G.W.に行った「能登半島一周ツーリング」。PART3の見附島に寄った後(記事はこちら)、今はなき、のと鉄道の「鵜飼駅」へ行ってきました。
5月4日 2日目 番外編③ 鵜飼駅
今回改めて調べてみたら、この駅に前回、降り立ったのは、今から16年前の平成6年3月25日。高校2年に上がる前の春休みだった。その時は今日のような穏やかな陽気とは反対の、どんよりと曇った非常に寒い日だった。見附島の近所にある民宿に泊まりに行くために、この駅を利用したのだった。
平成17年に穴水駅以北が廃線となり、この駅も御役御免になったはずだが、今回訪問してみると、当時のまま残っていた。当時は第三セクターブーム(?)で、こんな洒落た駅舎に建て替えられていたところも多かった。駅舎内は施錠されていて入れなかったが、外から見る限り、廃止になった時のままに残されている感じだった。
駅舎の横の通路から構内に入ることができたので、入ってみた。線路は外されているが、ホームや構内踏切は残されていて、当時に雰囲気はまだ残っている。線路内にユンボが置かれていた。これは駅前に建設会社があったからそこの会社のものなのだろうか?線路の幅だと建物の用地にもなりにくく、転用できるとすれば、サイクリング道路くらいか・・・
↑は平成6年3月26日朝、この駅から乗った金沢駅行き急行「能登路2号」を構内踏切から撮った写真。翌朝はさらに冷え込み、雪が積もる寒い朝になった。まだ旅慣れていない時で、3月末なのに、こんなに寒い地域が日本にあるというのを知ってビックリした覚えがある。
↑は平成22年5月4日に撮った写真。左の木造家屋と右の鉄筋の建物は健在なことが分かる。でも、線路が無い線路敷きがまっすぐ伸びていて、もうここに列車は来ない。
ホームに積もった雪を踏みしめて車内に向かう乗客。思えば、昼行の急行列車も全滅となり、この急行型車輌も今や貴重な存在。ボクが高校生の時は、まだ急行列車は残っていて、周遊券族には重宝していたころが懐かしい。
ほぼ同じ位置から撮った写真。待合室の上屋を含め、ほぼそのままの姿で残っている。書いていて思ったが、廃線前の写真と廃線後の写真、16年前の写真と、今の写真、こんな対比ができるようになったのも、歳がいった証拠だなぁ。
ホームからはのどかな田園風景が眺められた。先にも書いたように前回は、本当に寒い日だったが、今日は本当に穏やかな陽気だった。
おまけ・・・ ↑は、平成6年3月26日、泊まった民宿から撮った見附島。この時の寒々とした日本海に浮かぶ見附島が脳裏に残っているので、今回見た見附島は、正直拍子抜けしてしまった。
もうお気づきの方もおられると思いますが、新たにフォトチャンネルのコーナーを設けました。場所は左側のバナーで「カレンダー」の下の部分に新設した「最近のフォトチャンネル」の部分。ここで、写真をクリックすると、写真が現れ、真ん中の矢印マークをクリックすると再生が始まります。本文では紹介しきれない写真をこのコーナーで紹介していきたいと思いますので、お楽しみに!