HIRO-P'S ROOM

撮影場所:富山県 相倉合掌集落 2024年11月

信州ツーリング2012春 PART2

2012-07-08 21:02:51 | バイクロングツーリング


PART2 早春の志賀草津道路を走る

2日目 5月5日

ルート:野尻湖→(R18)→信州中野→(R292)→草津温泉

湯釜

 昨日とはうってかわって朝から晴れ。昨日宿泊した国民宿舎杉久保ハウスの前は、野尻湖が広がり、朝食前散歩する。山々には雪が残り、季節が逆戻り。この野尻湖は釣りが盛んなようで、まだ7時前というのに釣り客で賑わっていた。今日は冬季閉鎖が解かれて1週間ほどの志賀・草津道路を越える、嬬恋から佐久に入り、ビーナスラインの美ヶ原へ向かう。大きな峠だけでも3つ越えるという“GS”にはピッタリのルート(?)。標高2000m越えの区間もある。ただ、残雪が残っていないか不安要素も抱えながらの出発となる。

 

 昨日はさんざんな天気で景色を楽しむ余裕も少なかったけど、今日は晴れて、信州らしい爽やかなツーリングを楽しむ。信州中野からマイベストのR292、「志賀草津道路」に入る。毎回“夏”に走っていたこの道、日本最高所の渋峠(標高2,172m)へ向かって駆け上がるにつれて気温も下がってくる。

 

 志賀高原スキー場には、スキー板を持った人で賑わっていた。こうゆうのを「春スキー」というのだろう。ゲレンデに目をやれば、雪が残っていて、確かにスキーを楽しんでいる人が見える。その横をバイクで走る。こんな光景は初めてで、本当に道に雪が積もっていないか、凍結していないか心配しながら走る。まぁ対向でバイクが下ってくるところを見れば大丈夫そうだけど、念のためにスピードを抑えて走る。上るにつれて霧も出てきて、完全な冬景色になってきた。



 で、最終的には雪の壁まで現れた。対向の観光バスの高さからして高さ3~4mといったところだろうか。よく「立山黒部アルペンルート」の開通時のニュースで、雪壁の中、歩く光景が紹介されるけど、バイクで体験できるとは思わなかった。夏はもちろんないので、この季節ならではの体験なのだろう。



 横手山のドライブイン駐車場で一休憩。夏は賑わっているのに、この時期は閑散としていた。霧が少し取れて眼下の景色が見えてきた。一面の銀世界ではないけど、ゲレンデには雪が残っていて、豆粒みたいなスキーヤーが滑っているのが見える。「春スキー」って何が楽しいのかなぁと思っていたけど、道中の雪を心配することなく、ゲレンデまで行けるのは、雪道に慣れていない人にとっては大きい。その気になればバイクでゲレンデに乗りつけてスキーができるまぁそんなことはさておいて、さすがにこの場所は寒すぎる。さっきからGSのグリップヒーターは最強にしているし、また霧が出てきたので、先へ進もう。ちなみに昨年の夏に同じ場所から撮った写真はこちら。所々木々が途切れるところがゲレンデだったのですね。



 日本最高所の渋峠(標高2,172m)を越えて、「湯釜」を見に行く。峠を越えると霧が取れて、青空も広がってきた。心配した凍結もなく峠を越えた。こちらの方も雪がどっぷりと残っている。「湯釜」は昨年の夏も紹介したように、神秘的なエメラルドグリーンの湖面が広がる火口湖。駐車場からは徒歩で20分あり、ちょっとしたトレッキング気分を味わう。↑の写真のように残雪の中登っていくこともできるけど、除雪された遊歩道もあり、そちらの方から登る。ここは昨年と同じく賑わっていた。





 この湖面の色はいつ来ても神秘的。火口湖だからか凍ってもいない。
動画もどうぞ。
<-- 湯釜 -->

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↑2012年5月5日                               ↑2011年8月16日

 下り道、昨年夏とほぼ同アングルで志賀草津道路を撮影してみた。昨年の夏はもう緑が綺麗に生えているけど、今回はまだまだ冬の佇まい。標高が高いこの地域では新緑もまだまだ先のよう。





 下りる時、少しだけ雪の中を歩いてみた。5月に入ったというのに、雪上体験ができるとは思わなかった。




 湯釜を後にして、草津温泉へ一気に下る。残雪の残った山並みがきれいで、寒いところもあったけど、この時期ならではの雪壁ツーリングが体験できて満足しながら下る。マイベストの「志賀草津道路」、今回もその期待を裏切ることなく、走り終えた。



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