5777年

今年は10月2日にユダヤ暦の新年を迎えた。
日が短くなり朝夕もずいぶんと涼しくなって、情緒的にも季節の区切りがついたせいか、これまでになくすんなりと新年を迎える気持ちになれた。
奇しくも今年は誕生日が重なったというのも大きいかもしれない。

5777年。太陰太陽暦でずっとこれを数えてきたのかと思うと気が遠くなりそうだ。ユダヤ暦の閏年は西暦とは異なり、まるっとひと月加えて13ヶ月とする大胆な調整法を取り入れている。同じ新年でも年によって西暦の9月にあったり10月にあったりするのはそのせいである。

新年を迎えた後は大贖罪の断食の日ヨム・キプールがあり、続いて仮庵の祭りスコットがある。
新学期が始まったと思ったらもう連休に続く連休である。
高校に上がってからは金土が休みで、祝日の前日も休みなので、わが家の子供達は今月は通常の半分しか登校しないことになる。

休みだらけの10月



西暦の2016年という響きにようやく慣れてきたところだというのにこちらは残すところ３か月。
歳を重ねると年月の流れが加速するようで、気づけばわが人生もすっかり秋めいてきた感じ。


Nozomi