博文(ひろぶみ)通信

浪江町の今をできる限り発信!

浪江町住民説明会 中間報告

2012-11-06 18:47:47 | 日記

4日に福島市で行われた住民説明会。午前の部は多くの皆さん(約850名)が出席されました。

 

 先月22日から浪江町住民説明会が開催され、一昨日の4日までに、8会場11回の説明会が終了しました。

 そこで、今までに各会場でいただいた質問の中で、共通した事項として国から何点か会場で報告がありましたので、私の要点筆記したメモから

ですが、お知らせします。特に、出席できなかった方や今後出席予定の方の参考になればと思います。(出席した方は確認ということで)

 

◎区域見直しの考え方について

 ・質問:復興計画では避難指示解除は発災から6年後(H29.3.11)となっている。これは町が復興計画案を議会に提出し、議決したことであり

      尊重すべきであると思うが。

  答弁:避難指示解除については、原子力災害対策本部長の野田総理大臣が決めることとなっています。今後、除染やインフラ復旧など

      諸課題について町と協議し、詰めていきたいと思います。

 ・質問:解除したときの線量レベルを示せ。

  答弁:中長期的には年間1ミリシーベルト以下を目指します。

 ・質問:3区域見直し後、年間50ミリシーベルト以下の区域は、行き来が自由になる。防犯・防災対策は。

  答弁:警察、消防など関係機関と連携し強化します。また、すでに区域見直しをした町村では通行証発行や簡易ゲート設置など先例が

      ありますので、参考にしたいと思います。

◎賠償基準の考え方について

 ・質問:今の財物賠償基準では不十分であると考えるが。

  答弁:今は東電が賠償基準により対応しているが、基準を超える部分は国がしっかり施策で対応したいと思います。

 ・質問:精神的損害賠償の増額を求める。

  答弁:紛争審査会の指針通りですが、多くの皆さんから増額の声がございますので、しっかりその声は届けます。

 ・質問:就労不能損害は2年分なので安心して避難生活が送れない。期間延長を。

  答弁:2014.2月まで就労の有無にかかわらずお支払いしますが、終期については個別の事情もありますので、個別対応になるもの

      と考えています。

◎除染の考え方について

 ・質問:除染の目標値を示せ。

  答弁:「いつまでにここまで」と示すことは難しいですが、中長期的には年間1ミリシーベルト以下を目指します。

      年間20ミリシーベルト以下の区域は出来る限り低減し、年間50ミリシーベルト以下の区域は年間20ミリシーベルトに近づけたい

      と考えています。

 ・質問:除染後、線量が戻るのでは。

  答弁:放射性物質が葉や土に付着し、雨で流れる可能性はあります。今後対策を講じたいと思います。

 ・質問:森林除染はするのか。

  答弁:自宅周辺に森林がある場合は除染しますが、それ以外の森林については現在有識者と有効な除染方法を協議中です。

 

 などが、多かった質問と国の答えです。 なお、私のメモですので、正確さに欠ける部分もあると思いますのでご理解を。

また、各会場ではこの他、いろいろな角度で多岐にわたり質問が当然あったことを、申し添えます。

 

 

 

 

    

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿