黒部五郎小舎の早朝の風景、本降りの雨です
下7枚の写真は雨が一時止んだ時の撮影
=前夜の夕飯=
なんと食事がすすまない事をご存じだったみたいで「おかゆ」を作って下さいました
メーンは冷しゃぶ・
とろろそば
器も和食器です☆
至れり尽くせりで頭が下がります
乾燥室では温かく気持ちが良かったので思わず横になっていると心配で覗きにきて、、
支配人を始め、若いスタッフ8名はニコニコと何かにつけて心遣いして下さり
ホントにご親切にありがとうございました
また今日の<三俣山荘>経由<雲ノ平>山行も、黒部川水源地の沢の増水を心配して下さり
新穂高へ向かっては、の案を出してくださいました
折立に車を停めている事、今回の目的は「雲ノ平」が一番だったことなど・・
三俣山荘で考える事にしてに五郎小屋を後にしました。
ありがとうございました
水晶岳・鷲羽岳に登る予定だった二人の女性は
今日は身動きとれず五郎小舎に連泊すると言っていました
3日目の出発です
黒部五郎小舎 ⇒ 三俣蓮華岳に登る予定を変更して、三俣蓮華岳の巻き道で三俣山荘に向かいます
雨はますます本降り
この辺りで双六から来た女性と言葉を交わす
すごい勢いで下りて行った
出会い二人目の男性が「黒部五郎小舎に寄る」と言ったので
「ピンクの帽子は元気に通過したと伝えて~」と頼んだ
ここまで三人と出会っただけ
一瞬雲が流れ山塊が見えそうで~
この形は鷲羽岳(^_^)v 三俣山荘に近いことが分かる
まず関門の、北斜面の雪渓を通過しないといけない
想像していたより雪渓幅があり、斜面になっているので滑りやすい
通行ルートは赤い「ベンガラマーキング」が目印
色薄くなっているので見づらいが、足跡をさがすのもイイかも、
こんな雨なのに花を見ると(◎_◎;)
赤い屋根の三俣山荘が見えてきました、、手前に黄色のテントも
三俣山荘は2度目です
お昼ご飯を頂くために外階段から食堂へ上がります
ずぶ濡れのザックは外のベンチに置き、、中は満員!
皆さん今日の登山予定は諦め、お昼からワインを飲んだり、話は賑わっていました
夫は黒部太郎小舎のお弁当、(急に温かい部屋でレンズが曇ってしまって・・)
ワタクシは大抵弁当は頼まず、山小屋のメニューから「おうどん」を注文
温かいコーヒーで温まって
お茶を飲みながら今後のスケジュールをたて、、
夫は途中鏡平で一泊し新穂高に下り、タクシーで折立に行く案を言っていたが、、
ワタクシは雲ノ平は譲れないことと、タクシー代、あるいは後日車をとりに来ることなど考えられなかった
3人で協議?の結果、
今夜は<雲ノ平>を<三俣山荘>宿泊に変更して
最終日は雲ノ平経由から<薬師沢小屋>で一泊し下山することに決まった
取り敢えずお天気の回復を祈るのみ
☆お昼前に三俣山荘に着いていたので、午後からはゆっくり荷物の片づけや休息です
割り当てられた布団スペースに岡山大学のDRが「体調悪い人いますか?」と声かけがあり・・
「いませ~ん」といったら「もし具合いが悪くなればすぐ来てくださいね」と言った
お昼の「うどん注文時にちょっと言った会話から、心配なさって言って下さったのかしら・・」
いつもの事だけど、この胸の不快感は高山病の一種だと理解しているので、だんだん回復傾向になてきている
さてワタシたち家族のように大雨で予定を変更したグループが大勢おり
乾燥室はジェットの部屋と暖房機の部屋で超過密、
「乾いた服は取りに来てください」のアナウンスが何度もあった
自分のレイン服・靴・ザック・手袋・ゲイター等ぶら下がり、異様な匂いが・・・
そんな中、暖房機室で話したツアーで来た方は
到着は18:00前で毎日12時間歩いている!と言っていた
この悪天候では全くコースタイムどころではないと嘆いていた
夕飯は名物のジビエシチュー
とポテトサラダ
2回制の食事で同じテーブルに着いた真っ黒に日焼けしたシニア3人組男性は、
親不知から立山⇒槍ヶ岳に向かって歩いて今日で11日目、ココで停滞していると言って魚フライを食べていた
一泊目はジビエシチュー、二泊目がお魚フライなんですね
ワタクシはお昼のうどん注文時に、夕飯はうどんに変更伺いをたてていました(*^^)v
もうご存知の方も多いと思いますが、
三俣山荘は夏休みに入った可愛い兄弟、お兄ちゃん、妹が元気にお手伝いをしています
伊藤正一さんのお孫さんです
夕飯時の食券係りで可愛い声が飛び交っています( *´艸`)
また「黒部の山賊」を読まれた方も多いと思います
作者の伊藤正一さんがご逝去されました
山荘で初めて知りました、、心よりお悔み申し上げます
どうぞ安らかにお眠り下さい
夫から昔の山小屋の話や食事の事や聞きますと今とは天と地の違いだといいます。
また友人はトイレがどうしても・・・とか言っていましたが、バイオトイレも進んでいますし
ホントに年々、山とは思えないほどの設備とホスピタリティを感じています。
北アルプスの山小屋は特にどこも温かく気持ちがいいです。
T先生も「黒部の山賊」読まれたのですね、
その黒部の山奥に初心者が入って行くって凄いことです(;´∀`)
今回は悪天候もありましたが、小屋のスタッフに大変なご迷惑をかけたと思っています。
赤い屋根の山小屋が見えた時の喜びは言い表せないほどの「オアシス」でした。