ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

今週のローズンゲン 05/13~05/19

2012-05-21 08:17:22 | ローズンゲン
losungenj 2012.05.13(sun)
わたしは慈しみ深く、とこしえに怒り続ける者ではないと、主は言われる。ただ、お前の犯した罪を認めよ。(Jer3:12-13)
ここをたち、父のところに行って言おう。「お父さん、わたしは天に対しても、またお父さんに対しても罪を犯しました。」(Luk15:18)
私の黙想:
「罪を認めたら赦される」という発想は神とイスラエルの民とのドラマに発する。ドラマの前提は神に対する具体的な罪である。しかし私たちの課題としての「人間の罪性」とは具体性に欠ける根源的なもの(伝統的には「原罪」と呼ぶ)である。原罪は懺悔のしようがない。これらを混同するところに、懺悔が形式化し、抽象化するベーシックな理由がある。

losungenj 2012.05.14(mon)
生ける神があなたたちの間におられたことが分かる。(Josh3:10)
使徒たちは、大いなる力をもって主イエスの復活を証しし、皆、人々から非常に好意を持たれていた。(Act4:33)
私の黙想:
どういう経験(出来事)によって「生ける神」を知ることが出来るのか。大問題である。色々可能性はあるであろうが、ここのテキストだけは頂けない。まぁ、古代の神話だから仕方がないが、元もと神信仰とはこういうものなのであろう。日本の「神風信仰」のようなものである。

losungenj 2012.05.15(tue)
わたしがお前たちの中に霊を吹き込むと、お前たちは生きる。わたしはお前たちを自分の土地に住まわせる。そのとき、お前たちは主であるわたしがこれを語り、行ったことを知るようになる。(Eze37:14)
最後の敵として、死が滅ぼされます。(1Cor15:26)
私の黙想:
霊が吹き込まれると「生きる」。霊とは神が私たちに吹き込む「いのち」なのだ。霊が吹き込まれることを「霊が降る」と外的出来事に置き換えたことによって、霊についての理解が変化した。「聖霊は命の与え主、父と子から出られ」、ここが聖霊論のポイントである。

losungenj 2012.05.16(wed)
主よ、御もとに立ち帰らせてくださいわたしたちは立ち帰ります。わたしたちの日々を新しくして昔のようにしてください。(Lam5:21)
イエスの言葉:ある人が羊を百匹持っていて、その一匹が迷い出たとすれば、九十九匹を山に残しておいて、迷い出た一匹を捜しに行かないだろうか。(Mat18:12)
私の黙想:
実に素直な悔い改めの言葉だ。細々として「罪」を羅列しない。ただ、あなたの元を離れたという事実だけを「悔い」、「昔のような」関係の戻りたいという。その意味では、これに「放蕩息子の悔い改め物語」を対応させていないのは非常に良い。

losungenj 2012.05.17(thu)
苦しむ人、乏しい人の正しさを認めよ。(Ps82:3)
わたしたちの主イエス・キリストが、あなたがたの心を励まし、また強め、いつも善い働きをし、善い言葉を語る者としてくださるように。(2Thes2:17)
私の黙想:
ここでは権力側におもねり、社会的弱者を犯罪人に仕立て上げる「不正な裁判」そのものが糾弾されている。詩人は「弱い人、貧しい人を救い神に逆らう者の手から助け出せ」と叫ぶ。ここでは、この不正な裁判を見てみぬふりをする者も糾弾されている。

losungenj 2012.05.18(fri)
今日、自ら進んで手を満たし、主に差し出す者はいないか。(1Chr29:5)
各自、不承不承ではなく、強制されてでもなく、こうしようと心に決めたとおりにしなさい。喜んで与える人を神は愛してくださるからです。(2Cor9:7)
私の黙想:
古今東西を問わず、神と人、人と人との「絆」は贈与によって表現される。贈与は和解の印であり、平和の確認である。強制された贈与、義理でなされる「思いやり予算」は恭順の印にすぎず、憎悪を増大させるだけである。

losungenj 2012.05.19(sat)
あなたの神、主が神であり、信頼すべき神である。この方は、御自分を愛し、その戒めを守る者には千代にわたって契約を守り、慈しみを注がれる。(Deut7:9)
彼らの中に不誠実な者たちがいたにせよ、その不誠実のせいで、神の誠実が無にされるとでもいうのですか。決してそうではない。(Rom3:3-4)
私の黙想:
神の誠実さが問われている。申命記では神の契約に従う者には徹底的に誠実であるが、従わない者には、その誠実さを放棄する神が描かれている。それが「契約関係」であり、「契約」に対して誠実な神である。その点でロマ書(パウロ)のメッセージは「契約関係」そのものが破棄されている。もはや神との関係は契約関係ではない。

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