ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

せんだん 1979.7.1

1997-07-01 13:58:45 | 嫩葉
せんだん 朝起きると、園庭の「せんだん」をしばらく眺めるのが日課になってきた。「せんだん」の枝は日々すごい勢いで伸びていく。この頃では牧師館の2階の窓いっぱいに広がり、向かいの家が見えないほどである。 「せんだん」と言うと、「栴檀は双葉より芳し」という言葉を思い出す。ここで言う「栴檀」とは、普通は「白檀」と呼ばれるもので、白檀材は芳香があり、堅くきめ細やかで光沢があり、仏像や、美術品の彫刻などに用 . . . 本文を読む

おべんとう 1997.6.1

1997-06-01 13:56:12 | 嫩葉
おべんとう 連休が終わると、お弁当が始まる。わたしは毎年、年少組の園児たちの初めてのお弁当を楽しみにしている。園児たちが楽しそうにお弁当を食べている姿を見ると、涙が出そうになるほど感動する。3才の幼児が一人でお弁当を食べている。箸やスプーンやフォークをもって、そこらじゅういっぱいに御飯粒やいろいろなものを散らしながら、楽しそうに食事をしている。中にはこの食事が母親から離れて、見知らぬ人々の間で食べ . . . 本文を読む

新学期 1997.5.1

1997-05-01 13:54:57 | 嫩葉
新学期 新学期が始まりました。10日が入園式で、11日から「戦争」が始まります。新しく入園した園児たちのうち何人かは、バスの中で、あるいは門の近くで思っきり泣きます。この光景を初めてみる人は驚きます。しかし、慣れた先生たちはこのシーンを新しい学期が始まったことを告げるラッパの音のように聞きます。 勿論、子どもにも色々個性があるし、親の方も多様であるので、泣く方がいいとか、泣かない子どもはしっかりし . . . 本文を読む

万物を甦らせる春 1997.4.1

1979-04-01 13:53:45 | 嫩葉
わたしは四季の中でも春が一番好きです。春のうちでも、新芽が一寸芽を出し始める頃、園庭の桜の枝先に淡い色を見出すとき毎年のように感激します。その時生命の輝きというか、力を感じます。不思議なもので、春が近づくと木々の幹や枝に張りが出て、みずみずしくなってきます。それが又何とも言えない感動を与えてくれます。「生きているって、すばらしい。」 この時期の園児たちは、まだ寒いのに、体の中から春を感じるのか、園 . . . 本文を読む