1月2日 1日目
ルート:自宅(奈良・橿原)→柏原IC→(西名阪道・阪神高速)→南港中IC→大阪南港~(フェリー)~東予港
距離:54㎞
R1200GSで行く「2010年新春ツーリング四国」。1日目は自宅から大阪南港までの54㎞。昨日までの厳寒から少しは寒さが和らいだものの、まだまだ寒い中、自宅をスタート。通り慣れた道を走る。R1200GSでのナイトランは初めてだが、ヘッドライトの光量や防風性能がしっかりとしていて、こんな冬のナイトランでも快適。まだまだ慣らし運転だから高速道路に入っても時速100km/hまでで抑え気味に走る。
大阪南港に到着。以前はここから九州方面や四国方面のフェリーが多数発着し、賑わっていたが、「さんふらわあ」で有名な別府方面への関西汽船がATCからの発着に変更となった他、大阪高知特急フェリーが廃止になるなど寂しくなってしまった。今回乗船する「オレンジフェリー」は、22時30分発。大阪南港を出航するフェリーの中では一番遅く出航するので、例えば仕事上がりでも利用できて便利。今回で3回目の乗船となる(前回2006年12月22日に乗船した記事はこちら)。
大阪南港22時30分発の「オレンジ7」は、愛媛県の東予港を14時に出発した昼行便の折り返し。なので、船内清掃が入り22時15分からの乗船開始となった。さすがにこの時期なので、バイクはボク1台。高速1,000円や燃料高によるフェリー業界冷え込みの中、正月休みというのに車は少なめ・・・係員の対応が親切なだけに残念である。本当はこうゆう大量の輸送機関というのが、もっと見直されていい感じがする。
バイクなので、1番に乗船して二等寝台に向かう。前回もそうだったのだが、今回も一番船尾の寝台で、結構エンジン音がやかましそう。ちなみに2段ベットが4つ並ぶ部屋だったけど、ボクを含めて乗客は3人。すべて下段に収まった。
「オレンジ7」は、まだまだ新しいフェリーなので、船内は快適。特にこの5階のラウンジは、広々としていて気持ちがいい。今回は寒かったので、甲板ではなくここで出航のひと時を味わうことにした。空いていたラウンジも出航直前にはすべてソファが埋まり、正月休みを大阪で過ごした帰省客で賑やかになった。若い客ばかりで今も昔も船旅は若い人には一定の支持を得ていることが分かる。単に安い移動ならバスもあるが、フェリーは横になれたり、このようなパブリックスペースが広く、風呂もあり、ゆったりとした旅を味わえる。
東予港には翌3日の6時10分着。以前はここから新居浜港まで運航されていたのだが、いつの間にか東予港が終着となってしまった。そんな早くから走っても仕方がないので、船内に7時まで休憩をすることにする。大阪南港で手続きを済ませれば、7時まで船内に滞留することができて便利。その間に朝食のバイキング(850円)を食べる。以前は、東予港を出航後、朝日を眺めながらのんびりとバイキングを楽しめたのだが、今回は停留中の船内で時間を気にして食べる。せめて7時30分まで滞留できると、ゆったりと食べれるのに残念である。
7時、まだ薄暗い中、下船する。東予港での下船は初めて。辺りは工業地帯で何もない。殺風景な中、「2010年新春ツーリング四国」を始めることにした。