私は時折、ふと、とてつもない虚しさに襲われることがあります。
大げさに言えば、自分の存在価値を見失うといった感じでしょうか。
きっかけはその時々で異なりますが、とても些細なことで心がくじけてしまうことが少なからずあります。
誰かと自分を比べても仕方のないことだし、今ある自分とその自分を生かしてくれているすべての存在に感謝をすべきことであることは十分に分かっていても、何かをきっかけにもがき始める存在が心の片隅に住み着いています。
女性の社会進出がめざましい今日、大きな夢を描き、それを実現する喜びを多くの女性が味わえるようになりました。
それを見て「すごいな。素敵だな。」と感じると同時に、私は「さて、自分は?」と我を振り返ります。このパターンは、いつの頃からか身についてしまった癖のようなもので、どんなに振り払おうとしてもなかなか消え去ってくれません。
そして、夢を追いながら日常の中でくすぶり続けている自分が今イチに思えて、瞬く間に自信喪失。とりわけ慣れない土地に移り住んできてからは、思い通りにいかないことがたくさんある中での家事と育児の毎日。手に入れかけた夢がうんと遠のいてしまったように感じられて、それがすなわち喪失感となって私を包み込んでしまうのです。
夢を思い描くこと自体はとても素晴らしいことだと考えています。私自身も色々な夢を思い描きながら、その都度、自分を鼓舞しつつチャレンジをし、昨日より成長した今日の自分に出会ってきました。その一方で、思うように夢が実現しないときには、自分を含めたすべてが受け入れ難く、「夢なんか持たない方が満たされるんじゃないか」とか「この世の中に私なんか無意味なんじゃないか」とさえ思えてしまうのです。
私にとって夢を抱くことは、「自己実現の喜び」と「自己否定」との背中合わせ。これが、いつも私を悩ませる夢のジレンマです。
だからこそ、私はヨガを続けているのかもしれません。他の誰かと比べたり競ったりしないで、今ここにある自分の存在を十分に感じることのできるヨガを。
自分に今与えられているすべてに感謝をしつつ、その中で尚も自分を高めていこうとする姿勢を忘れないために。
今日は、私の親しい友人が夢を叶えて出版した本の紹介をしたいと思います。
一冊目は私の中学一年からの友人、有田直子さんが著した『昏睡Days』(書肆侃侃房)。
彼女とは音楽の趣味が合い、バンドブームだった中学・高校時代には、よく一緒にライヴに出かけた仲。大学では互いの進路が東京と福岡とで離れてしまい連絡も疎通となりましたが、この本に書かれている「昏睡Days」とはちょうどその頃のお話です。
健康そのものだった彼女がある日突然くも膜下出血に倒れ、瀕死の状態で病院に運ばれ、長期にわたり昏睡状態に陥っていたときのことが綴られています。傍目にはいわゆる「意識不明」の状態ですが、彼女の記述によると、昏睡した中で彼女は、いつもと変わらない毎日を送っている夢を延々と見続けていたそうです。
彼女はその後、奇跡的に回復をし、今現在は不自由があるものの、持ち前のあっけらかんとした性格で次々と夢を実現させています。その姿に私はいつも元気を与えられています。
そして二冊目はオズボーン・未奈子さんの『VEGGIE DISCOのレシピノートから くり返し作りたい“自然おやつ”』(毎日コミュニケーションズ)。
こちらは表紙を見るからにおいしそうなおやつの数々です。彼女とは長男を出産したときに、病院の同じ部屋でベッドを隣り合わせた仲。単に国際結婚というキーワードだけでなく、何やら理屈抜きにものすごく波長が合い、すっかり意気投合。以来、家族ぐるみで仲良くさせていただいていますが、彼女の作る料理は本当においしくて体に良いのはもちろん、心にもとても優しいのです。
今や三人の男の子のお母さん。忙しい最中にあっても、料理をただの家事のひとつに終わらせない彼女のクリエイティビティはもはやアーティストの業だと私は思っています。
二冊ともアマゾンで購入可能です。
くすぶりでも何でもいいから、自分の中にある夢が燃え尽きないように、とにかく守っていかなくては「その日」はやって来ない。
ナマステ&シャローム
Nozomi
大げさに言えば、自分の存在価値を見失うといった感じでしょうか。
きっかけはその時々で異なりますが、とても些細なことで心がくじけてしまうことが少なからずあります。
誰かと自分を比べても仕方のないことだし、今ある自分とその自分を生かしてくれているすべての存在に感謝をすべきことであることは十分に分かっていても、何かをきっかけにもがき始める存在が心の片隅に住み着いています。
女性の社会進出がめざましい今日、大きな夢を描き、それを実現する喜びを多くの女性が味わえるようになりました。
それを見て「すごいな。素敵だな。」と感じると同時に、私は「さて、自分は?」と我を振り返ります。このパターンは、いつの頃からか身についてしまった癖のようなもので、どんなに振り払おうとしてもなかなか消え去ってくれません。
そして、夢を追いながら日常の中でくすぶり続けている自分が今イチに思えて、瞬く間に自信喪失。とりわけ慣れない土地に移り住んできてからは、思い通りにいかないことがたくさんある中での家事と育児の毎日。手に入れかけた夢がうんと遠のいてしまったように感じられて、それがすなわち喪失感となって私を包み込んでしまうのです。
夢を思い描くこと自体はとても素晴らしいことだと考えています。私自身も色々な夢を思い描きながら、その都度、自分を鼓舞しつつチャレンジをし、昨日より成長した今日の自分に出会ってきました。その一方で、思うように夢が実現しないときには、自分を含めたすべてが受け入れ難く、「夢なんか持たない方が満たされるんじゃないか」とか「この世の中に私なんか無意味なんじゃないか」とさえ思えてしまうのです。
私にとって夢を抱くことは、「自己実現の喜び」と「自己否定」との背中合わせ。これが、いつも私を悩ませる夢のジレンマです。
だからこそ、私はヨガを続けているのかもしれません。他の誰かと比べたり競ったりしないで、今ここにある自分の存在を十分に感じることのできるヨガを。
自分に今与えられているすべてに感謝をしつつ、その中で尚も自分を高めていこうとする姿勢を忘れないために。
今日は、私の親しい友人が夢を叶えて出版した本の紹介をしたいと思います。
一冊目は私の中学一年からの友人、有田直子さんが著した『昏睡Days』(書肆侃侃房)。
彼女とは音楽の趣味が合い、バンドブームだった中学・高校時代には、よく一緒にライヴに出かけた仲。大学では互いの進路が東京と福岡とで離れてしまい連絡も疎通となりましたが、この本に書かれている「昏睡Days」とはちょうどその頃のお話です。
健康そのものだった彼女がある日突然くも膜下出血に倒れ、瀕死の状態で病院に運ばれ、長期にわたり昏睡状態に陥っていたときのことが綴られています。傍目にはいわゆる「意識不明」の状態ですが、彼女の記述によると、昏睡した中で彼女は、いつもと変わらない毎日を送っている夢を延々と見続けていたそうです。
彼女はその後、奇跡的に回復をし、今現在は不自由があるものの、持ち前のあっけらかんとした性格で次々と夢を実現させています。その姿に私はいつも元気を与えられています。
そして二冊目はオズボーン・未奈子さんの『VEGGIE DISCOのレシピノートから くり返し作りたい“自然おやつ”』(毎日コミュニケーションズ)。
こちらは表紙を見るからにおいしそうなおやつの数々です。彼女とは長男を出産したときに、病院の同じ部屋でベッドを隣り合わせた仲。単に国際結婚というキーワードだけでなく、何やら理屈抜きにものすごく波長が合い、すっかり意気投合。以来、家族ぐるみで仲良くさせていただいていますが、彼女の作る料理は本当においしくて体に良いのはもちろん、心にもとても優しいのです。
今や三人の男の子のお母さん。忙しい最中にあっても、料理をただの家事のひとつに終わらせない彼女のクリエイティビティはもはやアーティストの業だと私は思っています。
二冊ともアマゾンで購入可能です。
くすぶりでも何でもいいから、自分の中にある夢が燃え尽きないように、とにかく守っていかなくては「その日」はやって来ない。
ナマステ&シャローム
Nozomi
なかなかしょっちゅうは会えないけれども、それぞれのハートの中には互いの居場所をしっかりと持っていられる。そんな繋がりを感じているよ。
次に会える時に、たらふくご馳走してもらうからヨロシクね。
つながっている、私の心にいつもいるのぞみちゃん。感動して泣いてしまいそうです。近くにいなくてもどかしいことはこんなうれしいことを言ってくれるのぞみファミリーのところへいって
飛んで行ってご飯を作れないこと。
ありがとうね。
そんな風に言ってもらえて、とっても嬉しいよ。ありがとう。
昔の私は、本を読むのも、文章を書くのもすごく苦手だったんだよ。
だから読書感想文というのが大嫌いでした。(笑)
日本語をあまり使えない生活を始めてしばらくして気付いたの。どんなに他の言語が上達しても、私には日本語でしか伝えられないことがあるってことにね。
自分の中に溢れだしてくる思いをただ素直に綴っているだけなんだけど、私が発信した言葉に共感してくれる人がいて、さらにその人たちの元気や勇気に繋がっていくのなら、それはまさに私の理想です。
どうしてこんなに文字で伝える力を持っているのだろうって。
素敵だな。あこがれちゃう。
読み応えあるし、心にびんびん響いてくる。
この力もどんどんブログ以外でも
お友達のように外に伝えていって欲しいな。
ファンだよ!!