昨日の続きです。
○次に、交流・情報発信拠点施設整備事業について、ご報告いたします。
交流・情報発信拠点施設整備事業について、今年度内の基本計画策定に向け、町民及び各種団体から18名の委員の参加をいただき、8月3日に第1回検討委員会を開催しました。委員会では、事業コンセプトや施設の整備箇所についての検討が行われ、4候補地のうち幾世橋地区での整備が望ましいということになりました。町としては、委員会の意見を踏まえ、今後、幾世橋地区での整備に向け、事業を推進してまいります。
また、役場組織内においても職員検討委員会を設置し、8月25日に第1回目の検討委員会を開催いたしました。職員による検討内容も、今後開催される検討委員会での議論の材料とすることとしております。
今後も、町民の帰還に向けてより魅力的なシンボルとなる施設となるよう検討作業を進めるとともに、早期整備に向け、国や県などの関係機関としっかりとした協力体制の構築及び、整備予定地の地権者の皆さまへの事業説明等を並行して実施してまいります。
○次に、復興公営住宅整備について、ご報告いたします。
福島県による復興公営住宅整備につきましては、町民の生活環境改善を図る重要なものであり、県の担当課と毎月協議する場を設け、進捗を確認しております。
8月に実施した協議の中では、いわき市及び白河市の一部団地で用地確保の状況や地盤調査の結果から整備戸数の調整が行われ、その分、新たな団地を整備することについて説明がありました。それ以外については計画どおりの整備スケジュールで進捗していることを確認しております。引き続き一日も早い整備を関係機関に強く求めてまいります。
次に復興公営住宅の応募状況ですが、4月から5月まで実施された第三期募集の申し込み数は、全体で1,467件あり、うち、浪江町民の申し込みは818件ございました。7月27日に第三期募集に係る抽選会が実施され、その結果、町民527世帯の入居が決定しております。
また、第3期募集で定数に満たなかった住宅についての再募集が実施されております。南相馬市の公営住宅の応募状況が少ないことから、南相馬市や相馬市の仮設住宅において周知チラシの配布を実施いたしました。
今後の募集についてでありますが、秋に第4期募集の受付が開始される見込みとなっております。募集開始にあたっては、復興公営住宅入居に関する懸念をできるだけ解消すると共に、入居に関する情報を正確に理解していただくよう、県と協力して努めてまいります。
次に、協定に基づく復興公営住宅の整備状況について申し上げます。
桑折町との協定により整備された復興公営住宅は、6月1日から入居が始まり、浪江町民35世帯、桑折町民14世帯が新たな生活を開始されております。また、8月2日には、桑折駅前団地集会所において、桑折駅前団地の入居者を対象とした親睦会が開催され、入居者だけでなく、地元住民の方も参加され、盛大に開催されたところであります。桑折駅前団地のこのような交流活動は、今後の復興公営住宅でのコミュニィティーづくりの良い先例になるものと期待しております。
今日は、ここまで。