ＧＷも終わり、5月も半ばに入ってきました。今日は、愛車のＶＷゴルフヴァリアントが高速道路走行中に飛び石に遭い、よく見れば分かる程度ですが、フロントガラスに傷が入ったので、交換してもらうことになりました。その間の代車として借りたのが、今回紹介するＶＷルポ。現在は絶版車となった真っ赤なキュートな車・・・男一人で乗るにはちょっと恥ずかしい車ですが、なかなかどうして、しっかりとした車でした。
全長3,525mm、全幅1,640mm、全高1,475mm、ホイールベース2,320mmのこの車、普通車としてはすごく小さいのが特徴です。例えば、日産の現行マーチでも全長3,780mm、全幅1,665mm、全高1,515mmあるので、これよりも一回り小さく、軽自動車の寸法(全長3,395mm、全幅1,475mm)よりかは一回り大きいと言えば、イメージが掴めるでしょうか。今となっては珍しい、リアドアのない3ドア車なので、前半分が妙に長く感じられるのが、この車のデザインの特徴。前席は不足ない空間が確保されていますが、後席とトランクルームは必要最小限の空間しかありません。
この車は平成16年式、排気量は1400ccの4AT仕様。まぁ走りは期待していませんでしたが、結構走りました。しかもリッターカーにありがちな軽っぽい感じや安っぽい感じは全く感じず、「ゴルフ」と同じような重圧感のある走りにビックリ。ボディがコンパクトなのに1400ccのエンジンを積んでいるから当然といえば当然ですが、8年も前の車なのに、ヤレた感じもしませんでした。
内装はいたるところに鉄板むき出しの内装。グローブボックスもないシンプルなものですが、ちゃんとサイドエアバックも付いているし、ABS、後席の3人分のヘッドレストも付いて安全性も考えられています。ゴルフには付かない収納式のカップフォルダーが付いていました。
ドアミラーの調整は手動ですが、左真ん中に見えるノブで室内から調整できます。これなら自動でなくても十分と思います。
この車、等身大で乗れるところがよかったですね。さすがに4人乗車ではきつそうですが、1人や2人乗車なら十分な性能で、乗れば乗るほど味が出てくるような車です。日本では「ポロ」が人気だったので、その下に位置したこの「ルポ」は、イマイチ中途半端な感じがしましたが、今となってはレア度も高め。なかなかいい車だと思いました。
