今日は、久しぶりに西国33ヶ所巡り。前回は13番寺「石山寺」まで御参りしたので、今日は14番寺「三井寺」と15番寺「今熊野観音寺」へ御参りしました。
今日はゴルフヴァリアントでひとまず滋賀県は大津市へ向かう。最近はバイクばかり乗るもんだから、昨年の秋にバッテリーを替えたばかりなのに、2週間前エンジンが始動せず(10秒くらい間をおいてエンジンをかけたらかかった・・・)、車でもバイクでもある程度乗らなかったら、調子が悪くなると感じた次第。ちなみに元から寒さに弱いCBはすでに動きません(=全く乗っていない)。まぁバッテリーを外してあるから、車からブースターケーブルで繋いだらエンジンはかかるはず。
行きは京奈和道経由で京都市内の外環状線→R1に入り、順調に大津市内に到着。大津市内には路面電車が走る区間があって、↑の京阪電車が4両編成で乗り入れる。京都市内では地下鉄になるこの電車、大津市内では路面電車になるという、日本でも珍しい電車。↑の写真を撮っていると、電車が後ろから来たけど、普通、路面電車は長くても2両だから、かなりの迫力があった。
「三井寺」へは、ナビのおかげで迷うことなく、到着。想像していたよりも境内が広そう。「三井寺」は俗称だそうで、正確には「園城寺」(おんじょうじ)という。天台寺門宗の総本山で、古くから日本の四箇大寺の一つに数えらる。天智天皇(626-672)・弘文天皇(648-672)・天武天皇(631?-686)[( )内は生没年)]の勅願により、弘文天皇の皇子・大友与多王(生没年不詳)が田園城邑を投じて建立され、天武天皇より「園城(おんじょう)」の勅額を賜わり、「長等山園城寺」と称したのにはじまる(受付でもらったパンフレットより)。ちなみに「大友与多王」という人物をネットで調べたら、飛鳥時代の皇族だと分かった。7世紀から今に続く歴史の長いお寺、拝観料(500円)を払って、少し進んだら早くも「納経所」が現れたので、納経帖を差し出したら、「ここは水観寺と言って、西国薬師霊場の第四十八番礼所で、西国三十三箇所の十四番礼所の観音堂はさらに奥です。」と係りの人に言われた。なかなか良く似た名前の礼所があるものだと思いつつ、石段を上がると、西国三十三箇所の十四番礼所の観音堂に到着した。
早速、御参りをして納経帖の朱印をもらう。本尊は如意輪観音(重文・平安時代)、33年毎に開扉される秘仏とのこと。境内からは琵琶湖が一望できた。
穏やかに晴れ、澄んだ琵琶湖が眺望できた。境内はまだまだ広そうなので、散歩がてら回ってみることにする。
現れたのは「金堂」。総本堂とされており、国宝に指定されている。写真で見るよりも実物は大きな建物で、現在の建築は、豊臣秀吉の北政所により慶長4年(1599)に再建されたという。桃山時代を代表する名建築として知られているという「金堂」に入る。天智天皇が信仰されていた「弥勅仏」が静かにまつられており、奥は数々の仏像が展示されていた。
慶長7年(1602)に再建された「鐘楼」(重文)は、近江八景の一つ、三井の晩鐘で有名とのこと。日本三名鐘の一つとして、環境庁の「日本の音風景百選」にも認定されている(色々あるものだ)。湖国に建つこのお寺、想像以上に大きく、由緒あるお寺だと分かった。15番寺からは再び京都市内に入る。西国33箇所巡拝も中盤に入ってきた。
(15番寺 今熊野観音寺 は次回投稿予定)
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