ナレーション「坂の上の雲」

今朝、いつものように囀って、いろいろな人のブログをチェックし、いつものように「筑紫の国から福岡シトリンの花つくし日記」（　http://blog.goo.ne.jp/shitorin/rss2.xml　）を開きましたところ、いきなり「坂の上の雲」の写真が飛び込んできて驚きました。そして丁寧にテレビ番組の最初の部分のナレーションが文字化されていました。私もあのナレーションが好きで、毎週聞いているだけでワクワクします。
早速「福岡シトリン」さんに連絡し、あの文章を私のブログにも転載させて頂くことにしました。これを読んだ皆さんも、ぜひ福岡シトリンさんのブログも見て下さい。とてもステキなブログですよ。私は毎日楽しみにしています。

≪まことに小さな国が 開花期を迎えようとしている。四国は伊予松山に、３人の男がいた。
この古い城下町に生まれた秋山真之は、日露戦争が起こるにあたって、勝利は不可能に近いといわれたバルチック艦隊を滅ぼすに至る作戦を立て、それを実施した。
その兄の秋山好古は、日本の騎兵を育成し史上最強の騎兵といわれるコサック師団を破るという奇跡を遂げた。
もう一人は、俳句、短歌といった日本の古い短詩型に新風を入れてその中興の祖となった俳人・正岡子規である。
彼らは、明治という時代人の体質で 前をのみ見つめながら歩く。上っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が輝いているとすれば、それのみを見つめて、坂を上っていくであろう。 ≫