2018年4月16日(月)
タカオスミレ
そろそろ高尾山にタカオスミレが見られるのではないか、と思い行ってきました。 今年はどこもお花が咲くのが早く、タカオスミレの花期とされる4月上旬~5月上旬にはぴったり合っているのだが、レポを見るとどうも最盛期を逸してしまった雰囲気。。。(*_*;
それでも「スミレの山」と言われる高尾山ですからどこかで見られるだろう、ほかの種類も見られるだろう、ほかにもきっと色々なお花が咲き始めているだろう!、と信じて行ってきました。w
近日に行った方のレポを見ると、見てみたいニリンソウ、イチリンソウ、ヤマルリソウ、イカリソウ、なども咲いているようなので、是非探し出したいところ。 さて、どうなりますか。
京王線高尾山口駅前の有料駐車場に駐車。
この日は電車、バスを使わずに日影まで歩いてみます。
全長16キロくらいの行程になりますが、花を探しながら歩き切れるかな?
とりあえずなるべく早く、と 7:15 頃の出発。
ところがすぐに駐車場でひっかかる。
御衣黄かな?
20号線を高尾駅方面に10分ほど戻ると南浅川に出会います。
ここで左に曲がり川沿いを進むと、小仏バス停に向かうバス通り(旧甲州街道)と並行して進む遊歩道となり、
この辺りが裏高尾と呼ばれるエリアです。
アスファルト敷きの生活道を少し行くと川沿いの遊歩道に入れるのですが、
道を挟んだ向こうには住宅地、川沿いは手つかずの自然が残っているという、
とても不思議で豊かな空間となります。
裏高尾にはいくつかの梅林があり、2~3月の花期には多くの人でにぎわうようです。
また、この頃に日影沢あたりでハナネコノメが見られるので、
梅花見客、登山家、写真家で大賑わいな様子を感じます。
行ったことがないので実態はわかりませんが、よく大混雑と書いてあるので、
その頃は避け、今回来てみました。
この後方で高尾山トンネルに入る圏央道。
大混雑時が終わった後も、裏高尾には高尾山を代表するタカオスミレや、
ニリンソウの群落、その他沢沿い、湿った場所を好む植物など、
興味深い点がたくさんあります。
遊歩道から旧甲州街道に出て、日影バス停まで歩きます。
日影までに見られたお花を少し。
シャガ
セリバヒエンソウ
ゴヨウアケビ
ラショウモンカズラとミヤマカタバミ(花は見られなかった)
イチリンソウ
クサノオウ、ヒメオドリコソウなど
日影沢入口です。
この先にはキャンプ場もあり、小仏城山までずっと、
場所によっては舗装もされている林道歩きとなります。
山歩きとしては面白みがないかもしれませんが、
林道わきには興味深い植物がたくさん見られました。
また、手軽に城山まで上がるには良い工程です。
日影沢付近に設置されているデッキ。
沢を見物したら、山に登りましょう。
ここから城山山頂迄に見られた植物など。
ホウチャクソウ
ニリンソウ、イチリンソウ、群落
ちょっと遅かったですね。
ヤマルリソウ
タカオスミレ
だと思うのですが。。。(^-^;
葉が茶色でタカオスミレだと思われるものはたくさん見られました。
標高の低い所では既に花が見られず、この日はもう見られないものと思っていました。
が、標高が上がるにつれ花ガラが見られ、とうとう咲いているお花を見ることができました!
タカオスミレは花が咲くと緑色の葉が出てくるそうなので、この日見たスミレは葉が茶色っぽい、
というだけでタカオスミレと言っています。 間違えているかもしれません。
最初に高尾山で発見されたことからタカオスミレと名付けられていますが、
全国に分布するヒカゲスミレノ変種。
ムカシトンボ
歩いていると何やらうずくまって見ている男性二人。
その時は通り過ぎましたが、その後花を撮っていると先に声を交わした女性二人に再び会い、
「珍しいトンボだそうですから、戻って見たほうがいいですよ!」と言われる。
もちろん戻りました。w
ムカシトンボの抜け殻
ヒマラヤ、日本、中国にしかいない、「生きた化石」と呼ばれる珍しいトンボだそうです。
いやぁ~、いいものを見せていただきました。
城山山頂に近づいてきました。
高尾山に向かう尾根の向こうに大山。
さらに進むと左奥に高尾山。
写真右の方に城山山頂があるので、グルっと回ってゆきます。
ヒトリシズカ
城山山頂 (12:45)
この日は初めてお茶屋さんが開いていたのと、若干寒い日だったので、
名物なめこ汁をいただきました。(¥250)
それにしても。。。
高尾山口駅前駐車場からCT 3:15 くらいのところ、5:30 もかかってしまいました。w
ま~、いつものことながら仕方ないです。 お花があるんだもん。
遠景はこの通り。
「晴れ」の予報でしたが、雲が多く富士山はもちろん雲の中。
でも手前の大室山などは良く見えています。
高尾山に向かいましょう。
イカリソウ
カンアオイ
高尾山山頂到着。 丹沢の山々を望む。
城山~高尾山にかけての尾根の桜は既に散っておりました。
見たかったなぁ~。
けれどイカリソウ、チゴユリ、などがたくさん見られました。
そして、写真ではパッとしませんが、新緑がきれいでした。
山頂では既に 15:00 ごろでしたが、
四阿のテーブルでゆっくりコーヒーを飲み、おやつをいただき下山します。
この日も6号路。 新緑の季節を見てみたかったから。
シュンラン
チゴユリ
ツクバキンモンソウ
筑波山で最初に見つかったそうです。
6号路の水辺ではニリンソウと何かシダ系のグルグル。
私を抜いて行った外国人の女の子がトレイルにしゃがみこんで私に手招きをしている。
見ると川の向こうにタヌキが。
前回は長く感じた6号路も2回目はあっという間でした。
ケーブルカーの駅構内では親切な駅員さんにセッコクの木を見せてもらい
この日はすべて終了。(16:43)
駐車場までの道すがら、
真っ赤なシャクナゲと枝垂れの何だろう?
この後無事に駐車場まで帰り付き、いつも通り「京王高尾山温泉 極楽湯」でお風呂と夕食。
15.80㎞歩き、充実した楽しい一日でした~!!
お知らせです。
GW中、6号路は混雑緩和の為登り一方通行、トレラン自粛、です。
よろしければご覧ください。