ツイッターでもつぶやいたように、GW期間中、風邪を引いてしまい、せっかくの晴天続きの休みも予定を大幅変更・・・そんな中、まだ元気だった(？)4/29は、会社の方とツーリング。なぜかボクの勤務する会社では、案外ボクの影響を受けてか“バイク”が秘かな人気を呼んでいて、50歳を間近にバイクの免許を取ってライダーデビューをする方がおられます。今回はG氏が中型免許を取得され、なんと20年ほど前に一世を風靡したスズキ「カタナ」を中古で購入。しかも購入までシークレットにされていたのです。周りはビックリです。排気量は250ｃｃ。こんな小排気量の「カタナ」が存在していたのですね。はたまた、R1200GSとK氏のXC800タイガー、250カタナとなんともアンバランスな３台で購入お祝い初ツーリングに出発です。
ルート：自宅(奈良・橿原)→(R166他)→飯高→(R166)→松阪→(県道59他)→亀山→(R1・25)→向井IC→(名阪国道)→針IC→(R370他)→自宅
距離：約180ｋｍ
今回はおなじみの高見峠から伊勢方面へ抜け、伊勢平野を北上、亀山から名阪国道で帰るというルート。全線が改良されて走りやすくなったR166は、絶好のツーリング日和とあって、多くのライダーで賑わっていました。道幅も広くて、適度なコーナーもあるこの道は初心者にも優しい道。今回は、道の駅飯高に立ち寄って、日帰り温泉に初めて入ります。それにしてもこの道の駅飯高は、昔は日本一小さい道の駅と言われる「道の駅ちはやあかさか」と匹敵するくらい小さな道の駅だったのが、いつの間にか日帰り温泉ができて、飲食施設もでき、立派な道の駅になりました。所詮、道の駅に併設の日帰り温泉なんて大したことはないと思って入ってみると、露天もあり、サウナもあり、一人用の釜風呂もありと立派な施設にビックリ。今回は行きで入りましたが、帰りがけに立ち寄って一汗流して帰るのも気持ちよさそうです。
松阪まで行き、県道を北上して亀山を目指します。伊勢平野は田植えの真っ最中。いたる所で田んぼに水が張られ、田植えをされている農家の方々が目に付きました。のんびり走っていると眠気に誘われ、これではイカンとコンビニに立ち寄ります。↑の写真、左からカタナ、GS、タイガー。カタナは4気筒、GSは2気筒、タイガーは3気筒となぜかエンジンの排気量が小さいほど気筒数が多いという不思議な組み合わせです。
カタナ共通の特徴的なスピード＆タコメーター。今でも現役です。レッドゾーンが15,500回転からになってる！最近は250ｃｃクラスのバイクが再び脚光を浴びていますが、単気筒や2気筒ばかり・・・こんな4気筒の超高回転型のバイクって希少価値アリアリです。それにしてもＧＳやタイガーと並べても古臭く感じないのは、未来的なデザインのおかげ？バイクって奥深い乗り物だなぁと思わされました。
ツーリングも満喫できたので、亀山の町に入ってそろそろ食事を取ることにします。今回は「亀八食堂」さんで昼食を取りました。
↓
↓
鉄板に肉、ホルモン、野菜、うどんを味噌でかきまぜて焼いて食べるという一風変わったこの料理。今流行りのＢ級グルメっていうやつでしょうか？はっきり言って大雑把なのですが、味噌がいい味を出して食欲をそそります。大の大人3人でもこれだけの量を食べるのはなかなか大変。ここでビールがあれば良いのでしょうが、まぁバイクなので仕方のないところ。結構有名店らしく、13時を回っていたのに、次から次へとお客さんが出入りしていました。
食後は隣町の「関町」へ移動して、東海道五十三次の宿場町で栄えた「関宿」を歩きました。昔ながらの街並みが保存されていて、バイクから降りて歩いてみます。思っていたよりもひっそりしていて、気付いたら1時間ほど歩いていました。
無料の休憩所もあって、こんな当時のお宅に上がることもできます。この庭の向こうは国道1号線が走っていて、少し走ると鈴鹿峠にさしかかるのですが、この空間にいる限り、車の音もほとんど聞こえず、静かなところでした。
帰りは名阪国道で帰ってきました。20年前のバイクと一緒なので、名阪国道は70km/h巡航。久しぶりにこんな低速で走ってみると、さすがに後続車にどんどん抜かれます(注：名阪国道の制限速度は60km/h。ただし走行車線でも80ｋｍ/ｈ以上で流れているので、他地域から来られた方はビックリされる)。案外、前車との車間は空きっぱなしだし、景色はよく見えるし、たまにはこんな走りも面白いかなと思いました。
周りでじわじわと増え続けるリターンライダー世代。Gさんが免許を取られたお陰で会社のライダーは4人となりました。今はバイクはないけど、以前は持っていて、免許のある人は何人かいるので、その人がリターンしてきたら、グループツーリングも夢ではないなぁと思いますね。
