黒部五郎岳(くろべごろうだけ)は、富山県富山市、岐阜県飛騨市及び高山市にまたがる飛騨山脈の標高2,840mの山である
別名、中ノ俣岳(なかのまただけ)、鍋岳
黒部五郎岳は富山県側、中ノ俣岳は岐阜県側の古来からの名称
日本百名山及び花の百名山に選定されている。山域は中部山岳国立公園に指定されている
黒部源流部の山々は、北アルプスの中でも最奥部にあり、何か神秘の思いをそそられる
この辺りの山々で最も風格を備えた山は黒部五郎岳で、黒部の盟主というにふさわしい
黒部五郎岳は深田久弥の『日本百名山』によれば、山中の岩場を「ゴーロ」といい、黒部五郎岳になった、とある
黒部五郎岳といえば、やはり雄大なカール地形であろう
黒部側に半円形に頂上稜線を取り巻くように形成されたカールには、豊富な水、色とりどりの高山植物の群落
加えて日本のカール地形では珍しい、氷河でなめらかにされたロシュ・ムトンネ(羊群岩)やカール壁、堆石などが
大自然の悠久を今に伝え、自然の造形美をつくり出している
まず定義を確認して、、、太郎平小屋左側から出発
ヨツバシオガマ <ゴマノハグサ科>
ウサギギクの終盤
黒部五郎岳+ 黒部五郎小舎まで、ハードな道のりです
赤が可愛い メイゲツソウ <タデ科>
オンタデ <タデ科> ↑ ↓
チングルマの実 <バラ科>
ミヤマアキノキリンソウ <キク科>
コースから右に入り、太郎山山頂に寄ってきます
チングルマの群落
なだらかな稜線を歩き、左側には薬師岳を眺望
wanted
高山の湿原に群生するワタスゲ <カヤツリグサ科>ワタスゲ属
池塘の先にどっしりと構える薬師岳
ひと山稜線を歩き、階段で標高をかせぎます(振り返って)
チングルマの花
ゴゼンタチバナ <ミズキ科>
ハイマツの花
ウラジロナナカマド <バラ科>の群生
ちょっとしたピークで一息、正面は薬師岳
北ノ俣岳までの稜線はお花畑
ミヤマリンドウ <リンドウ科>
ウサギギク <キク科>
コバイケイソウ <ユリ科>シュロソウ属
アオノツガザクラ <ツツジ科>
ハクサンイチゲ <キンポウゲ科>
コイワカガミ <イワウメ科>
左の稜線をトレイル
チングルマ、ハクサンイチゲ、ミヤマダイコンソウなどの花が斜面に向かって咲いています
振り返って! 雲が湧いてきました(*_*)
北ノ俣岳山頂(2661m)
ハクサンシャクナゲ <ツツジ科>
アキノキリンソウ
ツノアオカメムシ <カメムシ科>
石にしっかりとまって動かなかった
↓
ミヤマダイコンソウ <バラ科>
ツマトリソウ <サクラソウ科>
赤木岳(2662m)、黒部五郎から下山した二人組が
「2回ライチョウをみた、ライチョウ銀座?だ」と教えてくれる
アオノツガザクラ
ウラジロナナカマド
ガスってきて、ライチョウとの出会いの条件がそろったが・・・
花撮影に夢中になっていると、夫が大声で「ライチョウだぁ」
指さしながら2回そのような場面があり、、、静かに合図して!と言っているのに・・・
ワタクシは見れず(/_;)
気を取り直して、、 チングルマの群落
太郎平小屋のお弁当
笹の葉に包まれた、箱寿司のようなしっかりした<ちらし寿司>
量が多く夫の分を少し頂く、疲れた体にはとても食べやすかった
チシマギキョウですね
ミヤマダイモンジソウ <ユキノシタ科>
ウサギギク <キク科>
ヨツバシオガマ <ゴマノハグサ科>
岩場を通過中、雨がポツポツ降り出した
イワツメクサ <ナデシコ科>
雨にぬれた チシマギキョウ <キキョウ科>
トウヤクリンドウ <リンドウ科>
山頂が見えない、、小ピークの手前のコルから
最後の急登
フォトで見るとなんだか簡単そうだけど・・・
全然前に進まず、、、最後の力を振り絞る
「五郎岳の肩」が突然現れて、、ホッとする、ザックをデポして山頂へ
山頂の 視界はゼロ
<黒部五郎岳山頂経由>の下山は、途中であった人から危険!と情報を得てたので
<カール経由>で黒部五郎小舎まで下山します
赤・黄・の標識
カール下を覗くと
時間を計ってなかったが、肩からモクモク下山してここまで1時間以上はかかったと思う
な~に? まだ2時間かかるの? ↓ ↓
2016年版「山と高原地図」北アルプスによると
<肩から小屋まで>の予測時間は、1時間40分と書いていたが、、
コースタイムは①40ー50代の登山経験者②2-5名のパーティ③山小屋利用を前提した装備・・・etc
あれは<山頂経由>なのか?1時間40分の倍の時間にしても
疲れがぞっと出、同時に大粒の雨が降り出した
ここは個人差はあるが、しっかり正確な情報を得ないとoverworkになる可能性が・・・
太郎平小屋で「太郎平小屋からピストンで黒部五郎岳に行ったがまだ帰ってこない」⇒ 田中陽希クラスでないと"(-""-)"
「黒部五郎岳で道に迷った」とか聞いた
この山域登山は中級以上のレベルが要求される 、しかし経験豊富でも体調・気候で何が起こるか分からないし
とんだ計算違いだったことは確かだ
黒部五郎小舎に先に着いていた人たちも「小舎マデ2時間」にはタメ息が出た、と言っていた
考えてみれば逆に時間が分かっただけでも不安感はなくなるが
肩から<カールコース>で黒部五郎小舎まで行く人は余裕をもって3時間以上、計算に入れていた方が安心かも
先に小屋に着いていたRと支配人が、雨の中迎えに来てくれた
温かいポカリスエットを用意して下さって、、一杯頂き、、、
「ありがとうございました」
支配人の後は、とても歩きやすい足運びを選んでくれた
プロとはこういうことか!とあらためて実感
雨は本降りになり視界はゼロ
小屋に着くと、スタッフがお迎えしてくれて、感激の到着劇になりました
つづく
ただお天気が予想に反して下り坂で、各名峰が確認できなかった事が残念でした。
山頂稜線ルートは「危険」との情報で、、、
とにかく視界ゼロの下りは行けども行けども山小屋は見えず、巻き道を下っているようでした。
息子は別にして支配人が後からカッパを着てポットを持って迎えに来て頂いたのは驚きでした。
心配して迎えに来て下さったのですね。
下8枚はRのフォトです。
私が通過中は土砂降りで川のように増水・冠水していました。
視界ゼロ状態で支配人が「まもなくポンプ?モーター?の音が聞こえてきます」と小屋近いことを教えてくれたのが印象的でした。
今日は三俣山荘までを投稿します( ◠‿◠ )
ホントに山頂からの眺望は残念でした。
2年前は黒部五郎を眺めていましたが、、夫は是非リベンジしたいと申しております(笑)
「アジアゾウはな子さん」の3歳の写真を見た時、胸がキュ~ンとなりました。
吉祥寺市民はとても熱くはな子さんを語りますよね(*^^)v
☆いつも稚拙なブログに応援に駆けつけて下さりありがとうございます。