散文的で抒情的な、わたくしの意見

大河ドラマ、歴史小説、戦国時代のお話が中心です。

2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」・キャスト予想・その3(三谷幸喜が好きな俳優を考慮しなければ)

2020年01月14日 | 鎌倉殿の13人
三谷組俳優(西田敏行さんとか)を配慮した、キャスト予想その2はここにあります。

☆脚本は三谷幸喜さんです。
☆「頼朝の挙兵あたりから、承久の乱あたりまでを描く」と三谷さんが言っています。

ここでは、三谷幸喜組俳優を考慮しません。

「1180年時点」とは「頼朝が挙兵した年の年齢」


源頼朝(1147-1199) 1180年時点33才・・・大泉洋(決定)

☆ここから「鎌倉殿の13人メンバー」ただし三浦義村等を加えている。

北条義時(1163-1224)1180年時点17才・13人の中で最年少・・・小栗旬(決定)

北条時政(1138-1215)1180年時点42才・・・坂東彌十郎(決定)

大江広元(1148-1225)・おおえひろもと・・・栗原英雄(決定)
1180年時点32才・1199年時点51才 大江姓は晩年・それまでは中原広元・中原親能は兄・嫡男大江親広は承久の乱で上皇側
早くから政所長官・守護地頭設置を進言・頼朝存命時は実質ナンバー2・一貫して北条義時と協力関係

三善康信(1140-1221)・みよしやすのぶ・・・小林隆(決定)
享年81才・1180時点40才・1199年時点59才・問注所執事(裁判所長官)・承久の乱では主戦論を展開・北条義時とは協力関係

中原親能(1143-1209)・なかはらちかよし・・・野間口徹
享年66才・1180年時点37才・1199年時点56才・京都守護・政所奉行・大江広元の兄

二階堂行政(生没年不詳・頼朝と同年代か)・にかいどうゆきまさ・・・岩松了
京都の公家出身・行政官・政所執事

梶原景時(1140?-1200)・かじわらかげとき・・・中村獅童(決定)
享年60才・1180年時点40才・1199年時点59才・坂東武者・御家人・教養人・歌人

足立遠元(1130頃-1207頃)・あだちとおもと・・・でんでん
享年77才・1180年時点50才・1199年時点69才・東京都足立区あたりを拠点とした武将・平治の乱に源義朝のもと参加・公文所寄人

安達盛長(1135-1200)・あだちながもり・・・野添義弘(決定)
享年65才・1180年時点45才・1199年時点64才・鎌倉最有力御家人安達氏の祖・源頼朝の側近・子の安達景盛は頼家とは対立、実朝の側近

八田知家(1142-1218)・はったともいえ・・・ムロツヨシ
享年76才・1180年時点38歳・1199年時点57才・保元の乱に参加・北条氏に対抗した頼家の下知により、阿野全成(頼朝の弟・頼家のおじ)を誅殺した

比企能員(没年1203)・ひきよしかず・・・佐藤二朗(決定)
頼朝の乳母比企尼の猶子・娘、若狭局は頼家の妻・頼家の外戚として権勢を振るう・北条氏最大の政敵

三浦義澄(1127-1200)・みうらよしずみ・・・藤岡弘
有力御家人・享年73才・1180時点53才・1199時点72才・三浦氏の運営は子の三浦義村(1160-1239)に譲っていたと考えられる。

三村義村・・・北条義時のライバル・山本耕史(決定)(大河草燃えるで藤岡弘が演じたのは、この三浦義村)

和田義盛(1147-1213)・わだよしもり・・・横田栄司(決定)
享年66才・1180年時点33才・1199年時点52才・坂東武者・最有力御家人・初代侍所長官・数々の武功を挙げる

和田義盛の父・伊吹吾郎

その他キャスト

北条政子・・・小池栄子(決定)・源頼朝の妻

北条政子のよくしゃべる妹・阿波局?・阿野全成(頼朝弟)の妻・実朝の乳母・・・宮澤エマ(決定)

北条時子・義時の異母妹・足利義兼の妻・芦田愛菜

北条義時と政子の母・伊東祐親の娘・岩下志麻

北条政子の侍女・木南晴夏

北条義時の恋人・北条泰時の母・阿波局?・・・山本美月

北条義時の最初の妻・姫の前・・・広瀬すず

北条義時の二番目の妻・伊賀の方・・・夏帆・ややワル?

北条義時の侍女・江口のりこ・義時に対し何かとうるさい設定

牧の方・北条義時の義母・宮沢りえ(決定)

大姫・頼朝の娘・南沙良(決定)

寒河尼・源頼朝の乳母・女地頭となる・黒木瞳

足利義兼・足利氏2代目当主・北条義時の妹、時子の夫・神木隆之介

北条政範・北条義時の異母弟・加藤清史郎

比企重子・能員の妻。比企尼の娘。政子に対抗的・ふせえり・比企は北条氏最大のライバル

比企尼・源頼朝の乳母・高畑淳子

北条泰時・義時の嫡男・執権政治の基礎を築いた・坂口健太郎・御成敗式目を作った人

北条時房(1175-1240)北条義時の超有能な弟・初代六波羅探題長官・初代鎌倉幕府連署・向井理

源義経・菅田将暉(決定)・源頼朝の弟

源範頼・頼朝の弟、義経の兄・迫田孝也(決定)

源行家・源頼朝のおじ・杉本哲太(決定)・鎌倉幕府倒幕に功績

源義家・八幡太郎義家・11世紀の武将・源頼朝や足利氏の祖・石坂浩二

阿野全成・頼朝の弟・新納慎也(決定)・源頼朝の良き相談相手のはず

藤原頼経・三寅・8才で四代将軍となる。28才で京都に戻される。・鈴木福

後白河上皇・似ても焼いても食えない「日本一の大天狗」・草刈正雄

後白河法皇の愛妾・川口春奈・策謀家

北条時政の後妻、牧の方・菜々緒・ちょいワルです

後鳥羽上皇・承久の乱を起こします。・ディーン・フジオカ

後鳥羽上皇の愛妾・剛力彩芽

源頼家・二代目将軍、暴れん坊将軍・金子大地(決定)

源実朝・三代目将軍・賀来賢人

土肥実平・阿南健治(決定)

木曽義仲・斎藤工・正式には源義仲

巴御前・広瀬アリス・義仲の恋人・武人でもある

藤原秀衡・奥州藤原氏・松重豊・義経をかくまう

藤原泰衡・奥州藤原氏・甲本雅裕

平時子(清盛妻)・石田ゆり子

平清盛・松平健(決定)

平知盛・清盛四男・「見るべきほどのことは見た」と自害・中村倫也

平宗盛・小泉孝太郎(決定)

静御前・松岡茉優・義経の恋人

常盤御前・板谷由夏・義経の母

若狭局・源頼家の妻・木村文乃

坊門信子・源実朝の妻・永野芽衣

亀の前・夏菜

土佐坊・児嶋一哉・義経暗殺に失敗・「とさぼう」だよ!

金売り吉次・荒川良々

武蔵坊弁慶・柳葉敏郎

北条宗時・片岡愛之助・北条義時のお兄ちゃん・武士政権計画の首謀者?

安達景盛・池松壮亮

三浦胤義(三浦義村弟)・野村周平

畠山重忠・中川大志(決定)

建礼門院徳子・新木優子・安徳天皇の母・平清盛の娘

梶原景季・溝端淳平

上総広常・加藤雅也・源頼朝に対し対等な姿勢でのぞむ

源三位頼政・岸部一徳・源氏で初めて三位まで登るけれども

以仁王・山田裕貴・後白河法皇の息子・清盛打倒に動き出す

曾我祐成・片寄涼太

曾我時致・伊藤健太郎

平賀朝雅(1205没)・ひらがともまさ・源氏の一族・北条時政の婿・将軍候補資格者、源頼朝の猶子・義時に殺害される・高杉真宙

藤原定家(1162-1241)・時代の記録を残した・柄本佑

伊東祐親・辻萬長(決定)

公暁・志尊淳・源頼家の息子・源頼朝の孫

琵琶法師・平家物語冒頭を歌い語る・滝田栄
以上

朝ドラ「スカーレット」・百合子(福田麻由子)・大野信作(林遣都)・松永三津(黒島結菜)・喜美子は何故TVを買わない?

2020年01月14日 | スカーレット
今週は「優しさが交差して」という題の週です。2020年の1月14日。

百合子(福田麻由子)が「かわいいな」と思います。絶世の美女ではない。でも表情やしぐさや声の出し方がかわいい。福田麻由子さんですね。子供の頃より柔和な顔になりました。「白夜行」とか「日本沈没」で拝見したことがあります。まだ少女でした。

信作は「ばあちゃんの死をきっかけに大きく変身」したはずですが、やっぱり子供の頃の気の弱さが残っているという設定みたいです。林遣都さんは主役もしている俳優さんなのですね。今回初めて見たわけじゃなさそうです。前も見ていた。しかし今回しっかりと名前と顔を認識しました。いい役をもらったのでは、と思います。百合子と幸福になっていただきたい。

松永三津(黒島結菜)。ツイッターなどを見ると、今回初めて「見た」という方も多い。そして「うざい」という方も多い。そういう役だから、当然です。「アシガール」とかを見ると、印象が変わると思います。なんならスペックサーガの黒島結菜、つまり「ニノマエイト」です。まあこれは見ないかな。

前に「出ても損な役」と書きましたが、損しています。でもNHKには「アシガール」で主演をさせてもらっていますからね、断れない。「朝ドラの主役だってできたはず」と思うと、かわいそうです。

物語は「ひたすら室内、狭い空間」で続いていきます。作業場と居間。これしか舞台がありません。そこで夫婦の「優しさのすれ違い」と松永三津のうざい行動ばかりを描いていく。

「世界が狭すぎるではないか」と思います。舞台は1970年、昭和45年だと思います。でもキックボクシングの沢村忠のほかは時代背景を探る手段がありません。

だって「TVすら持っていない」のです。「我慢が美徳だった時代」は終わって、昭和45年ならTVの普及率はほぼ100%です。カラーTVすら25%。

作者の水橋さんは昭和39年の生まれです。自分が6歳の時、TVがない家庭など「ほとんどなかった」という記憶がないのでしょうか。それともモデルになった方の家に本当にTVがなかったのか。ネットの情報ですが、離婚後相当困窮なさったようです。実際にTVがなかったかもしれない。しかしドラマは設定が違います。徐々にですが、豊かになり、喜美子も陶器を大量に作れば、収入が得られるという設定になっている。

生活はできている、百合子も働いて給料をもらっている、でも貧乏だからとTVを買わない。1970年なのに。ドラマの設定として、あまりにリアリティがありません。「貧乏、我慢の強調もほどほどに」と思います。そもそも「ちゃぶ台なんか本当にひっくり返していた家庭」なんか少ないと思います。食料を大切にするのです。貧乏なのです。料理をひっくり返すわけがない。一部にはあったでしょうが、非常に特殊です。

TVがない設定なので、喜美子や八郎さんは「外部の空間」を知りません。ニュースも見てない感じ。だから三津から「新しい情報」を手に入れようとします。江戸時代か!その三津だって「ヒッピー」だったはずなのに、ベトナム反戦にも興味を持たず、今はTVのない家でお手伝いをして、八郎さんにまとわりつくだけの生活です。

関西が舞台なら大阪万博が1970年です。映画「20世紀少年」の時代です。20世紀少年たちが子供だった時代です。「たけし」などまさに20世紀少年のはずなのに、あれほど情報過疎状態では19世紀少年になってしまいます。

私が、どうしてTVにこだわるのか。それは「ドラマの中に時代の情報が少しも反映されない」からです。オリンピックも、大阪万博も、アポロの月着陸も反映されない。そして「ひどい公害、環境問題」も、あの頃の人々の今とは違った「生活意識」も少しも反映されない、、、それは「もったいない」と思います。

あまりに狭い世界で、夫婦と家族と三津だけがなにかをやっているドラマ。超高度成長期だから面白い時代なのに、時代の雰囲気や情報を取り入れない。惜しい脚本だと思います。

私は戸田恵梨香さんを応援しているので、これからも一応見ますけれども。