鏡海亭 Kagami-Tei ウェブ小説黎明期から続く、生きた化石? | ||||
孤独と絆、感傷と熱き血の幻想小説 A L P H E L I O N(アルフェリオン) |
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第59話「北方の王者」(その1)更新! 2024/08/29
拓きたい未来を夢見ているのなら、ここで想いの力を見せてみよ、 ルキアン、いまだ咲かぬ銀のいばら! |
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連載小説『アルフェリオン』第49話(その3)の一部訂正
連載小説『アルフェリオン』第49話・その3(前回アップ分)を、次のように訂正します。二行分、位置を移動させます。内容そのものは変えていませんが。
【訂正前】
「ルチア……」
呆然と見つめるルキアン。彼の瞳をルチアが見返した。
「優しさに流されず、しかし優しさを忘れてはいけない。闇を受け入れ、しかし闇に飲まれてはいけない」
目まいがする。再び足元や身体の感覚が曖昧になり、視界が霞み始める。ルチアの姿が逆巻く風の向こう側に消え、彼女の声だけが聞こえた。
あらゆる人間は闇を内に秘めている。
しかし人は闇を忌み嫌う。なぜなら……
それが自身の本質の一部であることを認めるのが、あまりにおぞましいから。
それでも、光と闇との間で、理性と獣性との間で揺れるのが人間という存在。
獣でも天使でもない私たちの姿。
そんな、どうしようもなさを受け入れた先に、一寸の光が見える。
「僕には、そんなこと、急には無理だよ。だけど、それでも……」
ルキアンは力無くつぶやいた。
【訂正後】※赤字の部分を移動しました。
「ルチア……」
呆然と見つめるルキアン。彼の瞳をルチアが見返した。
「優しさに流されず、しかし優しさを忘れてはいけない。闇を受け入れ、しかし闇に飲まれてはいけない」
「僕には、そんなこと、急には無理だよ。だけど、それでも……」
ルキアンは力無くつぶやいた。
目まいがする。再び足元や身体の感覚が曖昧になり、視界が霞み始める。ルチアの姿が逆巻く風の向こう側に消え、彼女の声だけが聞こえた。
あらゆる人間は闇を内に秘めている。
しかし人は闇を忌み嫌う。なぜなら……
それが自身の本質の一部であることを認めるのが、あまりにおぞましいから。
それでも、光と闇との間で、理性と獣性との間で揺れるのが人間という存在。
獣でも天使でもない私たちの姿。
そんな、どうしようもなさを受け入れた先に、一寸の光が見える。
◇
ルキアンが自分には無理だと言ったのは、ルチアのいう「優しさに流されず、しかし優しさを忘れてはいけない。闇を受け入れ、しかし闇に飲まれてはいけない」ということに対してでした。彼は、カセリナへの攻撃をためらったように、他人を傷付けたくないという「優しさ」にすぐに流されてしまいますし、反面、いったんキレるとそのカセリナに対して容赦のない攻撃を加えるなど、闇の力にたちまち飲み込まれてしまいそうにもなります。
ソルミナの幻の世界で、ルキアンは己の中の闇と向き合い、それを受け入れる決意をしました。でも、「闇に飲まれてはいけない」ということについて本当は自信がないということを、ルキアンはよく自覚しているのですね。
ところが、前回にアップした内容のままだと、闇を己の一部として受け入れることは無理だとルキアンが言っているように読めてしまいます(汗)。彼は、闇を受け入れること自体は拒否していませんから、それでは今までの話と矛盾します。
ということで、セリフの位置を入れ替えました。申し訳ない。
私の頭の中では話がつながっていたのですが…。
よく読んでみたら変でした(^^;)。
鏡海
【訂正前】
「ルチア……」
呆然と見つめるルキアン。彼の瞳をルチアが見返した。
「優しさに流されず、しかし優しさを忘れてはいけない。闇を受け入れ、しかし闇に飲まれてはいけない」
目まいがする。再び足元や身体の感覚が曖昧になり、視界が霞み始める。ルチアの姿が逆巻く風の向こう側に消え、彼女の声だけが聞こえた。
あらゆる人間は闇を内に秘めている。
しかし人は闇を忌み嫌う。なぜなら……
それが自身の本質の一部であることを認めるのが、あまりにおぞましいから。
それでも、光と闇との間で、理性と獣性との間で揺れるのが人間という存在。
獣でも天使でもない私たちの姿。
そんな、どうしようもなさを受け入れた先に、一寸の光が見える。
「僕には、そんなこと、急には無理だよ。だけど、それでも……」
ルキアンは力無くつぶやいた。
【訂正後】※赤字の部分を移動しました。
「ルチア……」
呆然と見つめるルキアン。彼の瞳をルチアが見返した。
「優しさに流されず、しかし優しさを忘れてはいけない。闇を受け入れ、しかし闇に飲まれてはいけない」
「僕には、そんなこと、急には無理だよ。だけど、それでも……」
ルキアンは力無くつぶやいた。
目まいがする。再び足元や身体の感覚が曖昧になり、視界が霞み始める。ルチアの姿が逆巻く風の向こう側に消え、彼女の声だけが聞こえた。
あらゆる人間は闇を内に秘めている。
しかし人は闇を忌み嫌う。なぜなら……
それが自身の本質の一部であることを認めるのが、あまりにおぞましいから。
それでも、光と闇との間で、理性と獣性との間で揺れるのが人間という存在。
獣でも天使でもない私たちの姿。
そんな、どうしようもなさを受け入れた先に、一寸の光が見える。
◇
ルキアンが自分には無理だと言ったのは、ルチアのいう「優しさに流されず、しかし優しさを忘れてはいけない。闇を受け入れ、しかし闇に飲まれてはいけない」ということに対してでした。彼は、カセリナへの攻撃をためらったように、他人を傷付けたくないという「優しさ」にすぐに流されてしまいますし、反面、いったんキレるとそのカセリナに対して容赦のない攻撃を加えるなど、闇の力にたちまち飲み込まれてしまいそうにもなります。
ソルミナの幻の世界で、ルキアンは己の中の闇と向き合い、それを受け入れる決意をしました。でも、「闇に飲まれてはいけない」ということについて本当は自信がないということを、ルキアンはよく自覚しているのですね。
ところが、前回にアップした内容のままだと、闇を己の一部として受け入れることは無理だとルキアンが言っているように読めてしまいます(汗)。彼は、闇を受け入れること自体は拒否していませんから、それでは今までの話と矛盾します。
ということで、セリフの位置を入れ替えました。申し訳ない。
私の頭の中では話がつながっていたのですが…。
よく読んでみたら変でした(^^;)。
鏡海
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