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3月21日 2日目 PART2 砂と風との闘い
ルート:東予港→(R11他)→川内IC→(松山道・大洲道路)→西予宇和IC→(R56)→宇和島→(R56)→御荘町→(県道34他)→高茂岬→(県道300他)→御荘町
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PART1でも書いたように3月21日は、黄砂の舞う一日となる。高速は川内ICから乗ったけど、↑の写真のように黄砂でどんよりしていた。高速に乗れば強風の影響を受ける。特に橋を渡るところは、さえぎるものがないから速度を落として渡らないとグラッとくる始末・・・救いはボクの見ている11年前のツーリングマップルでは、伊予ICまでしか高速が開通していないが、現在は宇和島のすぐ近くまで開通していて、時間短縮ができたこと。高知や徳島もそうだが、四国はこの10年で高速道路網が発達したなぁと思う。
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西予宇和ICからは一般道を走る。降りてから気付いたのだが、この辺りは桜が咲いている。東予港を出た辺りは、まだつぼみだったから、それだけ南下したことを感じた。宇和島を過ぎて、津島町という町で河原に降りれるところがあったので、休憩することにした。川沿いには桜が咲いていて、ひと足先に春が感じられる。辺りは古くからの旅館があって、昔の宿場町があったのだろうか。町自体に歴史が感じられた。フェリーで一夜明かすと午前10時頃に眠気が襲ってくる。ちょうどその時間で、川が流れる音を聞きながら少し昼寝をして出発。
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さらに南下して、御荘町というところで寄り道して岬へ向かうことにした。道の駅みしょうの次の交差点を右折し、西海道路を走る。ツーリングマップルでは有料道路になっているが、無料化されていた。高台の桜並木の中を走り、気持ちがいい。ただそれはわずかで、高茂岬への道は1車線の狭い道だった。パニアケースを付けたR1200GSにとっては、こういう道は辛い。ようやく到着した岬は強風で、サイドスタンドで停めたR1200GSは、風で車体がグラグラ揺れている。天気がいいからまだいいけど、これで天気が悪かったら最悪なところだった。
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高茂岬、ツーリングマップルには「最高の夕日ポイント」と書いてあったから、もっと穏やかなところかと思っていたら、断崖絶壁の岬でビックリした。案内板によると、「豊後水道の難所」とあり、戦時中は「約40名の兵士が勤務し、豊後水道に侵入する敵艦船に備えた」とある。この日も、強風で100mもある断崖から海を眺めているのに、海からの波しぶきが風で運ばれて、顔に当たっていた。天気が良ければ、九州の山並みが見えるそうだが、黄砂で見えなかった。
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風が強く、黄砂も舞っていたけど、やはり今年最初の桜を見ながらツーリングするのはいい。道端から現れる山菜取りの人の手には「フキ」が握られていて、春だなぁと思った。実は、この日は足摺岬を目指して走ろうかとも思ったけど、そうなると走行距離が長くなって、時間的に厳しくなるので足摺は諦めて、高茂岬へ行った。岬までの道は険しかったが、素朴な漁村を繋ぎ、あまり観光地化されていないのに、好感を持った。