ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

福島県双葉町の井戸川克隆町長の言葉をどう聞く。

2012-01-06 19:30:52 | ときのまにまに
今日は私の意見は一言も述べません。東京新聞「こちら特報部」に掲載され、天木直人さんが拾い上げた、福島県双葉町の井戸川克隆町長の言葉だけを紹介します。(天木直人のメールマガジン2012年1月6日第15号)

○ 恥ずかしいのは、いまだにうそをついている人たち。事故は終わってはいません。


○ (野田首相の『収束宣言』を)現場を知る者としてとんでもないことと思う。私は認めるわけにはいかない。現場にやる気を失わせてしまわないかと心配。

○ (放射性物質の)除去もできず住む希望も持てない一番ひどい地域とされる双葉と大熊が事故の最大の被害者。ここに(核廃棄物の中間貯蔵)施設を造れということを、誰にも言われたくない。『放射能をどこかに持っていけ』と、加害者に声を大にして言いたい。

○ 私たちに『日本は世界一の技術で絶対安全』と言い続けてきた『原子力ムラ』の全員が加害者であると思っています。この人たちが罪を償うこともなく、中間貯蔵施設で新たな職場を造ろうとしています。

○ 正月をこのような方たち(加害者)は、家族円満に我が家の畳の上で幸せに過ごすのでしょうね。私たち避難民はできないのです。したくてもできないのです。わが家に帰れないのです。年賀状を喜んで見られないのです。こんな私たちに、中間貯蔵施設をつくれという人は誰ですか。

○ 私たちは昨年3月11日から被ばくを繰り返している。これほどの被ばく者を出し続けていて、世界から原子力輸出国として認証されるのか疑問です。国家の恥だと思っています。

○ 地域の自然と同様、人間そのものを除染しなければ・・・被ばくについて安全と言った人たちに、賠償を求めなければなりません。

○ 恥ずかしいのは、未だにうそをついている人たち。事故は終わっていません。

最後に天木直人さんの言葉を添えます。

○ 菅、野田首相や枝野経済産業大臣、細野原発担当大臣らは原発に何もかも奪われてしまった者のこの悲痛な叫び声をどういう思いで聞くのだろうかと思う。

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