かねてより気になっていた日光二荒山神社の別宮<瀧尾神社>にご参拝に行きました
出典:日光二荒山神社
↓ 「瀧尾高徳水神社」前に駐車場があります(20台近くは停められると思います)
時間がある方は二荒山神社・東照宮・輪王寺等の駐車場に停めて気持ちのいいマイナスイオンを一杯浴びながら
約1㎞ですが木漏れ日から溢れる日射しの中を歩くのもいいかもしれません
日光の世界遺産が集中したエリアの賑わいが嘘のような静かさで、観光客も少なく隠れた霊地です
外国人さんたちも日光東照宮からテクテク歩いてご参拝していました
瀧尾高徳水神社
滝尾高徳水神社は二荒山神社の別社で
奥吉野にある丹生川上神社「罔象女大神(みつはのめのかみ)」の分霊を祀っているそうです
標識の下にキノコの兄弟
「瀧尾高徳水神社」の駐車場から道を挟んで先に進むと瀧尾神社の入口です
まず瀧尾神社は、日光三社権現のひとつとされ、日光二荒山神社の別宮とされてきました
782年に勝道上人が、日光二荒山の男体山に二荒山大神を祀ると同時に建てられた古神社
御祭神 田心姫命(たごりひめのみこと)
日光連山のうち
父 男体山(二荒山)が新宮権現(祭神は大国主命)
子 太郎山が本宮権現(祭神は味耜高彦根命)
母 女峰山がこの瀧尾権現(祭神は田心姫命)
父と母とその子どもという意味で親子の山として考えられてきたそうです
白糸の滝
天狗沢にかかる名瀑、弘法大師修行の場と伝えられている
滝からのマイナスイオンで禊をし、すぐ右側石燈籠に見守られ参道の石階段へ
一歩一歩とご参拝への石階段をのぼります
見どころは八ヶ所あるそうで
スタート地点に①~⑧まで木の板に書いた案内があり、ガイドブックなくても参考になります
番号に沿って進めていきますのでフォトでご覧ください
↓
弘法大師(空海)が、弘仁11年(820)この地に来て
奥の大岩のあたりで神霊の降下を祈願したところ、美しい女神が現れたと伝えられている
影向石(ようごうせき)の右側、倒木に
滑りっぽいキノコにコバエがいっぱいたかっていました
何か甘い匂いを出していたのでしょうか
運試しの鳥居
この鳥居は元禄9年(1696年)の三代将軍家光の家臣が奉納したもので
この鳥居の丸い穴の中に 小石を3つ投げて、穴を通った数で運を試したといいます
一度試したのですが、手前で落ち。。。 すぐ諦めました(;´∀`)
誰かさんは10回もしたそうな 、いい根性です(◎_◎;)
782年に勝道上人が、日光二荒山の男体山に二荒山大神を祀ると同時に建てられた古神社
御祭神 田心姫命(たごりひめのみこと)
楼門(ろうもん)
縁結びの笹
唐門
本殿
本殿は三間社流れ造り
唐門は二脚平唐門、総漆塗り、極彩色
この建物は、正徳三年(1713)建て替えられたもので周りの玉垣、石畳もその時設けられた
御神体山の女峰山を遥かに拝むように本殿の裏壁には扉がつけられた造りになっており、全国でもたいへん珍しい
無念橋(俗称 願い橋)
無我、無想の「無念」です
この先の御神木である三本杉を通じて女峰山を遥拝するのに身を清めるための橋だそうです
この橋を自分の年齢分の歩数で歩くと、瀧尾神社のご神体である
女峰山山頂の奥宮にお参りしたことになる橋だそうで
軽く一歩で渡れるんですけど (;´Д`)
そのうち女峰山山頂の奥宮にお参りします
↓
御神木
弘法大師が、この山で修行をした時に田心姫命が現れた場所と伝えられている
初代の杉は1699年、1747年、1749年と相次いで倒れ、現在の木は二代目である
倒れた親木は、そのままにしておく習わしで、今も横たわっています
三本杉
鳥居、三本杉、女峰山が直線で結ばれています
瀧尾稲荷神社
酒の泉
本宮の清水(昭和24年の今市地震で消失)、薬師の霊水とともに日光の三霊水の一つ
弘法大師が、この泉を汲んで神に捧げたといわれる
なぜかお金が投げ込まれていた、日本にはこんな風習はなかったと思うのですが
子種石
古くは、子種権現といわれた
子供が授かるように、また安産でありますようにと
子種石
この霊石に祈れば霊験があるというので、今日でも参拝者が多い、そうです
双葉葵 ウマノスズクサ科
徳川家の紋の双葉葵が参道脇に
瀧尾神社からの帰り道、旧道側に菅原道真を祀る北野神社に寄りました
↓ 古式石畳の旧道と今の道
苔むした祠、地蔵様、少々空気の重さを感じます
キノコたちにはいい環境なのでしょうか・・
次は、日光山輪王寺 三仏堂、大猷院廟に参ります