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レース展望と回顧、馬券術について

1/17(水) 東海Sの展望

2024-01-17 | 分析

 昨日は事情があってお休みにしてしまいましたが、今日は京都で代替施行される東海Sを検討してみます。過去10年では、①②人気のどちらかが必ず連に絡む堅めのレースですが、今回は上位拮抗の好メンバーがそろった上に、悪天候も予想されていますので、重馬場巧者が台頭する気配濃厚です。これは馬券的にねらいのレースでしょう。

東海テレビ杯東海S【2024年1月21日京都11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

東海テレビ杯東海ステークスの過去10年データ、好走馬一覧(2024年1月21日京都11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 ローテーション的に来月のダートGⅠを見据えている陣営があるかも知れませんが、主力組は来週の根岸Sに向かうので、GⅠのステップとしては、それほどレベルの高い一戦にはならないかもしれません。2020年以外は中京競馬場で施行されてきたレースですので、過去のデータがあまり有効ではないと思いますが、とりあえず過去10年の3着以内馬の傾向を見ておきます。

1)前走(ステップ)※( )内は今回該当する馬です

 チャンピオンズC 9 (※該当なし

 〇師走S      4 (※該当なし 

 〇みやこS     3 (ウィリアムバローズ②3着 ゲンパチルシファー⑬5着 タイセイドレフォン④12着

 〇ベテルギウスS  3 (ペプチドナイル②1着 ミッキーヌチバナ③3着 ビヨンドザファザー④8着)

 〇武蔵野S     2 ※該当なし

 〇東京大賞典    2 (※該当なし

 ちなみに、前走との間隔で一番多いのは中3週中6週です。ベテルギウスS組は中2週半でやや微妙です。中6週は該当なしです。

 

2)性齢 ※頭数は延べ数

 〇4歳 3頭   〇5歳 11頭   〇6歳 9頭   〇7歳 6頭   〇8歳 1頭

/◇牝馬 1頭   ◇騸馬 1頭

 4歳が意外に来ていない印象です。5歳はともかく、6歳を含む高齢の馬が割と活躍するレースととらえていいのでは、と思います。

 

3)血統

 今回は京都開催なので、競馬ラボの血統分析を参考にしてみます。

京都ダ1800mの血統分析【2024年1月21日京都11R】 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 この1年で京都のダート1800で好成績だったのはシニスターミニスター(ボールドルーラー系)産駒、次がヘニーヒューズ(ノーザンダンサー系)産駒でした。ここでは父系がノーザンダンサー系の馬を挙げておきます。

ノーザンダンサー(ND)系

 ・オメガギネス:父ロゴタイプ(ND系Sadler's Wells玄孫)/母父ハービンジャー(ND系Danzig曾孫)

 ・サンライズウルスヘニーヒューズ(ND系Storm Bird曾孫)/母父チチカステナンゴ(Grey Sovereign系

 ・スマッシングハーツヘニーヒューズ(ND系Storm Bird曾孫)/母父ゼネラリスト(ND系Danzig孫

 ・タイセイドレフォン:父ドレフォン(ND系Storm Bird玄孫)/母父トワイニング(Mr. Prospector系)

 

4)JRAホームページのデータ分析

 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。

データ分析:東海テレビ杯東海ステークス 今週の注目レース JRA

  ①前走1800以下重賞に参戦

  ②前走①以外で5着以下は苦戦

  ③中2週以内の馬は苦戦:今年の1月と12月の最終週を使った馬

  ④前年以降の1900以下op戦で3着以内

  ⑤中京以西の成績:“京都・阪神・中京” の3勝クラス以上1800で1着(過去6年)

  ⑥関西馬連勝中(過去6年)

 傾向に合致するのは、ヴィクティファルスタイセイドレフォンブライアンセンスの3頭です。

 

5)宮田式バイオリズム

 最後に、宮田式バイオリズムがの馬を挙げておきます。

 ・オーロイプラータ    4・0・2・7

 ・キリンジ        2・2・0・5

 

6)結 論   

 京都は週末から雨ですので、重か不良のレースになる可能性大です。せっかく過去データを検討しても、すべてご破算になるかもしれません。一長一短あって混戦模様ですが、一応、重馬場実績があるか血統的に重馬場で走りそうな馬から傾向に合致する馬を選ぶとすると、ヴィクティファルスでしょうか。前走初ダートで臨んだ太秦Sは完勝でしたし、まだダート戦での伸びしろがありそうです。振り返れば、3歳時の春は、共同通信杯2着、スプリングS1着とクラシック路線を歩んでいた馬ですから、芝実績とはいえ、ここでは能力上位と考えてよいかも知れません。不良馬場の実績で言えば、オメガギネスウィリアムバローズもけっこう手強そうです。当日の枠連の動きによっては、こちらを軸にしてもいいくらいです。あとは、前走ベテルギウス組の3頭と、重馬場の巧拙はわかりませんが、勢いのあるブライアンセンスも脅威です。穴は前走シリウスSで④人気12着と大敗したキリンジあたりでしょう。過去は4歳があまり好走しないレースですが、今年は4歳馬の有力どころがカギを握る一戦ではないかと見ています。

 というわけで、1日遅れとなってしまいましたが、今日はこんなところで、明日は不測の事態にならなければ、土曜のハンデ戦を検討してみようと思います。本日もお読みいただきありがとうございました。みなさん、一日無事に過ごされますように。


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