前回のブログではＦ700ＧＳ購入の投稿でしたが、今回はＲ1200ＧＳ時代のツーリングの投稿。まぁ結果的には、これがＲ1200ＧＳのファイナルツーリングになりました。行き先は四国。ここは慣らし運転の時から何度も走った思い出の地。ファイナルツーリングに相応しい目的地というわけで、今回の選択となりました。
3月21日 海峡を渡る
ルート：自宅(奈良・橿原)⇒柏原ＩＣ⇒(西名阪道・阪神高速・山陽道)⇒福山西ＩＣ⇒(R2・しまなみ海道)⇒因島北IC⇒(県道366)⇒因島南IC⇒(しまなみ海道)⇒今治IC⇒(R317)⇒道後温泉 道後やすらぎ荘泊
距離：424ｋｍ
今年に入ってからなぜか日曜日に雨が多くて、なかなかバイクに乗れない日々が続いていた。今年の冬は雪が積もらなかったし、特別に寒い日が続いたわけでもなかったから、雨さえ降らなければバイクに乗れる気候だったのに、こればかりは仕方がない。まぁ例年1、2月は忙しいからいいんだけど、3月唯一の連休も雨かなぁと思って、車でも行けるところに宿を取っておいた。
結果、快晴の朝を迎えて久々にＲ１２００ＧＳに乗って、しまなみ海道を走る旅に出た。
でも晴れると渋滞するのは仕方のないところ。中国道宝塚トンネルは渋滞情報に入っていたので、阪神高速経由で西へ向かうことにする。空いてると思ってた湾岸線はＵＳＪの効果からか渋滞・・・神戸線も芦屋で事故渋滞、京橋で渋滞。仕方がないのでとっさの判断で武庫川ＩＣで降りて、甲子園浜ＩＣから湾岸線へ。二輪は無料のハーバーウェーを経由して、京橋ＩＣから湊川ＪＣＴを通り布施畑ＪＣＴから山陽道に抜ける経路で渋滞はすべてパス。まぁ高速代が気になるところだけど、たまのツーリング。渋滞にはまるより少しでも快適に走らないとね。
山陽道に入れば渋滞も関係なし。ひたすらしまなみ海道のある福山西ＩＣを目指すのみ。途中、岡山県は倉敷市にある道口ＰＡで昼食タイム。最近はＢ級グルメの影響からかＰＡでも素っ気ないメニューから特徴のあるメニューに様変わりしていて、ここでは「道口豚かば丼」なるものを食べる。豚丼に目玉焼きがのっているだけだけど、甘みが利いてなかなか美味しかった。
福山西ICで高速を降り、しまなみ海道に入る。バイクだと尾道～今治ってあっという間だけど、せっかくここまで来たのだから、毎回一つの島に降りて巡ることにしている。ホンとは自転車や原付で回るのがいいんだけど、なかなか時間が取れないのが残念・・・
で、今回は尾道からだと二つ目の島、”因島”に降り立つ。あとはその場まかせ、行き当たりばったり。とりあえず先ほど渡ってきた「因島大橋」を眺めるスポットにバイクを停めて↑の写真を撮っていると、モンキー集団(50ｃｃのミニバイク)が現れ、島の南東の方へ走って行った。そういや「水軍ライン」とかいう看板があったな～というわけで、その道を行ってみることにした。島巡りのツーリングって事前に調査して行くよりも、現地でルートを決める方が断然楽しい。というわけで、その「水軍ライン」に入ると、ミニバイク集団が好みそうなタイトなカーブの上り坂が続く道で、一山超えたところで眼下に小さな漁港が見えてきた。ひっそりとしてそうだし、先の急ぐ旅でもないから寄り道することにした。
軽自動車がようやく入れそうな狭い路地を入っていくと、小さな鳥居があって、その横が小さな漁港になっていた。巨体のＧＳを恐る恐る波止場へ入れ込む。昔からツーリング雑誌の表紙を飾るような波止場にバイクを入れてみたかったんだけど、実際、入れてみると一つ間違えば海にドボンだし、冷や汗
結局↑の写真の位置くらいに入れ込むのが精いっぱいだった。
漁は終わられているみたいで、老婆が一人、黙々と網の手入れをされていた。しばしここで撮影タイム＆休憩。静かなところで日ごろの忙しさが嘘のように感じる。瀬戸内の島々って、太平洋と違って穏やかでいい。
神社にお参りした後、再びしまなみ海道に入る。
↑ ↓ 生口島の瀬戸田ＰＡにて。バックにそびえたつのは「多々羅大橋」。この橋は見た目スマートで個人的にはしまなみ海道ではベストな橋かな？
このＰＡからの景色ももう何回も見ているけど、何度見ても飽きない。
↑ ↓ しまなみ海道最後の橋、「来島海峡大橋」を渡って来島海峡ＳＡへ。この橋は今まで渡ってきた橋と比較にならないほど長くて大きくて、フィナーレを飾るには相応しい。走行中の景色をお見せできないのが残念。春の陽光を浴びながら、瀬戸内の小さな島々を眺めながらのんびり走るのは、言葉にできないくらい気持ちがいい。しかもこの日は穏やかで、横を走るチャリダーも気持ちよさそう。渡りきるとＳＡまで少し左カーブになっていて、これまた気持ちがいい！
四国ツーリング2015春 来島海峡大橋
今治ＩＣで降りて、Ｒ３１７で今晩の宿泊地、「道後温泉」に向かう。まだ”さくら”は早かったみたいで、咲いているところはなかった。今晩の宿は道後温泉本館からも程近いところ。トラック協会が運営されている宿で道後温泉にしては結構リーズナブル。初めて泊まるところなので、道に迷ってしまい、道後温泉の急坂を行ったり戻ったりする羽目になったけど、なんとかたどり着いてホッと一息。道後温泉本館ではいつになく騒がしくて、祭りが行われているようだ。あとで行ってみることにした。
