昨日は、吹田市の万博公園の中にあるホテル阪急で、「BMW Osaka エフィシェント・ダイナミクス大試乗会」が行われたので、K氏O氏と共に行ってきました。
旬のBMW車が一挙に試乗できるというありがたいイベント、前回は2008年8月3日(記事はこちら)、前々回は2005年10月23日に参加していますが、毎回毎回試乗できる車種が変わっていて、飽きさせません。今回は隣接する駐車場での中古車展示会も行われました。
まずは試乗記・・・
まず最初に試乗したのは、650iクーペ(写真奥のホワイトの車両)。前回の記事を見ていたら、同じ車種に乗っていますが、今回はK氏の運転でボクは後席に乗車・・・正直、この車は前席のための車であって、後席に乗るなんて全くの常識外れ。よっぽど軽自動車の後席の方が快適に乗れます。まぁこの美しいデザインからして2人でお洒落に乗りたいものです。
2台目に試乗したのは、740iセダン。BMWでは最も高級となるクラスの車で本来は運転手付きでオーナーは後席に乗るタイプの車。今回はK氏、O氏に後席を味わってもらい、ボクは運転しました。Fセグメントの車両価格がオーバー1,000万円以上する車だけあって威風堂々としたもの。実際運転してみるとボンネットの先が見えるので、意外と乗りやすく感じました。乗り味を、「コンフォート」、「ノーマル」、「スポーツ」、「スポーツプラス」の4段階あり、それぞれ試してみましたが、万博外周の少し荒れた路面では「ノーマル」が一番良かった感じがしました。まぁ10分ちょっとの試乗で時速70㎞/hくらいで流して走っていたので、走る環境が違えばまた変わると思いますが。ナビゲーションの使い勝手など日本車以上に凝った表示ができ、一昔前の輸入車と比べるとこういったソフト面が向上したなぁと思います。後席の印象はやはり快適だったそうで、普段まず乗れない車だけに満足しました。
最後に乗ったのは、M3セダン(6MT)。これはK氏の運転でボクは助手席に乗ってみました。前回も乗っていますが、今回はマイナーチェンジが行われた後の走行距離は2,500㎞ほどの車両、前回よりも乗り心地がよくなった感じがしました。K氏はマニュアル車の信奉者で、今回も引っ張れる時は引っ張っていましたが、素敵なエンジン音を奏でていました。
M3セダンも最新のナビゲーションが入っています。ワイド画面なので2画面表示ができます。
今回は3シリーズの試乗が主になっていました。日本で一番売れているBMWだからでしょうか。カブリオレやツーリングも試乗できるようになっていました。
試乗会は、20分毎に一斉スタートし、万博外周道路5㎞を1周するコース。片側2~3車線の一方通行なので、空いていればアクセル全開にすることもできます(取り締まりに注意)。今回はこの季節なので、最終の16時40分スタートでは薄暗くなってきて、前回の明るい雰囲気とはまた違った雰囲気を楽しめました。M3セダンの助手席から7シリーズやM3、M5の追い抜きが見れるなど試乗会ならではの光景です。
次に展示車両・・・
今回の目玉がこの535iグランツーリスモ。このクラスで5ドアハッチバックの車が売れるなんて甚だ疑問ですが、最近のBMWは一風変わった車も出してきます。展示車の運転席に座ってみた印象は、ミニバンのような着座位置でなかなか新鮮な感じがしました。
試乗車も用意されていました。スタッフの話によると「まだ報道関係者の試乗会も行われていないのに、一般のお客様の方が先に試乗できるのには驚いた」と言われており、この試乗会が旬のBMWを用意されていることが分かります。
750iMスポーツも展示されていました。専用の20インチホイールやフロント、リアのメッキがポイント。さりげなく高性能をアピールしている点に好感を持てます。
片隅に置かれていたX5。よく見ると「X5M」とあります。SUVなのに555馬力のエンジンを積んでおり、どんな走りなのかワクワクします。
BMWのラインナップの中で唯一、車両価格が300万円を切る116i。性能やスペックなど目を見張る点が少ないのは事実ですが、シンプルなデザインでこれで十分と思います。コンパクトボディで走らせても面白そうです。
試乗車のM5。もうこの春には新型の5シリーズセダンの登場が予定されており、この型のM5もそろそろ最終となるはず。今回スタッフがボンネットを開けていたので、V10エンジンを見させてもらいました。特にこれといった意匠がされているわけではありませんが、エンジンルームをいっぱい使ってレイアウトされているエンジンは只者ではない凄みを感じます。
今回は中古車も多数展示されていました。この不況で中古車価格が下落しているようで、カローラの予算で3シリーズが購入できたり、クラウンの予算で7シリーズが購入できたり、以前と比べると随分と値下げされているなぁと感じました。走行距離も1万キロ前後の車があり、中古車を選ぶなら今がいい時期なのかもしれません。
毎回楽しませてくれるこの試乗会。今後はニュー5シリーズの登場やハイブリット車の導入も予定されており、ますます面白く楽しめるイベントになりそうです。