HIRO-P'S ROOM

撮影場所:和歌山県串本町 橋杭岩 2024年3月

山陰ツーリング2015秋 PART2

2015-12-24 22:35:55 | バイクロングツーリング


 今年もあと少しになってきました。まだまだ12月とは思えないくらいの暖かい気候が続いているのであまり年末って気がしないけど、あと1週間と少しで2016年になってしまうんですね。今年もバタバタしていて、ツーリングの記事なんて半分も投稿できなかったけど、今年最後のツーリングぐらいは最後まで投稿しとかないとね、というわけで11月の山陰ツーリングの続きをどうぞ。

2日目 11月23日

route:皆生温泉⇒(R431)⇒米子IC⇒(山陰道・R9他)⇒鳥取砂丘⇒(R29他)⇒若狭⇒(R29)⇒山崎IC⇒(中国道・播但道・阪神高速・西名阪道)⇒柏原IC⇒自宅
distance:364km

 この日の天気予報は雨だったのが、朝起きてみると快晴。いつもはたいがい逆のパターンが多いのだけど、朝食会場で大山から昇る日の出が見れて、何か得した気分になる。

 

 




 でもやっぱり冬の日本海。晴れても波の迫力が瀬戸内海や太平洋と違う荒々しさがあった。音が「ゴォ~ゴォ~」って感じで、飲み込まれたらひとたまりも無くなりそう・・・鳥取地方の本日の天気は持ちそうだけど、これから帰る近畿地方の天気は夕方から雨の予報だったので、少しでも早く帰りたい。まぁ2日目のルートは決めてるようで決めてなかったけど、鳥取砂丘を見て、戸倉峠から帰ることにした。
 鳥取までは「山陰道」をフル活用。この「山陰道」は無料。まぁR9号線は海岸線を走り風光明媚なのは断然こちらなんだけど、少しでも時間を稼ぎたい。





 「山陰道」は全通していないので、所々はR9号線を走る。↑は因幡の白うさぎで有名な「白兎海岸」。ここも荒波は半端ではなかった。この荒波を利用してサーフィンを楽しんでる人がいた。



 順調に進み、鳥取砂丘へ。ベタな観光地なんだけど、前回は確かGW真っ只中で周辺道路が渋滞していて、断念した場所。今回は混雑もそれほどでもなく、快晴でよかったですね。当初、歩こうとは思ってなかったけど、↑の入り口でせっかくだから先端まで行ってみようと思い、砂の上を歩きだす。





 15分ほど歩き、最後の丘を登るとこの風景。ホンとに穏やかな天気でよかった。ちなみに「日本三大砂丘」の一つに「鳥取砂丘」がノミネートされてるけど、あとの2つはどこだったかな?と調べてみると、鹿児島県の「吹上浜」と静岡県の「中田島砂丘」とのことだった。「吹上浜」は学生時代に行ったことがあるな。「中田島砂丘」は浜名湖の少し東にあるらしい。



 らくだが写っていたら、砂漠にでもいるような光景だな。


 

 鳥取砂丘を後にして、戸倉峠を目指す。このR29号線、以前は関西から鳥取へ向かうメインルートだったように思うけど、最近「鳥取道」ができて、そちらを利用するクルマが増えたみたい。関西地方のこの時期のニュースでよく初冠雪があったとかいう便りが届く「氷ノ山」の麓を走る。峠越えの前に立ち寄ったのは道の駅若狭向かいの洋食屋さん。ここで「鹿肉カレー」をいただく。「鹿肉」といえば、以前はなかなか食べる機会が無かったように思うけど、最近は地産地消ブームで口にする機会も多くなってきた。きちんと血抜きをされていれば、臭みもなく柔らかいので、気にすることはない。自家製のカレールーとの相性もよかった。

 

 昼食後、若狭鉄道の若狭駅へ。この駅は山あいの終着駅なのだけど、近年、ある取組みが注目されている。とりあえず、入場券ならぬ「入構券」を購入して、改札口の中に入る。





 

 ちょうど、1両編成のディーゼルカーが出発するところだったので見送り、構内を改めて眺めてみると、懐かしい客車やディーゼル機関車、蒸気機関車まで停車していた。この青い客車懐かしいな。ボクが高校生の時に、青春18きっぷで初めて四国へ行った時に乗った客車だ。夜行なのに座席車で、ほとんど寝れず、体調を崩して高知市内観光の予定が、早々と高知駅で折り返して帰ってきたのを思い出した。あの時は旅慣れていなかったな。





 今となっては貴重な給水塔の横に停車している蒸気機関車とディーゼル機関車。蒸気機関車はC12型。ディーゼル機関車はDD16型で、どちらもローカル線で活躍した機関車。まぁここまでなら、普通の公園の展示車両と変わらないんだけど、今後この蒸気機関車が本線を走る予定という。しかもどれだけの経済効果があるのか推測するために、今年の春に営業中の列車を運休にして、DD16型の動力を借りてC12型が先頭に経ち、青い客車を連結して実際に本線を走ったというのだから、すごい。乗客は写真のホームに写っている人形が乗ったらしい。
 今はこのC12型は構内運転用で指定日に運転されるとのことだけど、今後、本線を走るとなったらこの地域の観光の目玉になりそう。

 

 

 C12型は小型の蒸気機関車ながら、間近で見ると迫力がある。構内運転をされているからか油の匂いがムンムンしていて、好きな人にはたまらないだろうな。



 機関車の向きを変えるターンテーブルも残されているし、乗客を乗せる客車もあるので、あとは本線運転の実現が叶えばいいですね。



 若狭駅をあとにしていよいよ峠越え。今年は暖冬なのか11月も終わりというのに、快適に峠道を楽しめた。交通量が減っているので、思い思いの走りで峠越え。山崎ICから中国道に入る。まだ天気は薄曇りで持ってるけど、連休最終日、宝塚の渋滞が始まっていたので、行きと同じく播但道から山陽道、阪神高速の順で神戸から帰る。天気、大丈夫大丈夫と思ってたら神戸市内に入って布施畑JCTで本降りになり、最後の最後でカッパを着用。まぁ天気がここまで持てばいいか。



 神戸市内の渋滞を抜けて、芦屋料金所で一休憩。この時期のツーリングは日が短くなったなって実感する。一度降りだした雨は止むことなく19時すぎに自宅到着。今回の山陰ツーリング終了となった。



 今回初めて長距離ツーリングに駆り出したBMW・F700GS。実はこの派手なカラーはレーサーレプリカのS1000RRに引き継がれて、この2015年モデル限りのカラーになった模様。2016年モデルでは少しタンクの形状が変更になって、落ち着いたカラーが採用されているそうです。しかもボクのGSは「ハイライン」。センタースタンドが付いてます(他のカラーや同カラーでも今年後半に入ってきたモデルはローダウン仕様でセンスタ無し)。なんか購入から1年経たずして希少モデルリスト(?)に仲間入りした気分。

 まぁ今まで兄貴分のR1200GSに乗っていて、ダウンサイジングしたわけだけど、今回のような1泊2日のツーリングなら、気軽に乗り降りできて、そこそこパワーもあるこのGSの方が合っていると感じました。R1200GSと比べたら注目度は低いけどね…最初は薄っぺらいかなと感じたシートもこれだけ長距離を走ってもお尻が痛くなるようなことは皆無だったし、これまで購入して最初のツーリングだったら肩肘張ってそれなりに疲れたけど、今回はダウンサイジング効果からかそんなことは一切なし。そうそう燃費もいいし(平均で26km/L)、日本の道をツーリングするにはもってこいのバイクですね。

 カウルが小さいので高速道路での走行は風の影響を受ける。これはもっと大型のカウルに変更したいな。あとはオプションで装着したスタンドエンドが少し高くて停めた場所によってはスタンドの出し入れがしにくいかな。欠点と言えばこれくらいで、車体が軽いから思い思いの道に入っていける。尖ったところが無い分、面白みはないかもしれないけど、旅を目的とするなら、どんなライダーにもおススメできるバイクだなと思いますね。



 余談ながら、困ったな~と思ったのは、「鳥取砂丘の砂」。駐車中に風で運ばれてきたのかな?タンク回りやシート回りにくっついてしまい、今でもシートの下など残ってしまってます。まぁ甲子園の砂ほど価値はないだろうけど、ネタとしては面白いかな。いや~でもこれがタンクの中に入ってガソリンと混ざったら・・・なんて思うとゾクっとしますね(笑)。



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2 コメント

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冬の海好きです (ひら莉)
2015-12-26 14:49:35
またお邪魔しましたと言っても久々ですけど、

冬の海は良いですよね~、静かで、
私の家の近くは湘南なんですけど、

綺麗とはいえないので、
ステキ過ぎてビックリしました。。

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ありがとうございます。 (HIRO-P)
2015-12-27 23:37:50

奈良に住んでると海を見る機会があまりなくて、
ツーリングで海岸線を走る時は、なかなか気持ちいいですね。

この日は天気が良くて、いい写真が撮れました。
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