ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

停年待望(つのぶえ2005.1.20)

2005-01-20 11:19:02 | つのぶえ
停年待望 師走に入り気分はすっかりアドベント(降臨節)。そこに、つのぶえ編集部から一月分の原稿依頼が飛び込んできた。締切は12月20日必着とのこと、さて困った。 というのは、この原稿を読む人たちは1月の気分で読むだろう。ところが、筆者は12月の気分で書く。このギャップをどう埋めるのか。こちらが読者の気分を先取りして、あたかも1月に書いているかのように書くべきか。あるいは、読む人たちの方が、この . . . 本文を読む

メッセージとしての幼稚園(つのぶえ01.08.20)

2001-08-20 11:15:14 | つのぶえ
メッセージとしての幼稚園 西大和双葉幼稚園の前身「聖ペテロ幼稚園」が奈良県知事(鈴木新太郎)から設立許可を受けたのは大正15年6月4日、そして、その7月6日に新しい礼拝堂の聖別式が行われ、9月から正式に開園している。 地方の小さな教会にとって礼拝堂の建設ということは資金的にどんなに苦労があったことだろうか。どんなに計算をしても成り立つ話ではない。しかし、彼らは信仰をもって推進した。「龍田聖ペテロ教 . . . 本文を読む

コゲラ (つのぶえ01.07.20)

2001-07-20 11:10:12 | つのぶえ
コゲラ 先日、礼拝堂の裏の土手に植わっている古木の幹に奇妙な穴を見つけた。古木自体は数年前に枯れているが、幹にはかつらの枝が絡みついておりあたかもそれ自体が生きているように見える。直径二センチ半ほどのまん丸の穴は、まるでやすりで磨いたように美しい。いろいろ想像しながら数日観察していると、やがてその秘密が明らかになった。きつつき科の小鳥コゲラが巣を作っていたのである。黒白の縞模様のかわいい小鳥が穴の . . . 本文を読む

献金考(つのぶえ1993.8.20)

1993-08-20 11:06:01 | つのぶえ
献金考(つのぶえ1993.8.20) ○全てのものは主の賜物。わたしたちは主から受けて主に献げたのです。アーメン。 ○献金において大切なことは、金額ではなく心である。喜んで献げるのでなければ、献金にならない。 ○献金は、自分の所得の中から自分に必要なものを使った後、残りを献げるのではなく、所得を得たら、先ず最初にするものである。  私の母は、父が給料を貰ってくると、献金の分を先ず分けて袋に入れ、次 . . . 本文を読む

遺骨考「つのぶえ」1988.9.20

1988-09-20 11:07:32 | つのぶえ
遺骨考「つのぶえ」1988.9.20 この夏、友人に誘われるままに、彼の墓参りに付き合うことになった。ほとんど一昼夜かけて、彼の郷里に出かけ、彼の先祖の墓を彼の家族とともに掃除をしながら、いろいろのことを考えた。いろいろの考えの中の一つを述べさせてもらいたい。 この考えの背景には、先祖の墓もなく、自分の墓を持つこともほとんど無理だと思われる人間の、ひがみもあるかもしれない。いや、はっきり言って、墓 . . . 本文を読む

神主・僧侶・そして牧師 (「つのぶえ」1987.2.20) 

1987-02-20 15:10:33 | つのぶえ
神主・僧侶・そして牧師 神棚と仏壇、それにいわゆるキリスト教の「家庭祭壇」とを、頭の中で比べながら、その本質と形とを考えてみると面白い。一体それらはそれぞれ何を形体化したものなのか。祭壇なのか。建物なのか。それとも宝物を入れた箱なの。  東南アジアの各地を歩いて、色々な所にある「拝所」を英語でなんと翻訳するか、ということを比較するのも面白い。こちらがシュライン(日本でほ「神社」と訳している)である . . . 本文を読む

出会いについて(「つのぶえ」1976.5.20)

1976-05-20 14:05:34 | つのぶえ
確か昭和33年頃であったと思う。佐古純一郎氏の「大いなる邂逅」が教文館より出版され、私は東京の新宿にあった聖書学院でそれをむさぼるようにして読んだ。当時、そこの学生であった私にとってそれは一つのショックであった。その理由は第一に、少し変な話ではあるが、私が属していた教団とそのグループ以外のところでこれ程明確な救いの体験がなされたということ、第二に、キリストの救いということにこれ程美しい文学的表現が . . . 本文を読む