原爆の日:「広島の長い苦難が表れたような式典」浪江町長
毎日新聞 2013年08月06日 12時20分(最終更新 08月06日 15時45分)
東京電力福島第1原発事故で住民が避難を強いられている福島県浪江町の馬場有町長(64)は昨年に続き、6日の平和記念式典に2度目の出席をした。「広島の長い苦難が表れたような式典だった」と感想を述べた。原発に触れなかった安倍首相のあいさつについては「あの場所で原発に対して言えることなどない。想定内です」とした。
馬場町長は、放射線被害への町民の健康管理の参考にしようと、昨年、広島10+件市に職員を派遣して、被爆者援護に関するノウハウの提供を受けている。式典へは、同市への感謝の気持ちを伝え、原発事故の風化防止を訴えることを目的に出席を決めたという。
前日の5日、同市中区のホテルで報道陣の取材に応じた馬場町長10+件は、政権の姿勢について「(脱原発の姿勢が)トーンダウンしている」と懸念を示した。また、安倍政権が積極的に後押しする原発輸出については「海外に輸出して事故でも起きたら目も当てられない」と強く批判した。
浪江町は原発事故により、海側が立ち入り禁止の警戒区域(半径20キロ圏内)に、内陸側が計画的避難区域(立ち入りは可能だが住民は避難)に指定された。今年4月から、内陸から海側に向けて5年以上帰還が困難な「帰還困難区域」と宿泊や事業の再開ができない「居住制限区域」、除染が進めば戻れる「避難指示解除準備区域」の3種類に再編された。【中里顕】
*私は昨年9月定例会において、馬場町長が初めて式典に出席された事に関し質問しました。原発事故を風化させないためにも、町長が式典に出席したことは意義があったと思ったからです。
昨年に引き続き、今年も町長が出席したことが全国紙で取り上げられました。原発事故被害自治体の首長のすべき仕事の一つとして評価します。
さて今日は、会津若松市で25人の参加をいただき意見交換会がありました。つくば市と同様、賠償や帰町に関する考え方などについて意見をいただきましたが、10日以降、全世帯の帰還意向把握などの調査書が送付されます。町の存亡に関わる非常に重要なアンケートと私は位置づけていますのでご協力お願いします。
役場(二本松事務所)に帰る途中、集中豪雨にあった本宮市小田部仮設住宅の被害調査をしました。幸い、人的災害もなく、また、床下浸水のみの被害で、最少被害で収まっていましたので安堵しました。
それでは、もう限界なのでなさい。