ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

「共生庵便り」から『切れたトカゲの尻尾』

2010-05-04 17:27:13 | ときのまにまに
今月も、「共生庵便り」が届きました。ほとんど毎月送られてくる楽しいニュースです。「共生庵」については以前にもこのブログで取り上げたことがありますが(2009年11月5日)、神学時代の同級生の荒川純太郎牧師が広島県の三次で経営している「人生の休憩所(リトリート)」で、毎号1頁には荒川君の貴重なエッセイが掲載され、2頁には荒川夫人の「奈津江レポート」が掲載されています。この二人のコンビネイションが素晴らしく、おそらくその雰囲気が共生庵に集まる人々に安らぎを与えているのだと想像しています。今日はその「奈津江レポート」から素晴らしい自然観察のレポートをご紹介いたします。
彼らの家でには愛犬「心音(ここね)」がいます。レポートはこの「ここね」のある日の行動です。以下奈津江さんの言葉で。
≪先日、その「ここね」がトカゲを追いかけて、前足でつついていました。トカゲは隙間があれば逃げ出します。それを「ここね」は前足と口で追いかけます。そして、ついにトカゲは尻尾を切り離してしまいました。切り離された尻尾はしばらくピクピク動いていましたので「ここね」はその動きに惑わされて動かなくなるまで前足でつついていました。その間に、トカゲは安全な所に隠れていました。≫
奈津江さんはこの経験を次のようにまとめています。
≪その様子を見ながら、私たちにも枝葉のことばかり気になって、本来の大切な部分を見落とすことがあると思いました。(中略)物事全体の流れとその時々を大切に生きることとのバランスが大切なのだ・・・・・と、切れたトカゲの尻尾と「ここね」の格闘を見ながら思った草取りの一時でした。≫
素晴らしい言葉である。なお、共生庵には団体でも個人でも、日帰りでも、泊まり込みでも、それぞれ好きなように滞在して「自分の時間」をもつことが出来るようである。希望者は必ず事前に電話かE-mailでご連絡すると親切に庵案内してくれると思う。
電話:0824-52-7038、E-mail:kyoseian@p1.pionet.ne.jp、http://www.pionet.ne.jp/~kyoseian

最新の画像もっと見る