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こないだの日曜日は、大阪日本橋の「でんでんタウン」にも寄ってきた。記憶のある中で、前回訪れたのは2007年1月8日(記事はこちら)。その時にも書いたように、2003年9月まで、この町で働いていたのだが、6年ほどの間で、町の様子が一変した。
↑の画像は日本橋4丁目の交差点に架かる歩道橋から堺筋南側を眺めたもの。「でんでんタウン」とは、大阪日本橋にある電気屋街のことで、紹介する雑誌の記事とかには、この歩道橋からの景色が紹介されることが多かった。しかし、行ってみると、電気屋の看板がない・・・これだけでも変わってしまったことが分かる。歩いている人・・・7月最初の日曜日の午後と言えば、ボーナス商戦最初の日曜日で、堺筋両側にある歩道は、歩くのが困難なほど人で溢れていたのだが、かなり余裕がある。まぁそれでも地方の商店街と比べると、人通りはかなり多いが、若い人が多くなり、電化製品を求めるような人は見当たらない。以前は、連なる電気屋を回って、価格交渉の末、安く電化製品を買っていたのに、梅田や難波に大型電気店ができ、そちらへ客足が流れ、この数年の間で様変わりしたようだ。
裏通りを歩いてみた。ここはボクの勤務していた会社のすぐそばで、毎日のように通っていたが、見るかぎりは、変化がなかった。個人電気店や工具屋が多いので、表通りの変化の波がここには来ていないようだ。
↑の建物にいたっては、外壁が改修されてきれいになっていた。「五階百貨店」という、どう見ても3階建てにしか見えない建物なのだが、以前はきちんと5階あったという話を聞いたことがある。工具、道具などを扱うよろず屋さんが多く、昔ながらの店舗が軒を連ねている。
裏通りから表通りを見る。正面のビルにあるようなアイドルやアニメの看板が多く見かける。以前の「Panasonic」とか「SONY」の看板なんてどこにも見当たらない。まぁボクにはあまり興味のない街となってしまったが、ボクがここで働いていたビルに入ってみた。今は中古レコード屋さんになっているのだが、この店はお金がないのか、意図的にそうしているのか、なぜかボクのいた時と全く変わっておらず(全く改装されていない)、いつ来ても懐かしい感じにさせてくれる。売り場がレコード売り場になっても、昔の売り場構成は、どんどん思い出させる。「ここで汗水かいて売っていたなぁ」とか、「ここでレジをたたいていたなぁ」とか「ここでよく怒られたなぁ」とか・・・
次来る時は、どのようになっているか分からないけど、もう電気街に戻ることはなさそうだ。当時働いていたものとしては残念だが、「おたく街」として別の道を歩んで、街が沈下しないのであれば、それでもいいと思う。