16世帯が入るアパートに私は住んでいます。私を除く15世帯中、知っているのは同じ浪江から避難している1世帯のみ。まったく住民同士、繋がりが希薄な都市部ではよくあるアパートです。
夕方、散歩に出かけようとしたときのことです。
何度かみかけたことのある、4軒隣の小学1年生の女の子が、ポツンと一人で寂しそうに玄関前に立っていたので、
「こんにちは。一人でどうしたの?」 変なおじさんに見られていないかと
「お母さんが仕事から帰ってくるのを待ってるの」 答えてくれた
「お家に入れないの?」
「カギをお家の中に忘れたの」 「カギッコ」らしい
「何時に帰ってくるか分かる?」 またまた変なおじさんに見られていないかと
「分かんない」
「お母さんの携帯番号分かる?」
「分かんない」ーー 困ったなぁ
「お母さんが帰ってくるまでオジサン家で休んでいる?」 またまたまた変なおじさんに見られていないかと
「お母さんから『知らない人のお家へ行っちゃダメ』って言われてるの」 悲しいかな今どきの教育は・・
30分ぐらい2人で待っていましたが、帰って来ないため歩いて1分の学校へHELP。事情を説明し預かってもらい、予定の散歩へ。
たった今、若いお母さんと女の子がお礼を言いに訪ねてきました。しかもケーキを持って。
女の子に「いつでも言いから遊びにお出で」と話すと「ニコッ」と。ヤッター!変なおじさん解消
アパートの皆さんと交流したいのですが、ほとんどが若い人たちで、あまりご近所づきあいを望んでいないのかなぁと・・・・。
そう思っても、今日あったことは「一歩前進」したような気がします。
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