BMW323ｉ試乗記

　ボクの家にはＢＭＷ、Ｅ４６型前期型の323iがあって、たまに乗ってきたけど、今日から４日間、車検ということで、代車がやってきました。いつもなら「ＢＭＷ」のマークが大きく付いた軽自動車(要するにディーラーの営業車)が代車として来るのに、今回は本当のＢＭＷ(?)の新型であるＥ９０型の323iが代車として来たので、早速、いつもの山麓線までワインディングを楽しんできました。

　１時間ほど走った感想は・・・
①E46(今家にある型)と同じ２５００ｃｃの直６ながら、随分と高回転までスムーズに回る感じ。普段は静かながら、回すと結構甲高い音になり、E46の図太い音とは全く違う音質だった。ちなみに昨年の秋に同じ2500㏄でハイパワーの325iを万博公園で試乗したけど、加速はやっぱり325iの方が上。ただ、そこまでいつも回すかと言えば疑問なので、このくらいのパワーがちょうどいいと思う。その辺のワインディングを飛ばすくらいなら、十分です。ちなみにBMWではスポーティモデルとしてMスポーツというグレードがあるけど、今回の代車は通常のモデル。しかし、ハンドルがE46と比べて一回り小さいので、かなりスポーティな感じになっている。


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②サイズ、スタイル共にＥ４６型とそれほど変わらないので、車内の広さもそれほど変わらない。ウッドパネルが装着されていたけど、質感に乏しく安っぽい感じ。しかも、この車だけの現象かもしれないけど、センターパネルから不快な音が出ていた。

③まだ2300㌔しか走っていない車だったので、仕方がないかもしれないけど、乗り心地はかなり固めで、E46型のしなやかな足に比べたら、かなりゴツゴツした感じ。これは、新採用のランフラットタイヤ(ブリヂストンのポテンザ)が影響しているかもしれない。ちなみにエンジン音が静かになった分、ロードノイズが気になった。
④これも個体の問題かもしれないけど、アクセル開度の調節が難しく、特に車庫入れではE46ではスムーズに動くのに、この車はかなりギクシャクして、かなり気を遣った。初期のCVT車みたいな現象で(ちなみにこの車は6AT)、クリープ現象がうまく働かない感じ。

　というわけで、エンジンに関しては、E46と比べたら進化したのは認めるものの、全体的なフィーリングは今一つ。特に快適性がダウンした印象。まぁE46型は最初登場した時は快適性を重視しすぎたあまり、スポーツ性能が今ひとつの評価で、後々、スポーティ路線に変更された経緯があり、今回は最初からスポーティ路線を目指した感じ。まだこのE90型は出て間もないので、これからどれだけ熟成されるのか注目です。

　お知らせ：７月１１日画像を追加しました。ブルーの枠をクリックすると追加画像になります。