週末に車で小旅行へ。
イスラエルは小さな国なので、大体車でどこへでも行ける上に、三大宗教の聖地だけあって歴史的な見所にも事欠かない。
先ずは海沿いを北上すること40分、ケイサリヤへ。
(日本語のガイドブックではカイザリヤとも呼ばれている。)
ここはローマ帝国時代に重要な海辺の拠点のひとつとして街づくりが進められ、当時の城壁や競技場、劇場などの建造物が残っている。
現在は国立公園として管理されていて、公園内には遺跡のほかレストランやカフェ、土産物店なども充実している。
午前中に到着したので、海を眺めながら遅めの朝ごはんを。
この日はとにかく海の青さに魅了された。
食べたのはここではないけれど、こんな感じの場所で食事
食後は車を東北東に走らせて初めてのナザレへ。
北方面に出かける時は道路標識で地名を目にする度に「お〜〜!」と思っていた場所。
世界中で一番知名度の高いであろう人物イエス・キリストが生まれ育った街である。
この街は小高い山の上にあり、車で登っていくうちに段々とアラブ風の街並みになる。ここにはイスラム教徒とキリスト教徒が半々くらいの割合で暮らしているのだそう。
そろそろ旧市街というところでモスク。
車を止めて最初に目指したのは、聖ガブリエル教会。
ここはギリシャ正教会がマリアの受胎告知を記念して17世紀に建てた教会。
こじんまりとしているが、地下にマリアの井戸の水源があり、その水を求めてくる信者でごった返していた。
聖ガブリエル教会外観。
天井も壁も宗教画で埋め尽くされている。
聖水を求めて並ぶ人々。
一方、少し離れた場所にあるマリアの井戸は完全に干上がっていた。
続いて、もうひとつ、マリアの受胎告知を記念して建てられた教会、その名も受胎告知教会へ。
ここはローマ時代に最初の建物が建てられ、以降増築や改築を繰り返しながら(なのかな?)、完成したのはわずか50年前だとか。
中近東では最大級の大きさを誇るという。
あまりにも大きすぎてカメラに収まりきれない正面。
横からも撮っても収まらない。
教会内。
ステンドグラス。
日本人画家長谷川路可の『華の聖母子』
外壁の内側にも様々な宗教画が展示されている。
旧市街には市場もあり、そこを歩いているとひょっこり小さな教会に出くわす。
一般住宅の門かと思うくらい簡素だが、ここでイエスが自らをメシア、つまり救世主だと語ったのだそう。
その名もシナゴーク教会。なんだかややこしいが、ユダヤ教のシナゴークだった場所で、安息日に「私がメシアだ」とイエスが語ったので、キリスト教の施設になったのだろうと思われる。
シナゴーク教会。
門は開いていたが、建物は施錠されていて入れず。
その場に居合わせた人々にはイエスの発言はものすごく衝撃的なものだったんじゃないだろうかと思う。そのどよめきは市場の石畳の狭い通路を駆け抜けていったのだろうな。
他にも見所が色々あるようだったが、くねくねと入り組んだ小道で迷い、おまけに急な坂道だらけで歩き疲れたので、その日は明るいうちに退散することにした。
聖書に出てくる地名が実存している不思議、イエスが歩いたかもしれない道を歩く不思議に、キリスト教徒じゃなくてもロマンを感じる小旅行だった。
Nozomi
イスラエルは小さな国なので、大体車でどこへでも行ける上に、三大宗教の聖地だけあって歴史的な見所にも事欠かない。
先ずは海沿いを北上すること40分、ケイサリヤへ。
(日本語のガイドブックではカイザリヤとも呼ばれている。)
ここはローマ帝国時代に重要な海辺の拠点のひとつとして街づくりが進められ、当時の城壁や競技場、劇場などの建造物が残っている。
現在は国立公園として管理されていて、公園内には遺跡のほかレストランやカフェ、土産物店なども充実している。
午前中に到着したので、海を眺めながら遅めの朝ごはんを。
この日はとにかく海の青さに魅了された。
食べたのはここではないけれど、こんな感じの場所で食事
食後は車を東北東に走らせて初めてのナザレへ。
北方面に出かける時は道路標識で地名を目にする度に「お〜〜!」と思っていた場所。
世界中で一番知名度の高いであろう人物イエス・キリストが生まれ育った街である。
この街は小高い山の上にあり、車で登っていくうちに段々とアラブ風の街並みになる。ここにはイスラム教徒とキリスト教徒が半々くらいの割合で暮らしているのだそう。
そろそろ旧市街というところでモスク。
車を止めて最初に目指したのは、聖ガブリエル教会。
ここはギリシャ正教会がマリアの受胎告知を記念して17世紀に建てた教会。
こじんまりとしているが、地下にマリアの井戸の水源があり、その水を求めてくる信者でごった返していた。
聖ガブリエル教会外観。
天井も壁も宗教画で埋め尽くされている。
聖水を求めて並ぶ人々。
一方、少し離れた場所にあるマリアの井戸は完全に干上がっていた。
続いて、もうひとつ、マリアの受胎告知を記念して建てられた教会、その名も受胎告知教会へ。
ここはローマ時代に最初の建物が建てられ、以降増築や改築を繰り返しながら(なのかな?)、完成したのはわずか50年前だとか。
中近東では最大級の大きさを誇るという。
あまりにも大きすぎてカメラに収まりきれない正面。
横からも撮っても収まらない。
教会内。
ステンドグラス。
日本人画家長谷川路可の『華の聖母子』
外壁の内側にも様々な宗教画が展示されている。
旧市街には市場もあり、そこを歩いているとひょっこり小さな教会に出くわす。
一般住宅の門かと思うくらい簡素だが、ここでイエスが自らをメシア、つまり救世主だと語ったのだそう。
その名もシナゴーク教会。なんだかややこしいが、ユダヤ教のシナゴークだった場所で、安息日に「私がメシアだ」とイエスが語ったので、キリスト教の施設になったのだろうと思われる。
シナゴーク教会。
門は開いていたが、建物は施錠されていて入れず。
その場に居合わせた人々にはイエスの発言はものすごく衝撃的なものだったんじゃないだろうかと思う。そのどよめきは市場の石畳の狭い通路を駆け抜けていったのだろうな。
他にも見所が色々あるようだったが、くねくねと入り組んだ小道で迷い、おまけに急な坂道だらけで歩き疲れたので、その日は明るいうちに退散することにした。
聖書に出てくる地名が実存している不思議、イエスが歩いたかもしれない道を歩く不思議に、キリスト教徒じゃなくてもロマンを感じる小旅行だった。
Nozomi
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