ぶんやさんち

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内閣官房機密費の使途

2010-07-23 15:27:28 | ときのまにまに
内閣官房機密費(年間予算約14億6000万円)の使途について、小渕内閣当時、野中官房長官の元で副官房長官を務めた鈴木宗男衆議院議員がJNNのインタビューに答えて、次のように証言している。
「歴代総理経験者で健在な方に、夏1000万円、冬1000万円を名目なしで渡していた。これは長年の慣例として引き継がれてきたと聞いている。小渕内閣当時、機密費が配られたのは橋本元首相、宮澤元首相、竹下元首相、中曽根元首相等である」。
この証言について、中曽根元総理の事務所は「本人に確認はしていないが、そうした事実はないと考えている」とコメント。故・宮澤元総理の娘婿の事務所は、「宮澤喜一先生のことは分かりません」と回答。故・橋本元総理の二男は、「そんなことがあったのか、私はまったく存じません」とコメント。故・竹下元総理の弟の事務所は、「初めて聞いた話で分からないが、ありえない話だ」とコメントしている。
鈴木氏は官房機密費の使途について、さらに恐ろしいことを証言している。
「1998年に行われた沖縄県知事選挙で、保守系の稲嶺候補の陣営に、機密費から3億円が渡された。選挙は自民党が推す、稲嶺氏が革新系の現職・大田昌秀知事を破って当選した。私の聞いているところによると、このことは沖縄サイドからそういう申し出があり、ちょっと額が大きいなという話もあったが、最終的にはそれも地元の要望ならしかたない。やっぱり選挙は勝たなければならない中で、最終的に判断されたと聞いてます」。
稲嶺氏はJNNの取材に対し、「お金にはまったくタッチしていないし、そのようなことはまったく知らない」とコメントしています。
7月22日午前の記者会見において、鈴木議員の証言について「事実確認をするか」と問われた仙谷由人官房長官は「ノーコメント」と明言を避けたとのこと。
政府は地方の首長の選挙にこういうこともするのだという。これは「犯罪」ではないのだろうか。


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