先日、11/7(日)に行った「淡路島一周サイクリング」。自転車ツーリングはすでに投稿しましたが、今日は、もう一つの目的であった、本州と淡路島を結ぶ明石フェリー(通称:たこフェリー)を紹介しましょう。前回書いたように「たこフェリー」は11/15に休止となり、名残惜しみの乗船を兼ねて、行ってみたのです。「たこフェリー」は当ブログでも2回紹介済み。1回目は未だ当ブログを初めて間もない’05年10/10に車で、2回目はその翌年’06年7/16にバイクで利用しました。1回目の乗船時は10月の連休中だったので、乗船するのに2便待ち。2回目の乗船はバイクだったので、待たずに乗れましたが、2回とも乗船客は多く、結構賑わっているなと思っていたのに、航路休止に至ったのは、紛れもなく「高速道路休日1,000円」のあおりを受けたもの。まぁ休止と聞いて名残惜しみの乗船目的で行ったのに、次の週の半ば(11/10頃)に、来年春を目指して、復活するという話も入ってきましたが・・・結局は、橋を渡るよりもフェリーを利用する方が安く行けたのが、逆になってしまい、客が激減してしまい休止となってしまったわけです。
まぁ前置きはこのくらいにしておいて、11/7名残を惜しむ客で溢れていた「たこフェリー」の様子を紹介しましょう。
明石港に着いたのは午前8時過ぎ。9時ジャストの便に乗るつもりで行ったのに、この時点で自転車なのに2便待ちの状態だった・・・自転車でフェリーの乗船を断られたのは初めて。以前の「たこフェリー」なら1時間に2から3便出ていたのが、先月より1隻での運航になってしまい、1時間に1本しか運航されていないので、2本待つということは11時まで待たないといけないわけ。さすがに淡路島に着いたらお昼前で、そこから自転車で淡路島1周はとても無理。M氏の提案で「必殺!輪行」(輪行とは自転車のタイヤを外して、専用の袋に入れて乗客と一緒に客室へ持ち込むというもの)というのもあったけど、ここは素直に隣の港から出航している「淡路ジェノバライン」で淡路島へ渡ることにした。「淡路ジェノバライン」は、前回も紹介したように車やバイクは運べないが、自転車は運んでくれる高速船。折しもこの「淡路ジェノバライン」がこの「たこフェリー」再開に向けて支援するのは、この時は知らなかった事実。「たこフェリー」乗船は帰りに乗れることを祈って、泣く泣く(?)同じ時刻に出港する9時ジャストの便で淡路島へ向かった。
「淡路ジェノバライン」は明石~岩屋間を13分で結ぶのに対して、「たこフェリー」は20分かかる。なので、同じ時刻に出航したのに、港外で「たこフェリー」を捉え、明石海峡で一気に追い抜いた。「たこフェリー」はのんびり明石海峡大橋を眺められるが、こちらは速度が相当速く、立っているのがやっと。「たこフェリー」の甲板上にはたくさんの乗船客がいて、あと航路休止まであと1週間あるのに、「さよなら運航」のようだった。
さきほど追い抜いた「たこフェリー」を岩屋港で眺める。3隻あった「たこフェリー」も最後まで残ったのは、この「あさかぜ丸」のみ。航路休止後は、東南アジアかどこかの国へ売られるのであろう。日本の船はよく整備されているので、アジア諸国には人気が高いと聞く。時間帯のせいか折り返し明石港へ向かう便は乗客はまばらだったが、帰りはこの航で帰れるようにしたい。
結局、淡路島一周サイクリングを終え、岩屋港に着いたのは日もどっぷり暮れた19時半。日曜の夜だからすぐ乗れるだろうという甘い予測は外れ、一便待ちの状態。帰るのは遅くなるけど、ここは1時間待って「たこフェリー」に乗らないといけないだろうというわけで、21時20分の便の切符を手に入れた。
残念ながら左の券は乗船時に没収されるので、記念撮影。
自転車でフェリーに乗るなんて、もう10年ぶりかな。この乗るときと降りるときの高揚感がフェリー旅の醍醐味だと思う。今回はナイトクルーズ。20分ではあるが、ライトアップされた明石海峡大橋や対岸の夜景が車で橋を渡るのとはまた違った光景となる。
自転車はこんな感じで航送される。
さすがに時間が時間だからか、車は少なめ。どちらかというと自転車やバイクで賑わっていた。車両甲板にもキャラクターが描かれているのはご愛敬。この「あさかぜ丸」のたこはちょっとグレテいるのか?サングラスをかけていて、ちょっと悪ガキぶっている。
21時20分出航と聞いていたのに、なぜか20分も早い、21時ジャストに出航した。12時間滞在した淡路島を後にする・・・
ナイトクルーズのハイライト、「明石海峡大橋」。この橋のせいで休止に追い込まれた「たこフェリー」だが、行きに乗った「淡路ジェノバライン」と違って速度が遅いので、ゆっくりと眺められる。時間を忘れる瞬間である。写真には写らなかったが、大阪南港から九州方面行きのフェリも見えた。この明石海峡は、船が多く、「たこフェリー」の安全運航への努力も並々ならぬものと思われる。こうやって夜景を楽しめるのも、そのような方々の努力があってのものと思う。
ほとんどの乗客は甲板に出ているので船内はまばらだった。
出航から約20分。明石港の港内に入ってきた。ここから着岸作業を甲板から眺める。
スローシャッターによる撮影なので、画面のブレはご容赦いただきたいが、このような作業を無駄なくテキパキと行われるのはさすがだと思う。少しはショックがあるものと覚悟していたが、岸壁からスレスレのところで着岸したので(当り前か…)、ショックもない、本当に見事な着岸作業だった。
下船。長距離フェリーで、行きなら、これから走る新天地に向けて、期待の高まる時、帰りなら、ホッとするひと時である。
各々の目的地に散っていく。名残を惜しむ人も多く、下船が終わっても、とどまっている人は多かった。
ボクの記憶では、10月初旬に1隻売られ、最後の1隻が残っているというニュースを聞き、しばらくはその1隻で運航されるのかと思っていたら、10月末に休止の話を聞いて、11/15に休止、経営が苦しいとはいえ、トントン拍子で休止になってしまったなぁという感じがした。来年の春に復活する話があるとはいえ、別の船を用意する必要があって、前に進むかどうかも分からない。関西ローカルニュースでは、近年のユルキャラブームに乗って「たこフェリー」のユルキャラが出張するニュースもあったけど、是非とも「たこフェリー」が復活して、そのユルキャラがまた活躍できるよう願いたい。
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