2017年8月9日(水)
男体山七合目付近から
「サマーッ!ミ☆」な感じに撮れてますか?(*^▽^*)
今シーズンはいつ男体山に登ろうかと思案しておりました。 実は今年こそ夜間登山の登拝祭に参加してみようと思っていたのです。 それがこの天候不順! 白馬ツアーが8月にずれ込み、8/7 までに登れる体力は無し。 そもそも天気も悪そうだったし。
白馬ツアー後。 「せっかくの夏休み、平日登れそうなところはないかなぁ」と天気予報をあちこち見て、一番条件の良さそうだったのが男体山。 「これは思し召し」とも思われ、導かれてきました。
8月の男体山、「ガレ場斜面でジリジリと背中を焼かれながら登るのはきついなぁ」という印象でしたが、ジリジリ焼かれるほど陽が照れば今年は本望ではないか。 それが嫌で今まで8月の男体山は登ったことがなく、今回初。 うん。 7回目にして面白いかも。
けれど、到着した二荒山神社から男体山山頂は見えず。 このまま曇るのか、晴れてくるのか。。。予報は割と良かったのだけど。
前泊する余裕はなく、最速で二荒山神社に到着が7時過ぎ。
今まで6時の開門と同時に登山開始を目指してきましたから、多少の不安あり。
夜間登山の名残りがある境内を見て「来年こそ!」と思いつつ登拝門をくぐったのが 7:45頃。
登拝門あとの階段あたりの草はきれいに刈られ、見る花もないなぁ、と3合目まで登る。
準備運動のつもりでゆっくりと。
4合目までの林道沿いにはいくらかお花が見られました。
台風5号が去った後でしたが、一本大きめの枝が折れているのを見ただけで、
倒木、トレイル崩壊、ひどいぬかるみなどはなく、小さな枝が落ちている程度でした。
4合目鳥居前で風景など撮りながら休憩し、登り始めると目についたのがソバナ。
登山道沿いにたくさん見られ(まだつぼみだったが)「おぉ、こんなにあったのか。」という感じ。
やはり季節が違うと見える物も違うのですよね。
4合目でも中禅寺湖周辺は良く見えていましたが、5合目を過ぎると見晴らしは結構良かった。
たまに大きな雲が通過して、全く見えなくなったり、はありましたが。
ビックリしたのは、この時期既にツツジ類は紅葉し始めているのですね。
紅葉越しに見える中禅寺湖には「新船男体」かと思ったら、新船は10日からの就航でした。
7合目を過ぎ、天候は良いようです。 ここで再び驚いたのが、
街が見える!
今までの男体山登山で山の向こうに街が見えたこと、なかったのです。
どこの街だろう? 足尾の街じゃないですよね?
もっと先のみどり市のほうとか?
男体山でアサギマダラを見るのも初めてです。
9合目近くに来るとコバノイチヤクソウ。
これも「へぇぇ~。」という感じ。
更にはベニバナイチヤクソウ? 白っぽいけど。w たくさん咲いている。
山頂直下のザレ場です。
夏の光と雲のせいか、こんな色の中禅寺湖も初めて見た気がします。
陽が射すと鮮やか。 まだら模様は雲の影?
そして山の向こうの街もこんなに広がった。
伊勢崎など関東平野の大きな街で、その先に見える山はもう秩父の山?
さすがに日光白根山は見えませんでしたが、
中禅寺湖、西ノ湖、湯ノ湖、戦場ヶ原、小田代原、金精峠と良く見えています!
11:30 ごろ、山頂到着!
あら。 なんだか良いタイム!
そう言えば、登っている最中、蒸し暑くて汗は吹き出しましたが、陽が照ってもジリジリと暑いほどにはなりませんでした。
むしろ日陰は涼しく、ちょっと休憩すると汗が引くほど。
山頂では少し風があり、汗冷えしそうで一枚上着を着たほどです。
青空が出ているうちに大剣へ!、と向かいましたが、
すっかり雲に覆われました。
そして、この山頂にすごい数のトンボ!! うへぇ~!! ちょっと怖っ!!
遠景はすっかり雲の中ですが、こんなにシラネニンジン?のような白い花がいっぱいの山頂も初めて。
コケモモの実がついていました。
あ。 新しい山頂名板の写真を撮ろうと思っていたのに忘れた。w
その後大剣より少し裏側に行った場所の岩陰が風も当たらず快適だったので、
そこに座り込みお昼ご飯を食べました。
中禅寺湖側に戻るとまだちゃんと見えている。
さて、下山しましょう。
景色を見たり、きれいなものを見つけたりしながら。
ダイモンジソウだ、と思って撮っていましたら、
後方から来た男性に「よく気が付きましたね。 それ、葉の裏が赤い珍しいダイモンジソウですよ。」
と言われました。 そうなのかな? ちらっと見たけどそんなに赤くなかったような。。。(^-^;
下山も良いペースで進み、天気も夕方に向かってますます良くなるようでした。
夜になってから高速道路では雨が降りましたけどね。
下山した二荒山神社からは男体山がすっかり山頂まで見えて、この日来て良かったなぁ、と思ったのでした。 その後湯元の小西ホテルさんでお風呂に入り、ホッカホカになった身体で屋外に出たら一瞬で汗が引き、寒くてジャケットを羽織ったほどでした。 おそらくあの日夕方の湯元、20度いってなかったのでは。
そんなさわやかな奥日光の気候もあってか、今回は大変よいタイムで山行を終えることができました。 体調がすごく良かったかというと、実は連日クーラーをつけて寝ていたせいか喉が腫れぼったく、登っていると息がハァハァとあがってしまうような感じで少し苦しかったのです。 白馬で高地トレーニングしたのに成果がでていないなぁ、と思っていたのですが、結果的にタイムはとても良かった。
今まで登りに4時間以上かかっていたものが今回は3時間51分。 あまり写真を念入りに撮らなかったということもありますが、苦しくてどうしようもないという悲壮感が今回は一度もなかった。
下りも昨年は3時間43分で、最後3合目より下の部分で「まだかぁ~。」という気持ちになっていたような気がしますが、今回は3時間6分。 下りも自撮りをしなかったりw、ツツジなど花撮影があったわけではないので、と考えても結構な短縮で自分でもびっくり。
YAMAPの起動やストップの時間にずれがあったりもするでしょうから何とも言えませんが、少しは進歩していると信じたい。 けど、その割には高い山に登った時のダメージが相変わらずで。。。年齢は増すばかりですから今後進歩があるのかどうかはわかりませんが、無理のない行動範囲で、エマージェンシールートも考慮に入れつつ、挑戦はしてゆきたいと思っています。
とりあえず、男体山7回目も無事終えられて良かった~!\(^o^)/
良かったらご覧ください~!
男体山 夏