HIRO-P'S ROOM

撮影場所:富山県 相倉合掌集落 2024年11月

信州ツーリング2012春 PART3

2012-07-11 23:08:37 | バイクロングツーリング


 PART3 季節の移り変わりを体感

 2日目 5月5日

 ルート:草津温泉→(R292・県道59・パノラマライン)→嬬恋→(R144・県道94)→東御→(R18・R152)→和田宿→(県道178)→美ヶ原
      山本小屋泊

 距離:177km

  草津温泉街はGWの行楽客の車で渋滞。今回のツーリングで一番の渋滞箇所だった。ここまで来て温泉にも浸からず、湯畑も見学しなかったのは、昨年と同じ。やっぱりバイクだとこの先の気持ちのいい道を走りたい! というわけで、昨年発見した「嬬恋パノラマライン」を今年も走る。





 R144を境に、北ルートと南ルートに分かれる「嬬恋パノラマライン」。昨年は北ルートと南ルートを繋いで軽井沢へ向かったが、今年は渋滞を避けて、北ルートから県道94号線地蔵峠を越えるルートを取ることにした。北ルートだけでも22.7kmあり、浅間山を眺望しながらキャベツ畑の中を走るのは、気持ちがいい。まだまだ知名度が低い(?)ので、通行車両が少ないのも魅力。







 キャベツ畑はまだ土で覆われているところが多く、昨年の夏、見かけた収穫する農家の姿も見えない。ひょっとしたら1カ月前は雪に覆われていて、ようやく春が訪れたのかもしれない。





 昨年も立ち寄った「愛妻の丘」へ今年も立ち寄ってみた。まだ縁のない場所だなぁと思いつつ、雪の被った浅間山を眺める。昨年の記事(こちら)に夏の様子を投稿しているので、春の写真と見比べて見てほしい。まだまだ緑が少ないけど、爽やかな空気の中、快走することができた。



 今年は初めて浅間山の西側の峠を越えてみた。軽井沢に抜ける「鬼押ハイウェー」は「日本ロマンチック街道」の一部で快適、快走路だけど、最後の軽井沢の渋滞が大変なので・・・この地蔵峠越えはマイナーなようで、一部狭い区間もあるけど、渋滞なく小諸方面へ抜けることができた。峠からは鹿沢や湯の丸高原といったトレッキングに最適な名所もあるようだけど、今回はパス。東御市へ入ると今までの爽やかさから少し暑くなった気がした。






<-- 桜吹雪 -->

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 県道94号線を下って、遠くに上信越自動車道が見えてきたころ、今が見ごろの桜並木を見つけた。ボクの住む地域では3週間ほど前に散ってしまった“桜”が今が見ごろとは、さすがは信州。空は初夏を思わせる青い空が広がっているのに、“桜”が満開。でも風が吹く度に“桜”が散っていく。桜吹雪がGSに降りかかり、なかなか風流な気分を味わえた。まだ“桜”が見れるなんて思わなかった。
 この後、R18からR152を経て、標高2,000mの美ヶ原を目指す。途中、ツーリングマップルで紹介されていた「黒豚カツ丼」を食べるために「道の駅マルメロの駅ながと」へ立ち寄る。「黒豚」なんて信州の特産だっけと思いつつ(鹿児島産だった)、店内はGWで地元の子供会の食事会が開催されていて、カツ丼が出てくるのに30分以上待たされて、うんざりしていたが、後日聞いた話で、会社の同僚のS氏がこの時、たまたま、この道の駅に立ち寄られてボクの奈良ナンバーのGSを発見していたことが分かってビックリ。サイドケースを両側に付けて、センタースタンドで停めてたら結構目立つんですね。結局ボクは店の中だったので会えなかったが、携帯電話が普及した現在、こんな話は久しぶりに聞いた気がした。



 カツ丼を食べるのに予想外の時間を費やしてしまったが、ここまでくれば今日の宿泊地「美ヶ原」へはあと少し。今回はメジャーな「ビーナスライン」からではなく、中山道の宿場町「和田宿」から登ってみることにした。「和田宿」は古くからの宿場町。「美ヶ原」へ上がれば飲み物の値段も上がるだろうと自販機でお茶を買っていたら、地元のおじさんが声をかけてくれた。方言が入っていて意味を理解するのに時間がかかる。まぁそんなやり取りも旅の醍醐味だなぁと思う。
 県道178号線はなかなかハード。「ビーナスライン」が無かったら、こんな道で登らないといけなかったのだろう。標高が上がるにつれて気温が下がるのが身にしみて分かる。最終的には「ビーナスライン」に合流し、いとも簡単に標高2,000mの世界に到着。本日宿泊する「山本小屋」は、駐車場から一般車進入禁止のダートを走って入る。以前からツーリング雑誌に紹介されている有名な宿で、「山小屋」というに相応しい外観。スノーモービルが格納された小屋へバイクを入れさせてくれて、夜露の心配もいらない。少し早く到着したので、荷物を部屋に置いて、周辺を散策することにした。





 行楽客が去った後の美ヶ原、ここを散策するのは一昨年の9月以来。その時の記事を投稿していないので、ここを紹介するのは今回が初めてになるけど、標高2,000mの世界に広がる牧草地帯。まだ訪れた時は雪が残っていて、草はこれから生えるとのこと。2枚上の写真は、美しの塔でその先に見えるのは「王ヶ頭」の電波塔群。翌朝聞いた話によると、ここは日本の重要な電波が集まっているとのことで、実際サミットが開催される時は警備隊が投入されるとか。見ている限りは平和な感じがする。
 宿に戻り、名物のジンギスカンの夕食を食べる。たらふく食べて、食後は館長の美ヶ原周辺のガイドが行われ、温泉も入り1泊2食付きで9,975円と昨日泊まった宿に続き、今日もお得な宿だった。明朝は朝食前にバスで「王ヶ鼻」への散策があると聞き、早めに寝ることにした。



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