのだとか。
その保護地区に到着し、ゴルフ用のカートで園内を走り始めて間もなく、ガァガァと実に賑やかな鳴き声が聞こえてきます。
声のする方へ行くと、遠くに渡り鳥の大群を発見。望遠鏡で覗くと、大きな鶴が何百羽と沼地でひしめき合っているではありませんか。
空を見上げれば列をなして飛ぶものたちもあり、まさに絶景。
その他にも珍しい形や色の鳥たちをあちらこちらで観察することができました。渡り鳥以外にも野生のタヌキやビーバーの親子をすぐそばで見ることもでき、思わず子供たちと一緒になってはしゃぐ私。
中でも最も心に残ったものは、ひっそりと静まり返る広い池の真ん中に佇む一羽のフラミンゴ。太陽が傾きかけた空と同じ淡いピンク色がなんとも美しく魅了します。
その日、私たちはレバノンとの国境近くにある丘の上に宿を取りました。
夜空にはいつもの見慣れたオリオン座。
でも、その晩はその周りに普段は見かけない星がたくさん輝いています。丘の上にいるからなのか、空気が澄んでいるからなのか、星が近くに感じられました。
宿のご主人が「すぐあちらに見えてるのはレバノンの街灯りだよ」と教えてくれます。
これも平和な今だからこその景色。実はここ、有事にはミサイルが飛び交うような一帯です。
街の灯りの下にはそれぞれ、何気ない家族の団欒があるのでしょう。それは国境の向こう側とて同じこと。そこに見えるのは、その日常がいつまでも平和のうちに守られるようにと願わずにはいられないどこか懐かしい温もり。
翌朝は宿の庭先でゴラン高原を望みながら少し遅めの朝食。新鮮な野菜と果物、焼きたての手作りパンに朝から食が進みます。
昼過ぎに宿を後にし、もう一日イスラエル北部を旅しましたが、行く先々で出会う豊かな自然に身も心も芯からリラックス。
とても思い出深い旅になりました。
その一部を写真でご紹介します。
まるで天空の地のような景色
水面に映る雲
山肌のあたりに点々と見える黒い影は鶴の連帯
羊のような白い仔牛
イスラエル式朝食
ゴラン高原を眺める
丘の上の木
最後になりますが、新たな一年が皆さまにとって健やかで幸多き日々となりますように。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
ナマステ&シャローム
Nozomi
今年の日本のお正月は、雪の降る地域が例年になく多かったと聞いています。
こちらイスラエルは、雪ではなく雨降りの年明けでした。
イスラエルは国民の大半をユダヤ教徒が占めているせいか、西暦のお正月のお祝いは基本的に行ないません。一部のクリスチャンや外国人、都心の若者が祝う以外は実に淡々と新年を迎えます。
その証拠に、世界中が大晦日だろうが元旦だろうが、大人たちは仕事に出かけ、子供たちは学校に通い、極めて普段通りの日常を送ります。
ただし、今年は違っていました。なぜかというと、西暦の元旦がユダヤ教の安息日と重なったため、ひとまず休日ムードには包まれたからです。
「おせちがない。でもお正月気分は味わいたい。」
ということで、急遽、家族でイスラエル北部に2泊3日の小旅行へ出かけることにしました。
この時期、イスラエルはヨーロッパとアフリカを往来する渡り鳥の通り道になり、北部の湿地帯にたくさんの渡り鳥が休息を取る場所があるとの情報をキャッチ。
聞くところによると、なんと年間におよそ5億にも上る数の鳥たちがイスラエルを往来するのだそうです。当然、世界でも指折りの渡り鳥の中継場所なのだとか。
その保護地区に到着し、ゴルフ用のカートで園内を走り始めて間もなく、ガァガァと実に賑やかな鳴き声が聞こえてきます。
声のする方へ行くと、遠くに渡り鳥の大群を発見。望遠鏡で覗くと、大きな鶴が何百羽と沼地でひしめき合っているではありませんか。
空を見上げれば列をなして飛ぶものたちもあり、まさに絶景。
その他にも珍しい形や色の鳥たちをあちらこちらで観察することができました。渡り鳥以外にも野生のタヌキやビーバーの親子をすぐそばで見ることもでき、思わず子供たちと一緒になってはしゃぐ私。
中でも最も心に残ったものは、ひっそりと静まり返る広い池の真ん中に佇む一羽のフラミンゴ。太陽が傾きかけた空と同じ淡いピンク色がなんとも美しく魅了します。
その日、私たちはレバノンとの国境近くにある丘の上に宿を取りました。
夜空にはいつもの見慣れたオリオン座。
でも、その晩はその周りに普段は見かけない星がたくさん輝いています。丘の上にいるからなのか、空気が澄んでいるからなのか、星が近くに感じられました。
宿のご主人が「すぐあちらに見えてるのはレバノンの街灯りだよ」と教えてくれます。
これも平和な今だからこその景色。実はここ、有事にはミサイルが飛び交うような一帯です。
街の灯りの下にはそれぞれ、何気ない家族の団欒があるのでしょう。それは国境の向こう側とて同じこと。そこに見えるのは、その日常がいつまでも平和のうちに守られるようにと願わずにはいられないどこか懐かしい温もり。
翌朝は宿の庭先でゴラン高原を望みながら少し遅めの朝食。新鮮な野菜と果物、焼きたての手作りパンに朝から食が進みます。
昼過ぎに宿を後にし、もう一日イスラエル北部を旅しましたが、行く先々で出会う豊かな自然に身も心も芯からリラックス。
とても思い出深い旅になりました。
その一部を写真でご紹介します。
まるで天空の地のような景色
水面に映る雲
山肌のあたりに点々と見える黒い影は鶴の連帯
羊のような白い仔牛
イスラエル式朝食
ゴラン高原を眺める
丘の上の木
最後になりますが、新たな一年が皆さまにとって健やかで幸多き日々となりますように。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
ナマステ&シャローム
Nozomi
面積では日本の四国くらいのサイズだというけれど、東西南北それぞれが多様な姿を見せてくれるよ。
おまけに食べることにかんしてはかなり積極的かつ能動的なお国柄。
食いしん坊さんにはたまらないスポットかもしれない。(笑)
こちらこそ、今年もどうぞヨロシクね☆
今年もよろしく。
素敵な風景。
平和を願わずにはいられない空気を感じます。
でも、イスラエル式朝食に目を奪われた、食いしん坊な私です。