NHKで「獄門島」を放映してました。新版です。BSでは市川崑版のかつての「獄門島」も放映していました。
「こんなに違うものか」というのが感想です。
犯人だけは「NHK版」の方が原作に忠実です。映画版は「女性を犯人にする」という映画シリーズの目的のため、原作にはない司葉子さんという「女犯人」を作り出しました。
でもNHK版。「新しい」というより「実に変な」金田一耕助です。全く魅力がない。
他の俳優陣も同じです。早苗、和尚、お小夜、細かくは竹蔵に至るまで、「俳優の力」が違いすぎて、もう「格が違う」というほどの違いで、ほとんど「同じ作品」とは思えませんでした。
獄門島。
ドラマ「トリック」は細部まで横溝正史へのリスペクトが満ちた作品で、主人公の山田奈緒子の出身地は「黒門島」(コクモントウ)です。
犬神家の一族も名作ですが、映画「獄門島」も素晴らしい作品です。トリックの演出家がリスペクトしたい気持ち、よくわかります。
でも、映画版の「獄門島」を見て、「素晴らしい俳優さんたちはみな死んでしまったな」と、「なんだか悲しい気持ち」になりました。
司葉子さんは存命です。金田一の石坂浩二さんも存命です。三人娘の一人、浅野ゆう子さんもむろん生きています。お小夜の草笛光子さんも。
でも「亡くなった方」があまりに多い。
まず早苗役の大原麗子さん、本当に綺麗です。が、亡くなりました。それから床屋の娘の坂口良子さん。この二人の女優さんは早くして亡くなった。実に惜しいことです。
和尚役の佐分利信さん。分鬼頭の大地喜和子さん。それから、大滝秀治さん、三木のり平さん、加藤武さん、小林昭二さん。内藤武敏さん。東野英治郎さん。松村達雄さん。稲葉義男さん。
主要な登場人物は全て亡くなってしまいました。
映画とTVドラマでキャストを比べるのは「酷」ですが、それにしても「映画版」の俳優さんたちの力は凄すぎるなと、見比べて思いました。
NHKの新版は一度見ればもう十分です。映画版は何回みても飽きることことがない。それほどに素晴らしい作品です。
「こんなに違うものか」というのが感想です。
犯人だけは「NHK版」の方が原作に忠実です。映画版は「女性を犯人にする」という映画シリーズの目的のため、原作にはない司葉子さんという「女犯人」を作り出しました。
でもNHK版。「新しい」というより「実に変な」金田一耕助です。全く魅力がない。
他の俳優陣も同じです。早苗、和尚、お小夜、細かくは竹蔵に至るまで、「俳優の力」が違いすぎて、もう「格が違う」というほどの違いで、ほとんど「同じ作品」とは思えませんでした。
獄門島。
ドラマ「トリック」は細部まで横溝正史へのリスペクトが満ちた作品で、主人公の山田奈緒子の出身地は「黒門島」(コクモントウ)です。
犬神家の一族も名作ですが、映画「獄門島」も素晴らしい作品です。トリックの演出家がリスペクトしたい気持ち、よくわかります。
でも、映画版の「獄門島」を見て、「素晴らしい俳優さんたちはみな死んでしまったな」と、「なんだか悲しい気持ち」になりました。
司葉子さんは存命です。金田一の石坂浩二さんも存命です。三人娘の一人、浅野ゆう子さんもむろん生きています。お小夜の草笛光子さんも。
でも「亡くなった方」があまりに多い。
まず早苗役の大原麗子さん、本当に綺麗です。が、亡くなりました。それから床屋の娘の坂口良子さん。この二人の女優さんは早くして亡くなった。実に惜しいことです。
和尚役の佐分利信さん。分鬼頭の大地喜和子さん。それから、大滝秀治さん、三木のり平さん、加藤武さん、小林昭二さん。内藤武敏さん。東野英治郎さん。松村達雄さん。稲葉義男さん。
主要な登場人物は全て亡くなってしまいました。
映画とTVドラマでキャストを比べるのは「酷」ですが、それにしても「映画版」の俳優さんたちの力は凄すぎるなと、見比べて思いました。
NHKの新版は一度見ればもう十分です。映画版は何回みても飽きることことがない。それほどに素晴らしい作品です。
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