今朝の奈良は今年一番の冷え込み、マイナス5℃を記録したそうです。ニュースでは、今日、空から降るものが雪から雨に変わり、雪が溶け始める「雨水」の日と伝えていましたが、ボクの住む橿原市でも昨日の夕方降った雪が所々うっすら残っていました。
さて、今日は先週2月12日に御参りした、西国33ヶ所巡りの続き・・・15番寺の「今熊野 観音寺」です。
14番寺の「三井寺」から少し琵琶湖沿いのR161を北上し、唐崎付近のランプから西大津バイパスで南下し、R1に入る。京都市内は、最近RSタイチの京都店(バイク用品店)に行くようになって、南部の伏見区を走る機会はあるけど、京都市中心部の一般道を車で運転するのは、久しぶり。ナビを頼りに「今熊野 観音寺」を目指す。山を少し登ったところに、駐車場があり、そこに車を停めて、↑のお寺を御参りする。実は何の気もとめず、拝観料を払って入ったのだけど、このお寺が目指す「今熊野 観音寺」ではなく、「御寺 泉桶寺」であることが分かったのは、一番最後に立ち寄った納経所の係りの人に言われてからだった。それまでず~っと、このお寺が「今熊野 観音寺」と思っていたボクが恥ずかしい・・・
この「御寺 泉桶寺」は、天長年間(平安時代)に弘法大師がこの地に庵を結んだ事に由来するという。↑の仏殿は1668年に徳川家綱により再建された唐様建築の代表作(以上受付でもらったパンフレットより)。中に入ってみると天井が高く、質実剛健な感じがした。
気を取り直して、納経所の係りの人に言われた道順で「今熊野 観音寺」へ徒歩で目指す。5分ほど歩いて到着。奥に見える塔がなかなかいいアクセントになっている。このお寺も弘法大師がこの地に庵を結んだことが由来といい、本尊は十一面観世音菩薩という。本殿の中ほどまで入ることができ、靴を脱いで正座して、仏像を拝むことができた。立って離れた場所に置かれている仏像を拝むお寺が多い中、ここは、間近で仏像と対面できる。
弘法大師がお祀りされている、「大師堂」。この他、弘法大師が開かれた時に湧き出したという「五智の井」など、弘法大師ゆかりの地が多いお寺だった。
この後、しばらくは京都市内のお寺が続く。西国33ヶ所巡礼も、次回あたりでちょうど半分になりそう。まだまだ最後まで御参りするのは長い道のりです。
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