ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

シスターたち

2008-12-27 17:39:50 | ときのまにまに
今回の平戸および生月地方のカトリックの諸教会を旅して、非常に強く感じたことはシスターたちの働きの大きさであった。どこの教会に行っても、そこにシスターたちの「手と足」とを感じた。
彼女たちは「お告げのマリア修道会」に所属している。この修道会の本部は長崎市内にあり、県内に38支部修道院、県外に3支部修道院があり、保育所37園、幼稚園2園のほか、養護施設が3園、老人施設が4つ、そのほか病院も経営している。もともとの、発端は明治6年のキリシタン禁教令の廃止後、教会奉仕と社会福祉を目的とする「女部屋」という組織が各地に形成され、後に「聖婢姉妹会」として統合されたという。昭和50年に現在の「お告げのマリア修道会」として承認された。

       
長崎県内のどこの教会に行っても、彼女たちの働きは非常に活発で、一人一人のシスターが何人かの子どもの教育を分担しているらしく、礼拝後に個人的な指導をしている姿が見られた。また、同様に何人かの老人(未信徒)の世話をしているシスターもいた。彼女たちの働きなくしては教会活動はほとんど不可能なほどで、聖歌の指導やオールターの準備、後片付け、礼拝における聖書朗読等に積極的に取り組んでいた。
わたしが見ていて非常に驚いた点は、シスターたちの年齢構成で、高齢者から若年層までまんべんなく揃っており、今でもシスター志願者が結構いることを示していた。彼女たちの表情は明るく、常に笑みを浮かべ、親切で、教会の表情を作り出していた。

       
       シスターたちのための墓地

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