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G.W.に行った「能登半島一周ツーリング」、PART3の中で(記事はこちら)、R249沿いに、のと鉄道の「能登中島駅」というローカル駅があったので、立ち寄ってみました。
番外編② 2日目 能登中島駅
この駅は、昔ながらのしっかりとした造りの駅舎があって、行き違いができるようになっている。側線には、鉄道博物館というほどでもないが、郵便車と以前走っていた車輌が留置されている(後述)。そばを走る国道は、ひっきりなしに車が走っているが、ここは1時間に1本列車が来るだけのローカル駅。時代から取り残された感じのするところだった。
その1時間に1本の列車が到着。休み中のためか、結構乗客が乗っていた。「のと鉄道」は昨年も紹介したように、相次ぐ廃線によって、今営業しているのは、七尾駅から穴水駅までの30㎞弱の区間。以前の1/3ほどの距離になったとか。日本各地で車の普及と道路整備による廃線が相次いでいるが、ここでも例外ではない。
先に書いたように、ここには郵便車と以前走っていた車輌が展示(留置?)されている。その一つが郵便車。今やトラック輸送が当たり前になっている郵便車も昔は、鉄道によって運ばれていて、甲駅で保存されていたものを、平成16年11月に移転してきたそうだ。たまにこの中で、実際に郵便物の仕分けの実演が行われているというのを聞いたことがある。この日はそういったイベントが行われていなかったので、ひっそりしていたが、イベントがある時は賑わうのだろう。
↑の写真は、甲駅で保存されていた時代のもの。高校時代の平成6年3月25日~26日に、のと鉄道の鵜飼駅まで乗ったとき、車内から撮ったもの。この時の写真と今の写真を見比べてみたら、車体の色が塗り直されてきれいになっていることが分かる。
郵便車の後方には、以前「のと恋路号」として使われていたパノラマカーが保存されていた。残念ながらこちらの方は、保存状態があまりよろしくない。かつては沿線の目玉車輌であったはずなので、残念である。
↑の写真は、「のと恋路号」現役の時のもの。郵便車と同じ時の写真で、廃線区間の九十九湾小木という駅で撮った。時間が合わず、乗車はできなかったが、のと鉄道の沿線は、きれいな海岸線沿いを走るので、このパノラマカーから見る景色は格別なものがあったと思う。