Joy Yoga

中東イスラエルでの暮らしの中で、ヨガを通して出会う出来事あるいは想いなど。

アートワーク ~ビジョンマップ~

2011-03-09 04:33:17 | 日記
 今日は久しぶりに本格的なアートワークを行ないました。
 このブログでも毎度のように「ヨガ、ヨガ」と連呼していますが、実は私、アートセラピストという顔も持っております。
 
 今日は、昨年の春から毎週ヨガのレッスンに通ってくださっているTさんと共に、【ビジョンマップ】というのを制作しました。 
 今回のビジョンマップは「5年後、10年後のありたい自分」をイメージしたコラージュ作品です。
 
 おぼろげだったプログラムを週末のうちにほぼ固め、昨日はその最終確認。
 プログラムの内容、画材、Tさんの楽しんでいる表情などを思い浮かべているうちに、突如、絵を描きたい衝動に駆られ、夜更けに一人、オイルパステルを片手に盛り上がってしまいました。

 それがこの絵。




 さて、本日。
 朝、画材の準備をするだけで気分が上がります。



 まずは、ビジョンマップの制作の前に、これまでの半生を振り返って絵巻物風に表現。



 描き終えてから、各々の半生を絵を用いてシェアします。
 普段いつも丁寧でかつ優しい物腰のTさんにも、「勢いだけで、なーんにも考えてない時代」というのがあったことを知り、私はなんだかやけにホッとしたひとときでした。


 続いて本日のメイン、【ビジョンマップ】づくり。
 自分のこれまでの半生を振り返った後、5年後、10年後のこうありたいと思う自分のイメージを心に描き、それを踏まえた上で、気に入った切り抜きをピックアップして、自分の好きなようにコラージュしていきました。
  

 完成したTさんの作品です。タイトルは「Natural」。
 彼女のほんわかした佇まいがそのまま表れているような作品に仕上がっています。




 そして、私の作品。タイトルは「悟りへの道」…かな。ずいぶん雑多な感じの道ですが。
 どうやら、もうしばらくエスニックな場所で生きていくことになりそうな気配が満載の作品です。

 


 
 アートを介在すると、なんとなく話しづらいことも伝えやすくなります。言葉で多くを語らずとも、作品の持つエネルギーから相手の言わんとしていることを汲み取ることができる。
 

 おかげで今まで知らなかったことを知ることができ、お互いに対する理解や共感を深めることができたかな、という気がしています。



 今からおよそ一年前にテルアビブのカフェで偶然出会ったTさん。
 私の記念すべき最初のヨガの生徒さんでもある彼女。そのTさんにヨガを教えることを通じて、実は私自身がものすごくたくさんのものを学ばせていただきました。
 Tさん、どうもありがとう。

 初夏にイスラエルを離れ、またどこか新しい土地に行かれても、ヨガとアートの力を使って自分らしくいられるといいですね。
 それまで僅かですが、まだ何回かレッスンの機会が残っています。そのひとつひとつを共に楽しんでいきましょう。



ナマステ&シャローム
Nozomi

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
☆ mackey ☆ (Nozomi)
2011-03-11 05:38:58
「今までの自分のままで生きることがこんなにも難しいのか」って、この国に来た当時に痛感したよ。
当たり前のことが当たり前じゃなくなった時、そこには絶望もあり、チャレンジもあり。
でも結局は自分の本質に戻るしかないんだな、といい意味での諦めはついたかもしれない。

このブログには、私自身が大事なものを再認識する作業という意味合いもあるのだけれど、そこからさらに一人一人が何かを感じ取ってくれているのだとしたら、書き手としてはとても嬉しく光栄なことだよね。

引き続き、お楽しみください☆
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☆ 横さん ☆ (Nozomi)
2011-03-11 02:09:00
これは既存のふたつのプログラムを目的に合わせてブレンドしたものです。
それひとつでも充分なのだけど、今のTさんにはこのやり方がやり易いんじゃないかと思って。

アートセラピーにおいては自由な表現こそが重んじられ、技術の云々はまるで意に介さず。
上手い下手をジャッジメントされることがないから、安心してのびのびと表現できる。
本来、アートとはそういうものだったんだろうけどね。

横さんもそんな風に絵を描いてみると好きになるかもしれないよ。
うん、きっと好きだと思う。
ちなみに私もレシピを見ながらの料理は苦手です。(笑)
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ほんとうに、もう、 (mackey)
2011-03-10 23:45:26
ため息つきながら、いつも読んでるよ。

どこにいても、その人はその人であり続けるんだなぁ、
という当たり前のことを、日本にいると結構忘れちゃうからね。

どこまでもnozomiらしくてすばらしい。

こういうお話のまわりに、日常のいろんなことがくっついて実際の生活は成り立っているんだけれど、nozomiの文章を読んでいると、そういうことすら大事なキラメキに感じるのはなぜだろう。
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自由な味付け ()
2011-03-10 18:06:47
へぇ~。本当にそんな気持ちで読みました。
シナリオを描いてから、絵を書く。
初めてです、こういうの。
これはnozomiの独自のやり方ですか?
それともセラピストとしての?

実は小学校の時から絵が大嫌いです。
何故かと言うと、当時は景色や対象物見たままの絵を描くのが基本でしたが、その見たままに絶対に描けませんでした。
余談ですが料理は大好きだけどレシピが苦手です。
レシピのまま出来ないからです。
こう書いていて思うのは、きっと、こうであらねばならぬ、というままに出来ないんでしょうね。
絵を描く事に対して、あー私は全然ダメダメ、なんて思っていたけど、こんな自由な絵の書き方があったなんて!!
コレはワクワクしちゃう!
是非またアップして下さい。
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