HIRO-P'S ROOM

撮影場所:富山県 相倉合掌集落 2024年11月

R1200GS購入

2009-12-10 23:10:04 | バイク関係


 ボクがバイクに乗り始めた理由の一つに、学生時代、毎年夏に長期滞在した北海道の旅がある。この旅は自転車を使っていたが、毎日のように泊まっていたキャンプ場には、バイクを使っている旅人も泊まっていた。今と違って当時は色々な種類のバイクがあって、乗るバイクによって、その人の個性が出ていたように思う。
 まぁ当時は、バイクの免許を取る前で、「この形のバイクならオフロードでも走れる」程度の知識しかなかったが、その中でも興味を持ったのが、「アフリカツイン」というバイク。確か当時、国産オフロードバイクで一番排気量の大きかったモデルだ。オフロードバイクだと、砂利道も走れる、しかもこの「アフリカツイン」は、オフロードバイクでは珍しい丸目2灯のヘッドライトが付いていて、色は白をベースに赤や青のグラフィックが入っていた。たいがいソロツーリングで、キャンプ場で見かけても、経験豊富な旅をされている雰囲気がしたものだった。ボクもそんな旅をしたいと思い、「アフリカツイン」をバイク屋で跨ったことがあったが、短足のボクでは片足も付かず断念・・・付いても大型自動二輪免許が無いと乗れないが、その頃、ちょうど雑誌で、BMWバイクの広告が目に入った。「R1150GS」というモデルが、いかだに横積みされ、川を渡っている写真だった。当時「走り」をイメージした広告が多かった中で、「旅」をテーマにした広告は新鮮で、ボクの脳裏に焼きついた。そういうこともあり、「GS」という車名が初めて覚えたBMWバイクの車名となった。「R1150GS」は「アフリカツイン」と一緒で丸目2灯のヘッドライトが付いていたが、その大きさが左右で違っていて、色は単色のシックな色だった。
 早速、登場した次の夏から「R1150GS」を北海道で見たが、「アフリカツイン」以上に大人のバイクで、天気のすぐれない知床で見かけた時は、たのもしいと思ったほどだった。一度は乗ってみたい、でも乗れない、「R1150GS」というバイクは特別な存在のバイクだった。



 その後、ボクも社会人になって大型免許を取り、「F650GSダカール」というバイクを購入した。これは「アフリカツイン」よりも一回り小さなバイクだったが、シート高を下げてもらったこともあり、僕の足でも跨って乗ることができた。残念ながら仕事が忙しくなったこともあり、年間の走行距離は4,000km程度。それでも「GS」というバイクは、高速道路でも砂利道でも期待以上の走りをしてくれた。しかも疲れ知らず。忙しい社会人にとってこれは何よりも重要なことである。
 「F650GSダカール」でも何の不満はなかったが、やはり旅先で「R-GS」を見ると「いいなぁ」と思っていたのも事実。「R1150GS」は、その後モデルチェンジして「R1200GS」となった。排気量は大きくなったが、軽量化されて乗りやすくなったと聞いた。そこで、今年の年始、ディーラーで実車に跨ってみたら、シートの加工なしで、きちんと片足が地面に届いて、足付きは問題なしということが分かった。さらに6月に試乗したら、問題なく走れた。「問題なく」と言っても、「F650GSダカール」と比べたら、おおかた倍近い排気量のバイク。運転席から見える景色は軽トラと2tダンプの運転席から見る景色と同じくらいの差を感じたが、「これなら乗れる」と確信した。





 そしてこないだの日曜日に納車。長い間の夢だったバイクを所有する時がやってきた。「何もこんな時代に・・・」とか「道楽な買い物を・・・」と思われるかもしれないが、そう思われても構わない。ようやく夢がかなったのだ。と、書いてみたものの、やはりこのバイクは大きい。「F650GSダカール」とは違って幅もあって、重量も30㎏以上重たい。だから、バイクに乗るときが大変だった。特に神戸のディーラーから帰るときは、トップケース、サイドケースともに付けて帰ったから、相当な迫力。よく雑誌に「R1200GSは走り出したら楽」っていう記事があるけど、これは本当で、乗るときは大変なものの、走り出したら、快適だった。自宅までの帰りは素直に阪神高速若宮ランプから寄り道せずに帰ってきたが、「F650GSダカール」だと不安になるような横風も問題なかったし、直進安定性も段違い。慣らし運転だから、最高速は90km/hしか出さなかったが、速度感も低い。これなら長距離移動がかなり楽になりそうな感じがした。













 2009年式R1200GS、カラー:チタンシルバーメタリック。本当はナンビアオレンジという、濃い黄色のカラーを手に入れたかったのだけど、品切れになっていた。チタンシルバーメタリックは明るいシルバーで、なかなか品のいい色合い。タンク部分にブラックやシルバーが配されているので、モノトーンの雰囲気がいい感じを醸し出している。このバイクを乗りこなそうと思えば、相当乗らないと難しいだろう。今年の冬は暖冬のようなので、少しでも遠くに乗っていけたらと思う。

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 前に乗っていた「F650GSダカール」。トップの画像に写っているようにすでに売約となっていました。ディーラーに持ち込んでから3週間ほどしか経っていないのに次のオーナーが決まったというのは驚きです。次のオーナーの元に渡っても元気に走ってもらいたいものです。


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2 コメント

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すばらしいご選択です (Pushpak)
2009-12-13 02:29:34
「ダカール」も拝見した時はかなり大きく見えましたが
さらにそれ以上とはすごいですね。
まさに男のロマンでありましょう。
こんな時代だからこそ道楽ででも何ででも
お金を使わないと景気もよくなりません!
最良の選択をされたと思います。
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Unknown (HIRO-P)
2009-12-13 17:30:42
ありがとうございます。
特に下回りが相当な迫力があります。
まだバイクに乗せられている感じですが、
早く慣れて長距離ツーリングに出かけて
みたいものです。
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