ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

リデル・ライト記念館

2010-02-21 20:52:11 | ときのまにまに
礼拝後、熊本市内にあるリデル・ライト記念老人ホームを訪れ、リデル・ライト記念館を見学してきました。記念館は熊本市内が見渡せる小高い丘の上に建っている。この建物は当初日本におけるハンセン病の草創期の研究所としてリデル女史によって建てられたという。後にリデル女史の姪であり後継者であったライト女史の住まいとして使われたという。リデル女史およびライト女史については下記のHPを参照ください。
http://www.geocities.jp/jerikolesprit/andrew/200404kyowa1.htm

        

        

記念館は日曜日でも職員の方がおり、親切に応対してくれる。館内には両女史の私物や蔵書などがきちんと整理されて展示されており、当時誰がどのようにハンセン病と関わったのかということをうかがい知ることができる。
ここの施設はもともと「回春病院」と称し、日本における最初のハンセン病施設であったが。後に国策によりハンセン病患者が強制的に国立の療養施設に移されたため、現在では歯科医福祉施設の老人ホームになっている。

        

敷地のほぼ中央に日本聖公会の降臨教会が建っている。質素ながら、いかにも祈りの家という佇まいで、この礼拝堂が、ここで行われるすべての事業の精神的支えとなっていることが分かる。

        
庭には立派な墓地が納骨堂が建てられており、その目に両女史の碑と共に、貞明皇后が昭和7年11月10日に宮廷で開催された御歌会で詠まれた歌碑が建っている。「つれづれの友となりてもなぐさめよ、ゆくこと難き我にかわりて」。

        


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