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日産の実質的なフラッグシップサルーンとなる「FUGA」。なかなか抑揚のあるデザインでオーソゾックスなデザインの多い日本車の高級車市場では新風を吹き込んでくれそうです。
もちろん買う予定はないのですが、値段の割りには色々な装備が付いていてお買い得感は高そう。今やセダンなんて人気のないジャンルとなりましたが、冠婚葬祭どこにでも行ける車は今も昔もこのジャンルになりそうです。というわけで、参考程度にカタログを取り寄せ。実は、小学生のころから車のカタログ集めが好きで、今では、みかん箱2つくらいあります。昔はディーラーで頭を下げないとくれなかったカタログも今やインターネットで、しかもディーラーからの連絡を受けたくない人向けには、メーカーから直送という形で、随分と楽にもらえるようになりました。この「FUGA」のカタログもネットから手軽に取り寄せたのですが、届いてみてちょっとびっくり。写真集といっても通用するくらい、しっかりとした造りのカタログでした。
日産のカタログの特徴で変型判なのは他と一緒なものの、表紙が本のような硬い表紙になっていて、中の写真も綺麗。久しぶりにワクワクさせられながら、カタログのページをめくりました。背表紙もしっかりしています。そんなに売れる車でもないのに、ここまで力を入れるというのは大したものだと思いました。
以前にもこんなカタログがあったなぁと探してみると、同じ日産の「Z33型フェアレディZ」のカタログが同じ本のようなカタログでした。この時は、復活したZのカタログとして、日産も気合が入っていたのでしょうか?真ん中で開いて、さらに開くという凝った造りのカタログで、ワクワクしながら見た覚えがあります。
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カタログコレクションを一部紹介しましょう。
'84年当時のBMW「318i」のカタログ。バブルの時によく売れたので懐かしく思われる方もおられると思います。父が購入し、'99年まで乗り続け、ボクもこっそりと(?)運転したことのある懐かしい車です。この当時でもすでにAT(3速!)が主流だったなかで、5速MTで小さなボディで楽しい走りの車でした。カタログはA1サイズで折りたたんでA4になります。今となってはシンプルなものですが、大事に残しておきたいカタログの一つです。
'98年当時のホンダ「CB400Four(NC36)」のカタログ。今も乗っているCBのカタログで、この「4発が、聞こえる。」というフレーズに憧れて購入したのです。このカタログに載っている赤色が圧倒的な人気色で、ボクの乗っているブルーは少数派でした。このカタログも薄いものですが、今も大事に残しています。
少し前までのBMWモトラッドのカタログは、一つの国を旅するテーマにしたカタログで、夢の膨らむものでした。「R1200GSアドベンチャー」で行く中国大陸ツーリングや、「R1200RT」で行く北欧ツーリングなど。本国のホームページではそららのツーリングの動画もアップされていて、見ごたえのある内容です。ただ、コスト削減のためか、最新のBMWモトラッドのカタログは薄くなってしまい、テーマがなくなってしまったのは残念です。
先月まで乗っていた、BMW「F650GSダカール」のカタログ。乗っていたボクでさえ「本当にこんな走りができるのか」と思ってしまいます。ダート林道を恐る恐る走っていたボクにとっては、こんな走りは到底無理です(笑)。
会社では、車の購入も仕事の一つなので、最近ではこのような「軽トラ」などの商用車のカタログも集めています。「軽トラ」のカタログも侮れません。ページは普通の車と同じで、荷台の大きさや、みかん箱がどのくらい積めるのかなど、なかなかユニークで分かりやすいアピールをされていて、見ていて飽きません。おそらくユーザーである高齢者の方に合わしてあるのでしょう。文字も大きめで、はっきりとした表現をするように、各社努力されています。
究極のエコカーである電気自動車、三菱「i-Miev」のカタログ。量産初の電気自動車として今注目の車です。近い将来、こんな電気自動車のカタログが主流になるのでしょうか?
今まで集めたカタログも見ていたら、年代によって偏った集め方をしているのに気付きました。小、中学生の時は、バブルの時も影響してか高級車が中心、大学生から社会人に入る時は、懐を気にしてかコンパクトカーや軽自動車が中心、最近は輸入車が中心と・・・まぁ基本的に無料でもらえるカタログ、最近はネットで依頼して宅急便で自宅に届くから便利になったものです。ほとんどがカラー印刷で、メーカーとしてはかなりの広告宣伝費になっているものと推されますが、今回の「FUGA」のようなカタログや以前のBMWモトラッドのカタログは、後から見ても楽しいので、各社頑張ってもらいたいものです。