散文的で抒情的な、わたくしの意見

大河ドラマ、歴史小説、戦国時代のお話が中心です。

ターミネーターニューフェイト・ストーリーを予想

2019年05月31日 | ターミネーター
ターミネーター6が制作されるようです。予告編も作られています。

ターミネーター・ターミネーター2・ターミネーター3・ターミネーター4・ターミネーター・ジェニシス / 新起動 これで5作品です。だから次はターミネーター6 正式な題名はターミネーターニューフェイト。

今わかっている出演者は以下の通り。

T-800:アーノルド・シュワルツェネッガー
サラ・コナー:リンダ・ハミルトン
グレイス:マッケンジー・デイヴィス
Rev-9:ガブリエル・ルナ
ダニーラモス:ナタリー・レヴェス

1、ターミネーター2からの続き、ターミネーター3以降は全て「なかったことに」なる。

ターミネーターは3あたりから迷走して、ターミネーター・ジェニシス / 新起動も面白いとは言えませんでした。
ジェームズ・キャメロンが製作に復帰するようで、ターミネーター3以降は全て忘れて欲しいということです。まあ分かります。面白くない。

2、女性主人公の物語へ

そもそもターミネーターとはサラ・コナーの物語でした。2までは。新起動にもサラ・コナーは登場しますが、なんか変なお姉ちゃんになってました。

今回の舞台は2020年頃、サラ・コナー:リンダ・ハミルトンが復活します。62歳です。予告編を見る限り、老女戦士で派手にバズーカとかぶっぱなしています。

主役はサラ・コナーということでしょう。

がいかんせん年をとっている。だからヒロインはダニーラモスという南米系の若い女性です。彼女を守ることが今回の使命になります。どういう未来をもたらすのかは分かりませんが、スカイネットにとってまずい未来でしょう。だから抹殺指令が出て未来から液体型ターミネーターがやってくる。

ラモスを守る若いターミネーターがグレイス。若い女性で、半分人間という設定です。極めて人間的なターミネーター、もしくは極めてターミネーター的な人間です。

液体型ターミネーターが未来からラモスを殺しにやってくる。そのラモスを守るのが、グレイス、サラ・コナーとシュワちゃん。シュワちゃんはロボットですが老人です。ターミネーターを覆っている外側の有機物質は年を取るという設定。これは新起動でもそうでした。

ということでジョン・コナー、カイル・リースがいない。今の所いない。

まあストーリーも何も、守るものと殺そうとするものの戦い以外にスジはないのですが、後は細かい設定がどうなるのか。

・ジョン・コナーの物語はワキに追いやられる。世界はジョン・コナーが救うのではなく、サラ・コナーが救う。
・カイル・リースの扱いもワキとなる。
・ただし年齢的にサラ・コナー:リンダ・ハミルトンが、これ以降のシリーズに出演できるか分からない。
・従ってジョン・コナーの物語も一応は残す。

または
・ジョン・コナーの物語は終わったことにして、新たにダニーラモスと彼女が産むであろう子供の物語が始まる。

と考えられます。

T-800:アーノルド・シュワルツェネッガーの扱いも、今後シリーズを続けるなら、いつまでもシュワちゃんでもないだろうとなろうかと。

今回登場するT-800:アーノルド・シュワルツェネッガーは、いつの時点で現代に来て、サラ・コナーと出会ったのか。予告編はT-800:アーノルド・シュワルツェネッガーがほぼ出ていない為に予想不可能です。

白い巨塔・大河内教授について書く・品川徹さん

2019年05月31日 | 白い巨塔


唐沢版の大河内教授について書きます。

浪速大学医学部病理学教授です。おそらく鵜飼の前任の医学部長です。学士院恩賜賞受賞者でもあります。財前死後、解剖をするのもこの方です。

1、一番好きなのは財前に「何も言わない」シーン

基礎(臨床ではなく病理学のこと)の票は大河内が握っていると思った財前は、大河内に「相談」に行きます。教授になりたいわけでなく、医療の発展の為に教授になって力を発揮したいとか言います。が、大河内教授は何も言いません。5分ぐらい財前がただ話し、大河内は何も言いません。無表情で眺めているだけです。

このシーンが最高です。

そこに里見がやってくる。大河内は里見に講演を依頼する。だが「断ってくれてもいい」と言う。そして財前に向かって「もし本当にやりたくないのなら、まわりくどい遠慮はいらん。辞退したまえ。」と言います。あくまで里見と話しているのです。財前は歯が立たないことを自覚し、部屋から出ていきます。

何も言わない演技で、ここまで緊迫した雰囲気を作れる。すごいとしか言いようがありません。

2、裁判では公正無私

・がん転移は死の直前に起きたものではない
・起きた時期を確定はできないが、手術以前であったことはほぼ間違いない
・手術をしたということは、転移の発見が不可能であったからと考えるのが妥当
・しかしもし、全身状態を確認せず、局所的な手術に踏み切ったとすれば、臨床医としての自覚に著しく欠ける

大河内が発言するだけ不利になると思った及川弁護士は「解剖医の意見は必要ない」と反対尋問をしません。財前に不利な証言もしていますが、誰も責めません。それほど巨大な存在と言えます。

3、里見に対して極めて理解がある

真実を証言したことで職場を追われた里見の身を案じ、近畿がんセンター第一診断部次長(唐沢版では千成病院内科医長)のポストを紹介する。岡田版では「関西がんセンター」であったが、大河内が紹介したとされてなかったような気がします。

4、最後に財前の願いを叶えるのも大河内である

財前の願いとは「解剖して医学の発展に役立てて欲しい」というものです。解剖室の前で、財前の遺体を引き受けるのも大河内です。ただし岡田版では大河内がいなかった。


まあ、実際は観てもらうしかないのです。むろんスーパーマンではない。前任の医学部長でありながら、大学の改革には成功していません。孤高過ぎる側面もあります。里見の未来の姿という感じもあります。品川さん演じる大河内の凄さについては、これはもう本当に観てもらうほかありません。文字では表現できません。