このブログにも時々登場する福島園の福島君が彼のブログ( http://blog.100sho.net/ )で面白いことを書いている。序でに言っておくと、彼自身は自分の職業を「百姓」と言う。わたしもこの「百姓」という言葉が好きである。その福島君が宇根豊氏の著書「国民のための百姓学」を読んで、「食べものの安全性は、そんなに大切なものなのか?」と問いかける。この問いかけにわたしは驚いた。食の安全性に最も意欲的に取り組んでいるはずの彼である。彼の主張を読んで成る程と納得した。
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正直に言ってわたしは村上春樹さんの作品を手に取ったこともないし、未だに村上春樹さんと村上龍さんとの区別もつかない。むかし村上龍さんの『限りなく透明に近いブルー』(1976年、講談社)を読んだことがあるだけで、それもわたしの肌に合わなかったのでそれ以後は全然興味がなかった。最近、村上春樹さんが日本人の中でノーベル文学賞に最も近い作家であると聞いて調べてみてやっと村上龍さんとは違うのだということがわかった程度である。
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わたしが毎日読んでいるメルマガに「天木直人のメールマガジン――反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説――」というのがある。本日の記事に面白い記事が掲載されていた。
発売中の週刊現代3月7日号の中に「麻生退陣秒読み、石原伸晃政権3月誕生のウルトラC」という見出しの特集記事がある、とのこと。わたし自身は病院の待合室でしかその種の週刊誌は読まないので、その点は天木さんを信用するしかない。その記事の中の次にくだりに天木さんは注目したようだ。 . . . 本文を読む
いよいよ今週より大斎節が始まります。今年は特別な気持ちで大斎節を迎えています。百年に一度の大不況、今のところわたしの私的な生活にはその影響はほとんど及んでいませんが、じわじわと迫ってくる予感はしています。首相は脳天気ににこにこ笑いながら「百年に一度の大不況」などと言っていますが、こちらは生活を脅かされる「百年に一度の苦難」(もっとも百年も生きないので、百年に一度の苦難という言い方は変ですが、少なくとも一生に2度目の苦難)が押し寄せてきている感じです。 . . . 本文を読む
先日(2月12日)にこのブログで「東野圭吾の小説がおもしろい」という意味のことを書きましたところ、息子が「親爺、文庫本でもいいか」と言って、ドサッと東野圭吾の作品ばかり9冊も持ってきてくれた。全部で文庫本の頁で3978頁。
早速『白夜行』から読み始めたが、これがまた面白い。 . . . 本文を読む
歴史って面白い。後の時代の人が今日の日本の状況をどう描くのであろう。時代の大役者小泉元首相はロシアに外遊中。現首相の人気は大暴落。少しはましかと頼みにしていた中川財務相は酒の飲み過ぎで世界に大恥をかき、辞表を出す。 . . . 本文を読む
小泉元首相が自民党を内部から揺さぶるような発言をして、さっさとロシアに外遊してしまった。そして、国会では小泉さんが帰国するまで、補正予算案の最終決議を延期するという。何かおかしくないのだろうか。こんな時に、なぜ「外遊」なのか。それは国会議員として許されることなのか。まぁ、そんなケチなことを取り上げる気はないが、今頃何をするためにロシアに行っているのだろうかということが気になる。そのことについて、マスコミが何も伝えないので、いろいろ調べてみると、いろいろ面白いことが判ってきた。 . . . 本文を読む
一昨日から、咳、痰がひどく、少し頭痛がするので、医者からもらっていた風邪薬を飲み、昼食後から床についてしまいました。それでも、なかなか改善されませんので、家の者にヴィックス・ヴェポラップという胸に塗る咳止め薬を買ってきてもらって塗り、咳の方はやっと収まりましたが、少し熱もあるようなので、昨日は一日、ベッドの上で過ごしました。そうなると、今度は腰が痛くて、湿布薬を貼る始末でした。でもそのお陰で、今日は熱も下がり、機嫌良く起きることが出来ました。 . . . 本文を読む
毎年、この頃に発表されるサラリーマン川柳。この川柳は、その時の世相を映し出し、笑い飛ばす庶民のエネルギーが感じられ、楽しみにしています。今年も、とりあえず本日優秀作100句が発表されました。今年も、なかなか力作が揃っています。100句の中からベスト3を選びました。
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日本聖公会では2006年に新しい聖歌集が第56総会で承認され、各教会でも使用されている。新しい聖歌集では聖歌580曲のいわゆるチャントと呼ばれる礼拝用の歌が21曲、聖餐式用の歌が40曲プラス、その他に詩編歌が30曲プラスが納められ、たいしたものである。この聖歌集の編纂は1971年から始められているので35年かかっている勘定になる。随分時間と金と人力とをかけたものである。驚くというよりも、あきれる。
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すごい文章に再会しました。以前読んだときには、先を急いでいたためか、あまり注意を向けませんでしたが、今回はじっくりと読み返し、味わっています。田川建三さんの『キリスト教思想への招待』(勁草書房)です。この本の第1章で田川さんは「人間は被造物」ということについて論じています。そこで、田川さんはテルトゥリアヌスと同時代(3世紀)の護教家ミヌキウス・フェリクスの以下の文章を紹介し、かなり詳しく解説をしています。 . . . 本文を読む
数週間前から、下半身のしびれが始まり、それがだんだんきつくなるので、どうとう我慢が出来ず、日頃からつきあいのある整骨院の先生に相談したところ、いろいろ身体を調べてくれて、原因は腰周りの筋肉が弱って神経を圧迫しているいうことで、腰に晒しを巻く治療が始まりました。 . . . 本文を読む
先日(1月30日)このブログでご紹介した水村美苗さんが、ヘブライ語について次のように述べています。聖書学を専門にしている者たちにとってはいわば常識になっていることですが、非常に美しい言葉でヘブライ語の歴史についてまとめておられるのでメモしておきます。ただ、ここで水村さんが「国語」という言葉で言い表している内容は非常に深いということだけは付け加えておくべきでしょう。
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