8月のお盆休みに行った会津・日光方面のツーリング。久しぶりに雨の中のツーリングとなり、写真は少なめになってしまいましたが、またいつものように少しづつ投稿していきます。
8月12日 1日目 ＰＡＲＴ１ 台風の中ツーリング
ルート：自宅(奈良・橿原)→針ＩＣ→(名阪国道)→壬生野ＩＣ→(Ｒ３０８他)→八日市IC→(名神・北陸・磐越道)→会津若松IC→(Ｒ１１８他)→芦ノ牧温泉
距離：７２０㎞ 芦ノ牧温泉「丸峰観光ホテル」泊
まぁ台風にぶち当たるのが分かっていて、バイクで出発するのも物好きなものだけど、今回はバイクで初めて行くエリア、しかも鉄道旅行を合わせても２回目のエリアになるので、車で行くより、バイクで行った方が面白いと思った次第。天気予報によると２日目、３日目は晴れそうだし、台風一過の快晴も期待できる。てなわけで、小雨混じりの朝焼けの中、自宅を朝５時３０分に出発！今回は高速道路をたっぷりと走って距離を稼がないといけないので、早朝の出発となった。
小雨だったのは、奈良県内だけで、名阪国道に入り、三重県、滋賀県と走っていくうちに、大雨になってきた。まぁこれも想定内なので仕方がないが、これまでキチンと機能してきた、もう１５年前に購入したモンベルのゴアテックスレインスーツが限界を超え、カッパの中に雨が侵入してきた。学生の時からの自慢のレインスーツ(カッコ良く書いているけど要はカッパ)が、これほどまでに役に立たないのは非常に残念・・・ブーツカバーもしていないので、ブーツの中も雨が滲みこんできて、これまた最悪の状態・・・まぁこんな状態でもＲ１２００ＧＳは淡々と走るが、一つだけトラブル発生！右左折の時にウインカーを点けていると、３０秒ほどで勝手に止まってしまう。確かに消し忘れがないので(バイクの場合、こちらからキャンセルボタンを押さないとウインカーが点きっ放しになる)、その点はありがたいけど、信号待ちで点けていたと思って、いざ出発の時に消えていてビックリすることが度々あって、とりあえず注意してみることにした。幸い晴れの時にはこの症状は現れないので、しばらく様子を見ることにする。
八日市ＩＣから名神に乗り、米原ＪＣＴから北陸道を突っ走る。敦賀付近では雨が上がったものの、金沢付近ではまた雨が強くなってきた。こんなに雨が強いのに、朝が早かったので眠気に襲われる。結果、１時間毎にＳＡ、ＰＡに立ち寄って休憩を取るが、雨のためになかなか休憩できるところがない。居眠り運転にならないよう注意しながら先を進む。実は北陸道を延々と走り続けるのは、今回で２回目。１回目は今から１３年前の夏、CB400Fourで、舞鶴から秋田県の象潟まで一気に走った時に敦賀ＩＣから延々と新潟ＩＣまで走った。この時は真夏日の快晴だったので、まだ今回と比べるとまだ快適に走ったと思う。余談になるが、この時走った７５９㎞という数字は、１日で走った距離としては最長で、今回の旅でもその記録を塗り替えることができなかった。
富山を過ぎ、景勝地の親不知の辺りでまた雨が上がった。お昼時ぐらいは雨に降られたくなかったので、ちょうどいいタイミングで雨が上がってくれた。糸魚川を過ぎた「蓮台寺ＰＡ」で昼食を取る。ここのＰＡは「らーめんとん太」というラーメン屋があった。このラーメン屋は昔、なぜか十津川村のＲ１６８沿い１件あって、残念ながらその店は潰れてしまったが、こんな所でこのラーメン屋に出遭えるとは思わなかった。少しこってり目のラーメンを食べて暖を取る。店に入る時はレインスーツを脱いでいるが、服は少し湿っていて、なんともすっきりしない。
蓮台寺ＰＡを過ぎて、新潟県内に入っていくと、また雨が降り出し、さらに風が強くなってきた。Ｒ１２００ＧＳは、背が高いので、風の影響はもろに受ける。新潟平野に入ってくると、遮るものがなくなるので、時速80km/hをキープするのがやっと。それでも大型トラックに抜かされたりすると大きくハンドルを取られ、ヒヤッとしながら走る。磐越道に入ると片側１車線の交互通行になり、さらに風が強くなりスピードが落ちてきた。当然、後ろに車の列ができるが仕方がない。風に流されないようハンドルを握るのが精一杯となる。やがて、山越えの区間に入り、トンネルが多くなってくると、今度は眠気に襲われ、何度も居眠り運転になりかけヒヤッとしながら先を進む。まぁこんな感じで何とか会津若松ＩＣに到着した。
一般道に降りて、今日の宿、芦ノ牧温泉へ目指す。一般道に降りて気付いたのだが、明らかに路面がガタガタで轍ができていて、信号待ちの時は立ちゴケしそうになる。この辺り日本といえども、地方によってはかなり差があると思う。芦ノ牧温泉「丸峰観光ホテル」には、１７時過ぎに到着。ネット予約でしかも平日料金だったので、通常よりかなり安く予約ができたが、想像以上に大きなホテルで、雨でびしょびしょになったライダーが入るのにはちょっと気が引けるホテルだった。しかも、入り口ではきれいな女将さんがずらっと並んで挨拶され、どう考えても場違いなところへ来てしまった気がした。
雨で濡れた服を部屋いっぱいに乾かして、お風呂に入ってスッキリした後は、別室に移って夕食となる。さすがに一流ホテルなので、質、量共に文句なし。これで雨さえ降られなかったら、言うことなしなのだが、こればかりは仕方がない。台風は東北地方北部を縦断し、幸い会津地方には被害がなかったようだ。明日の天気はまずまずのようなので、早めに寝て初日の疲れを取ることにした。
