2017年6月4日(日)
武甲山山頂より北方向の展望
遠くに榛名山塊~赤城山塊~日光連山
6月に登った武甲山のレポを10月になってアップしています。 もう記憶も定かでないのですが、一応記録として。
6月5日(月)、尾瀬ヶ原にミズバショウを見に行きました。 日曜日の方が天気が良さそうだし早朝集合だったので、日曜日にどこかで歩いて沼田に前泊しよう、と決めました。 その計画で都合良く、以前から行きたかったお山と言えば。。。 これはもう真っ先に武甲山だったのです。
上の写真は2016年4月、モンベルの講習登山で横瀬二子山に登った時に撮ったものです。( iphone で) 山というには奇怪な山容。
以前は、石灰岩採掘のために削り取られた山頂付近の様子から、死んでしまった山のように見えていました。 子供のころに偽登山家の父が「おじさんたち(父の兄の家族)はたまに武甲山というセメントを採る山に登るそうだよ。 登っているときにウ~、ウ~とサイレンが鳴り、バ~ンッと爆弾が爆発するんだって。 そうやってセメントを採るんだけど、いつかあの山は無くなるのかもしれないな。」
そんな話を覚えていました。 サイレンや爆弾の音を聞いてみたい気がしていました。 が、子供のころにその山に登ることはなく、大人になって武甲山を見たときには「一体あの山にどうやって登るの!?」と思ったものでした。 本気で、削り取られた段々の斜面を段々に登ってゆくのかと思っていました。
父は武甲山に登りたかったのかもしれません。 私は山に登るようになって色々なレポを見ているうちに、武甲山はあの斜面を登るわけではないことを知りました。w 幸い武甲山はまだあります。 秩父に行けば誰もが目に止めるその山に、私もいつか登ってみたいと思うようになりました。
巨大なセメントの山の麓には巨大なセメント工場が立ち並びます。 登山口へはまずこのような道路を車で走ってゆきます。
横瀬駅から歩きの人もこの道を歩いてゆきます。 駅から登山口までは約1時間かかります。
横瀬駅から歩き始め浦山口駅に抜けるルートに挑戦してみたいですが、まずこの1時間で萎えそうです。
恐る恐る走ってきましたが、生川沿いの鳥居の駐車場まで舗装道路です。
この鳥居を抜けて駐車場に入るときが脇をこすりそうで一番恐怖。w
駐車場はあまり広くないので確保が大変、と聞いていたので6時頃の到着。
日曜日でしたが10台目くらいでした。
ガードレイル(橋)の向こうに見えるのはトイレです。
始めは林道のような道をスタート。(6:41)
コース概要です。
私は表参道コースで山頂に向かい、小持山~大持山~妻坂峠を経て駐車場に戻る予定です。
武甲山の石灰岩採掘や山の北側斜面で行われています。
登山道は南側を登ってゆくので、あの荒々しい姿はまったく見られません。
しばらくゆるゆると登ると不動滝。
ペットボトルは山頂トイレの水タンクへ水を運ぶボランティア用です。
私は初めてなので様子がわかりませんから今回はパス。 お役に立てずすみません。
この期間水不足で山頂トイレは使用不可でした。
だんだんと斜度が出てきます。
暑くなるだろうと用心していましたが、この日はとても涼しかったのを思い出します。
色鮮やかなお花は見られませんでしたが。。。
これはみんなフタリシズカでしょうか。
武甲山固有種のお花もあるそうなのですが、残念ながら今はほとんど見られないようです。
けれど季節によってはアカヤシオやニリンソウ、カタクリなどが見られるようです。
大杉の広場まで来ました。(7:56)
大杉はこのくらいの大きさです。
わたしと並んで大きく見えるのか?ですが。w
少し休憩してから30分ほど歩くと自然林になり、「この先は採掘場」の案内が。
もうすぐ山頂かな、と。
で、御嶽神社到着。 (8:45)
神社裏側へ少し登ると金網が。 金網越しに進むと。。。
山頂に出ました~!
武甲山山頂と~ちゃ~くっ! (8:55)
良い眺め~! で、まず先日登った両神山先を探す。
おぉ~。 端っこ。。。
秩父盆地の建物の密集度具合がすごいですね。
左奥へ伸びている町が小鹿野町です。
右奥の方には以前登った城峯山もあります。
秩父盆地と遠くには榛名山塊~赤城山塊~日光連山。
秩父盆地奥をふさぐように立つ低めの山が宝登山だそうです。
この写真中央上寄り、中腹に青い屋根の建物が見える山が宝登山。 その右手前の山が蓑山。
奥右には赤城山塊。
奥に日光連山。
筑波山塊。
足元にはもっと雛壇のように採掘場が見えるのかと思ったら、ほとんど見えません。
それほど急斜面ということでしょうか。 金網の中に重機が小さく見えます。
景色も堪能したので御嶽神社の方に戻ります。
バイケイソウがあります。
何か白い花が満開。
ユモトマムシグサ?
では、小持山に向かいましょう。 この後は下って登っての繰り返しですが、
無事歩き切れるのか、心配です。
仕事で行く群馬県神流町から見える見慣れた山(叶山)に武甲山そっくりなんですよ!
群馬の叶山(鉱山)から掘り出した石灰を地下のベルトコンベアーで秩父セメントまで20~30kmつなげて運んでいると言うくらいのスケールです。
こういうところ大好きなので行ってみたいですね!登って見たいです。
大杉もでっかいですね!展望も楽しめますね。
そちらにもセメントの山があったのですね。
武甲山は南側から登ると採掘場の荒々しさは全く感じませんが、
登山口の鳥居の駐車場へ向かうまではセメント工場地帯を通過します。
車で通過するとすぐなので、今度横瀬から浦山口へのグルリルート、行ってみますか?
おそらく春から初秋時期は暑くて大変だと思いますので、
寒い時期の方が良いかもしれません。
空気が澄んでいれば新潟方面の山々、北アも望めるようですよ。
ここで断熱するわけにもいかず、
ここからは柿原が骨を列べてでも秩父に鉄道をとおして見せる。と言い切ったと云う。骨を列べて貨物列車が通れるわけはない、
そこまで血汗を流し武甲山の消石灰を世のため活用させいまの秩父の繁栄があるのかも、、、、
波久礼から樋口駅を乗ってみなさい、柿原萬蔵翁の歯ぎしりにも似たギィーギィーシと鳴るのを聴く、、、合唱、